若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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バイデン次期大統領に期待すること

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大統領選挙が終わった。

かねてより、この選挙は三流人物同志の対決と申し上げてきた。

トランプはブルームバーグが言う如く詐欺師である。おまけに人間の心を持たない冷たい男である。何よりも無責任である。選挙に負けたからといって、公式の場に姿を現さず、子供のように拗ねている。その間にコロナウィルスは猛烈な勢いで感染者を増やし、一日の患者増が14万人を超え死者が1400人を超えるなどまさに危機であるが、この大統領は拗ねて出てこず、ゴルフを毎日のようにやっている。もちろんコロナについてはツイッターでも全く触れない。およそ考えられる指導者像とは隔絶した人間である。

当然のように選挙で負け一期のみのルーザー大統領になった。

他人のことはルーザーのバカのチョンの、と罵倒するが、自分がそうなったのは誰のせいでもなく本人のせいである。選挙に負けた腹いせで、民主党による不正選挙を言い立てているが、まともな人は誰も相手にしない。何を血迷ったか、この期に及んで国防長官を首にするなど狂気の沙汰である。

負けるとは信じていたが,こんな奴が再選されたら、本当に米国は滅茶苦茶に破壊されつくされただろうと恐ろしくなる。このような人間に72百万票もいれる米国民も恐ろしい。

このペテン師に簡単に騙される人間がこれだけいるということである。

 

バイデンが勝って本当に良かった。

このオジサンもやはり三流人材である。若い時に学歴詐称で非難されたこともある、学歴コンプレックスであり、彼の掲げる政策は殆ど新味がなく、およそ人々の興奮を呼びおこす能力に欠けている。47年間政治に携わり一体どういう治績を上げたのかはっきりしない。

大統領選のディベートでトランプがバイデンに47年一体何をしてきたのかといわれてもしょうがない。

筆者は彼が民主党の予備選挙に出馬を決めたとき、まず予備選をクリアーできないだろうと決めていた。案の定選挙戦前半は全くダメで、3-4位につけていたが、サウスカロライナで黒人の票を固め初めて予備選で勝利した。

この辺からの流れは予定調和のように、その次の3月のスーパーテュースデイで勝利し一気に大統領候補の地歩を固めた。この時の成り行きはいかにもこの人は運命が味方しているという風に運命論者の筆者は解釈した。

それに比べてトランプは、コロナウィルスの猖獗(しょうけつ※)でやはり運命が味方しないというのがはっきりしていた。

ふたを開けると、このさえないオジサンが空前の77百万票(トランプ72百万票)を集めて勝利した。

この三流のバイデンの空前の得票は、もちろん相手がトランプだったから可能な数字である。このバイデン票の半分以上は、反トランプ票である。

筆者が10月27日に期限前投票に3時間ならんで投票したとき、長蛇の列で並んだ人々がみな真剣でやや暗い顔つきであったことを思い出す。これはオバマの時の投票者の明るい表情と熱心さとは別物であった。暗い顔つきはトランプ再選の恐怖である。真剣な表情はカリスマ性の全くないバイデンでトランプに勝てるだろうかという不安であったろう。

しかしこの凡人バイデンが、スーパーヒーローであったオバマの69百万票を8百万票も上回るというのは、もともと期待度が低いだけに驚きである。

如何に米国人がトランプの再選を阻むことに熱心であったかということである。

民主主義の破壊者であるトランプがあと4年やるという恐怖は、真剣な表情に現れている。なんとしてもトランプを破ることが国民的な課題であった。その課題は無事達成され、米国は民主主義を取り戻す一歩に踏み出した。

凡人なるがゆえに前途多難なバイデンだが、今年2月以降は憑き物が乗り移ったような快進撃である。期待が低いだけに、選挙と同じく思ったよりバイデン政権がうまくいくことも考えられる。

トランプの数々の犯罪を暴いて、徹底的に民主主義の敵を破壊することを期待している。

※猖獗(しょうけつ)
悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。

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