たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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5日の上海総合指数は0.42%高、エネルギー関連が買われる!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

5日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、売り買い交錯が続きましたが、大引けにかけて買われ、終値は0.42%高の3199.91ポイントで引けました。

セクター別では、ガス、石油開発、石炭、港湾・水運、不動産、電力、鉄鋼などが買われました。

一方、食品加工、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、白酒が売られました。

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5日(月)の創業板指数は0.20%高となりました。

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5日(月)の上海50指数は0.50%安となりました。

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先週、創業板指数の下げが気になると書きましたが、その後下げ続ける展開となりました。

5日になってようやく下げ止まったところです。

個人投資家のマインドが悪化しています。

元凶は新型コロナ禍が収まらないことです。

4日における発病ベースの本土新規感染者数は303人、無症状ベースでは1,249人でした。

28日と比べ、発病ベースでは2人増加、無症状ベースでは▲6人減少となりました。

地域別に発病ベースの新規感染者数をみると、四川が105人、チベットが64人、広東が63人、内モンゴル、海南が14人、遼寧が13人、山東が5人、黒竜江、江西、青海が4人、河南が3人、天津、浙江、湖南、陝西が2人、貴州、新疆が1人でした。

全体の新規感染者数はほぼ横ばいですが、地域別でみると、広東の発病ベースの新規感染者数が1週間前と比べ53人増えています。

深センで50人、広州で6人の新規感染者が出るなど今後、輸出に影響が及びかねない状況です。

10月1日から始まる国慶節休暇を始め、これから秋の行楽シーズンが始まります。

ゼロコロナ政策がすべての政策に優先されるといった現状では、9月も景気回復の遅れが心配されます。

そうした不安がマーケット全体の地合いを悪くしています。

個別銘柄では、食品加工、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、白酒など、ゼロコロナ政策で影響を受けるセクターに売りが出ています。

一方で、先週のブログでも触れましたが、国慶節明け後の10月9日には7中全会、10月16日からは第20回党大会が始まります。

次の5年間の共産党人事が決まる重要な大会です。

会合が始まるまでの間、経済、金融市場の安定を保つことが重要な政策課題の一つとなるはずだといった見方から、個人投資家の間には依然として根強い政策期待があります。

こうした投資家心理が、全体相場をかろうじて下支えしています。

セクター別では、エネルギー関連の上昇が目立ちました。

ロシア国営のガス会社であるガスプロムは2日、設備の故障を理由に、ノルドストリーム1へのガス供給を完全に停止すると発表しました。

グローバルで天然ガスを始め、エネルギー資源の需給ひっ迫が予想されることから、関連セクターが買われました。

また、大きく下げていた不動産関連が政策期待で買われています。

売り出尽くしで、上海総合指数は一旦、底打ちするだろうとみています。

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1日のハンセン指数は1.79%安、米国、本土株につれ安!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

1日(木)の香港市場は安寄り後、売りに押される展開となりました。

終値は1.79%安の1万9597.31ポイントで引けました。

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1日(木)の中国企業指数は1.79%安で引けました。

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参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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8月中旬以降、NYダウ、上海総合指数はともに下落トレンドを形成しています。

米国市場では、市場関係者たちはインフレの深刻さ、スタグフレーションの恐ろしさを軽視していたようです。

FRBの金融政策の重心が景気のオーバーキルを防ぐことよりも、インフレを徹底的に抑えることに置かれているのでは、欧米機関投資家はリスク資産のウェイトを落とさざるを得ません。

8月31日に発表された8月の中国製造業PMIは49.4で、前月よりも0.4ポイント改善したとはいえ、景気の拡大、縮小の分かれ目となる50を割り込んだままです。

国内外ともに新規受注指標は回復しており、購入側、販売側の価格指標も戻しているなど、内容は悪くないのですが、力強さに欠けます。

足元の中国経済はゼロコロナ政策や、猛暑、日照りなどによる電力不足の影響が出ています。

景気刺激策が相殺されたり、その実施が遅れたりしています。

全体相場が弱い中で、一部の不動産銘柄に資金が流入しています。

中国金茂(00817)が7.23%高、融信中国(03301)が4.00%高、緑城中国(03900)が2.96%高と上昇しています。

中国で初めての保障性賃貸住宅に関するREITが8月31日、上場しました。

証券監督管理委員会の李超副主席は上場式典に出席、講演を行っているのですが、そこで保障性賃貸住宅を含めインフラ設備に関するREITの発行を常態化させると発言しています。

保障性住宅とは、イメージとしてですが、日本の公団住宅のようなものです。

庶民向けの比較的安価な賃貸住宅を建設するのに、広く民間から資金を調達することで、こうした住宅の供給を増やそうといった話です。

資本市場を使って不動産市場を拡大させようとしています。

中国不動産業界の弱点として、高級物件が大量に供給されていて、それが住むための住宅ではなく、投資商品のように扱われていること、一方で、庶民や、若い世帯が必要とする住宅は大きく不足しているという点です。

国務院は、2020年から投資商品としての高級不動産市場を半ば強引なやり方で縮小させてきたわけですが、恒大集団のようなこうした商品ばかりを開発する業者に対する粛清は一段落しています。

大きな潜在需要のある住むための住宅の開発に向けた戦略がようやく動き始めようとしています。

既に、不動産ローンに対して優遇金利が適用されていますし、一部の地域では不動産取得者に対して厳しい制限を科す限購政策が緩和されたりしています。

日本のバブル崩壊を例に挙げて、表面的な一部のデータだけをピックアップして、中国もバブル崩壊だと主張する人が未だに後を絶ちません。

ですが、中国不動産の市場構造、ストックの量と質、需要サイドの特殊性などをしっかりと理解していない限り、社会主義国中国の不動産市場は理解できません。

中国の不動産は依然として成長余地の大きな産業です。

不動産はすそ野が広く、経済全体への波及効果の大きな業界で、ここを投資、消費の面から刺激することは、最も効果的に経済成長率を引き上げる方法です。

設備投資では、インフラ設備への投資が景気対策としてとても効果的ですが、当局はここでも資金調達の面で工夫をこらそうとしています。

これまでも、いわゆる公共投資や、それに準ずる投資に関して、民間から資金を引き出そうといろいろな方法がとられてきましたが、それほどうまくいっていません。

ですから、この種のREITも一気に増えると楽観視できませんが。

7中全会は10月9日から始まります。

党幹部の人事を決める第20回党大会は10月16日から始まります。

これから1か月ちょっとの間、政治的に敏感な時期となります。

足元で景気回復が鈍い以上、国務院はあらゆる方法を試しながら景気対策を発動する可能性が高いとみています。

引き続き本土の政策情報に注目です。

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29日の上海総合指数は0.14%高、薄商いの中、テクニカルに反発!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

29日(月)の上海総合指数は安寄り後、薄商いの中、戻す展開となりました。

終値は0.14%高の3240.73ポイントで引けました。

セクター別では、ホテル・レストラン、石油ガス開発、石炭、繊維、家電などが買われました。

一方、医療サービス、自動車、証券などが売られました。

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29日(月)の創業板指数は0.37%安となりました。

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29日(月)の上海50指数は0.70%安となりました。

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アジア主要市場の株価指数をみると、日経平均は2.66%安、韓国総合指数は2.18%安、台湾加権指数は2.31%安と大きく下げています。

ハンセン指数も0.75%安と下げています。

こうしたアジア全体が弱気相場の中、上海総合総合指数は小幅ではありますが上昇しています。

本土市場も、QFIIやストックコネクトを通じて外国人投資家も売り買いができる市場ですので、寄り付きこそ、国際市場における急落の影響を受けた需給面からのリスク回避行動による売りの影響を受けました。

しかし、他のアジア市場と比べ圧倒的に外国人による売買ウエイトが小さい分、場中は本土要因によって戻しています。

ただ、特別な好材料があったわけではありません。

両市場の売買代金をみると、8458億元で1兆元を大きく下回っています。

先週末と比べ9%少なく、薄商いの中、テクニカルな要因で上昇したといった感じです。

海外要因で下げただけなので、それ以上売りが続かなかったのでしょう。

気になるのは、先週水曜日(24日)以降、創業板指数が200日移動平均線を目前にして下げてしまった点です。

個人投資家のマインドが悪化している点です。

強気相場入りの一つの目安としてですが、創業板指数の200日移動平均線超えを期待していたのですが、それが少し遠のいた感じです。

新型コロナ禍に加え、四川、重慶や南方の猛暑や、電力不足が相場を重くしています。

こうした状況ですので、31日に発表される8月の製造業PMIが注目されています。

"7月の49よりは高いだろうが、景気判断の分かれ目となる50には届かないのではないか"といったところが市場コンセンサスです。

電力不足の影響が国家全体の経済にどこまで影響しているのか気になるところです。

28日における発病ベースの本土新規感染者数は301人、無症状ベースでは1,255人でした。

21日と比べ、発病ベースでは▲59人、無症状ベースでは▲209人減っています。

全体数の減少を好感し、29日はホテル・レストランに買いが入っています。

大陸の季節の変化は日本と比べて早く、多くの地域で既に過ごしやすい秋に入っています。

行楽シーズンを前に、このまま新型コロナが収まる兆しが更に強まれば、旅行サービス、白酒、消費関連などにチャンスがありそうです。

もっとも、海南島では感染者数が落ち着いてきたのですが、今度は四川省で増加しています。

しばらくの間は、感染者数の推移から目が離せません。

 

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25日のハンセン指数は3.63%高、イベントを前に買い戻し!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

25日(木)の香港市場は台風接近のため、前場は休場となりました。

後場寄りから買われ、そのまま上昇し、高値引けとなりました。

終値は3.63%高の1万9968.38ポイントで引けました。

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25日(木)の中国企業指数は4.31%高で引けました。

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参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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ハンセン指数、中国企業指数ともに、大きく上昇しています。

上海総合指数も0.97%ほど上昇していますが、場中、前日比でマイナスとなる局面もあり、香港の両指数ほどには強くはありません。

NYダウは上昇してはいますが、0.18%高に過ぎません。

本土関連の情報として、特に目立った買い材料はありませんでした。

売買代金は906億3000万香港ドルで、前日よりも84億9000万香港ドルほど減少しています。

半日立ち合いだから少なくて当然だといった見方もできますが、投資家サイドからいえば、立ち合い時間の長短は投資判断に影響しません。

グローバル投資家は26日のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が話す内容に注目しています。

インフレの状況をみてタイムリーに金融政策を調整するといったスタンスなので、見通しは不安定となりがちです。

要するに、金融政策の見通しは頻繁に変わりそうだということです。

とはいえ、市場は発言に反応するだろうと多くの投資家が思っている以上、イベントを前にポジションを調整しておきたいと考える投資家も多いでしょう。

ショートポジションをとっていた投資家などは、台風で前場、相場が立たないことで、焦ったことでしょう。

NY先物が上昇していたので、それで慌てて買い戻した投資家も多かったのだと思います。

24日に2.77%安となったハンセンテック指数は25日、6.01%高と大きく上昇しています。

JDドットコム(09618)が11.0%、ビリビリ(09626)が10.3%それぞれ上昇しています。

そのほか、百度(09888)、アリババ集団(09988)、美団(03690)、快手科技(01024)など、グロース銘柄が大きく買い戻されています。

米国景気が予想以上に悪ければ、インフレはある程度収まるでしょうが、供給サイドの要因が解消されない限り、高止まりしかねません。

パウエル議長の発言に一喜一憂せず、インフレ動向とその要因についてしっかりとウォッチしておきたいところです。

 

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22日の上海総合指数は0.60%高、持ち直す!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

22日(月)の上海総合指数は安寄り後、すぐに上昇に転じたのですが、後場に入ると狭いレンジでの値動きとなりました。

終値は0.60%高の3277.79ポイントで引けました。

セクター別では、VR関連、港湾水運、レジャー施設・旅行、石炭、ガス、自動車などが買われました。

一方、家電、証券、半導体・部品などが売られました。

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22日(月)の創業板指数は1.64%高となりました。

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22日(月)の上海50指数は0.21%高となりました。

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中国人民銀行傘下の全国インターバンク取引センターは22日寄り付き前、8月の最優遇貸出金利(LPR)について、引き下げたことを発表しました。

1年物は5BP引き下げ3.65%、5年物は15BP引き下げ4.3%となりました。

15日に1年物中期貸出制度(MLF)の金利を10BP引き下げ2.75%としていました。

通常、LPRはMLF金利と連動して動きます。

ですから、8月のLPRは引き下げられるということについては既に織り込み済みでした。

ただ、5年物は15BPも引き下げられており、この点についてはサプライズだったと言えるでしょう。

なぜ、長期金利を大幅に引き下げたかと言えば、厳しい不動産市場に対して支援する意図があったのだろうと考えています。

もっとも、相場への影響は限定的でした。

もし、利下げを好感して市場が上昇したのだとすれば、まず、寄り付きから高いはずです。

また、その恩恵を最も大きく受ける不動産がもっと買われるはずです。

不動産はすそ野の広い産業で景気を刺激する上でとても重要な産業です。

その点に注目すれば、国務院は景気対策に積極的に取り組んでいると評価できます。

しかし、22日の売買代金は両市場合わせてかろうじて1兆元を超えた程度で、先週末と比べ8%ほど減っています。

相場全体に与える効果も小さかったと言えそうです。

ストックコネクトを通じて海外から流入した資金量は13億2900万元の純流入なので、海外投資家は中国の利下げを好感しているかもしれませんが、その規模は特に大きいわけでもありません。

総括すれば、利下げに対する市場の反応は冷静だったということです。

金融をいくら緩和しようとゼロコロナ政策が実施されていたのでは、効果は限られます。

引き続きコロナ禍の状況が気になるところです。

21日における発病ベースの本土新規感染者数は360人、無症状ベースでは1,464人でした。

14日と比べ、発病ベースでは▲332人、無症状ベースでは▲156人減っています。

発病ベースについて、地域別にブレークダウンすると、海南232人、チベット55人、陝西16人、重慶11人、広東9人、福建8人、四川、新疆は4人、内モンゴル、甘粛は3人、山西、浙江、河南、湖南は2人、遼寧、上海、安徽、江西、湖北、貴州、雲南は1人です。

全体の患者数は減ってきてはいるのですが、感染地域はむしろ広がっています。

依然として収束には程遠い状況です。

大きな材料が出てこない限り、膠着した相場が続きそうです。

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