
年2回の恒例、アメジスト香港主催による大規模セミナーが、赤坂アークヒルズクラブにて開催されました。今回は、北米不動産投資で知られているウォルトンインターナショナルから、ムン・ヨンオ氏による「ミレニアル世代が米国不動産を買い漁る」。酒匂隆雄氏と川口一晃氏の対談、そして伝説の為替ディーラー若林栄四氏と、ワカバヤシエフエックスアソシエイツ代表取締役の川合美智子氏による世界マーケットの見通しなど、盛りだくさんの内容で行われました。今回は、そのポイントをまとめてみました。
第4部 若林栄四×川合美智子 「世界マーケットはこう動きたがっている」は、「フライングバックジャパン」の特別編としてご紹介しております。
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北米不動産開発のウォルトンインターナショナルから、ムン・ヨンオ氏が来日。まず、ムン氏がお話された内容をまとめてみました。

ウォルトンインターナショナルは北米の不動産会社です。カナダカルガリーで創業し、未開発地プロジェクトを主業務にしています。
これは、カナダや米国の成長著しい未開発地の用地を買収し、開発するものです。現在、世界中に9万3000人の顧客がおり、そのうち日本は3000人いらっしゃいます。
これまで日本円にして1700億円を還元し、総額41億米ドルの資産を所有しています。不動産投資というと、コンドミニアムなどの完成不動産を購入し、それを貸し出して賃料を得るというイメージが強いと思いますが、未開発地プロジェクトとは、まず用地を買収した後、開発、造成をした後、デベロッパーなどに売却するところまでを行います。
その際、より多くの投資家に投資機会を持っていただくため、買収した土地を小口分売し、その所有権を投資家の方々に販売します。そして、その土地をより高い金額でデベロッパーなどに売却できれば、リターンが得られます。つまり、弊社の北米不動産投資の最大の狙いは、不動産の売却益の獲得にあります。

1ユニット10,000USDという最小単位での小口分売という仕組みを利用して投資をして頂きますので、少額の投資でも米国やカナダの不動産の所有者になって頂くことが出来ます。1プロジェクトにつき、95%が投資家による共有持ち分であり、残りの5%は当社が所有します。まさに売却まで、投資家と私たちは運命共同体といっても良いでしょう。
購入額は1ユニット1万USドルなので、日本円にして103~104万円程度です。共有持ち分は転売可能ですが、買い手を見つける必要があります。転売はそう簡単ではないので、長期投資を前提にすることをお勧めします。
現在の米国住宅市場ですが、リーマンショックで大きな下げに見舞われたものの、現在の住宅価格は成長基調に入ったところです。米国の人口は、2000~2014年で3600万人以上も増えました。これはカナダの総人口に等しく、日本では、関東地区の人口と同じくらいです。これはカナダの総人口に等しく、日本では、関東地区の人口と同じくらいです。年間300万人ペースです。2050年には総人口が4億人になるでしょう。
特に昨年あたりからはミレニアル世代の台頭によって、不動産市況は一段と明るさを増してきました。というのも、ミレニアル世代が結婚し、子供をもうけ、住宅購入へとつながってきたからです。ミレニアル世代による不動産購入意欲の高まりは、今後もしばらく続き、米国不動産市況を下支えしていくでしょう。

ムン・ヨンオ
Business Relationship Manager
Walton International Group
ホームページ : Walton International Group
