たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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13日の上海総合指数は0.49%安、重要統計発表を前に様子見!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

13日(月)の香港市場はイースターマンデーのため休場でした。

13日(月)の上海総合指数は安寄り後、狭いレンジでの値動きが続きました。

終値は0.49%安の2783.05ポイントで引けました。

セクター別では薬品、化工合成材料、建材などが買われました。

一方、通信サービス、通信設備、電子部品、半導体・部品、農産品加工などが売られました。

20200413A.png13日(月)の創業板指数は1.37%安となりました。

20200413B.png

13日(月)の上海50指数は0.39%安となりました。

20200413C.png

上海総合指数、創業板指数のチャートをみると、2営業日ほど前に株価は天井を打ち、一旦押し目を形成するような動きです。

出来高が少なくなっており、様子見状態と言えそうです。

3月31日(火)の常務会議では自動車消費の促進策や、インフラ投資拡大のための地方債発行枠の増加が発表され、4月3日(金)には預金準備率の引き下げが発表されました。

また、8日(水)には武漢市の都市封鎖が解除されました。

一連の政策発動や、新型コロナウイルス肺炎の収束を織り込む形で株価は上昇してきたのですが、それらが一巡した感があります。

中国国内とは対照的に、海外では依然として流行が拡大中です。

特に日本では、7日(火)に非常事態宣言が発せられたことで、感染者数の多い地方公共団体は、住民の外出自粛、一部事業者の営業停止を要請しています。

景気の一層の悪化が予想される中で、感染者数の拡大が続いており、医療崩壊に繋がるかどうかの瀬戸際だといった見方が広がったりしています。

アメリカも厳しい状況が続いています。

パンデミックの拡大は景気回復の足を引っ張り、株価を押し下げる大きな要因となっています。

14日(火)には貿易統計、16日(木)には不動産価格統計、17日(金)には1-3月期のGDP統計、3月の月次統計などが発表される予定です。

内容は悪いだろうと誰もが思っています。

予想よりもだいぶと悪いようですと、その後政策待ちとなるのでしょう。

予想ほど悪くないのであれば、多少の買いは入るでしょうが、逆に政策への期待が少し落ちるので、戻りは弱いだろうと見ています。

全体相場はあまり気にせず、新型インフラ投資関連など、中長期で狙いたい銘柄が下げるのを待ちたいところです。

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9日の上海総合指数は0.37%高、高止まり!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

9日(木)の上海総合指数は高寄り後、狭いレンジでの値動きが続きました。

終値は0.37%高の2825.90ポイントで引けました。

セクター別では通信サービス、医療機器サービス、化学製薬、食品加工、PC関連、メディア、保険、自動車などが買われました。

一方、養殖業、石油開発などが売られました。

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9日(木)の創業板指数は1.65%高となりました。

テクニカルにはダブルボトム形成、終値は25日、75日移動平均線を上回ってきており、底打ち感が高まっています。

20200409B.png

9日(木)の上海50指数は0.32%高となりました。

20200409C.png

新型コロナウイルス肺炎については、中国全体で正常化に向けて動き出しています。

上海市教育委員会は9日(木)、高校三年生、中学三年生については4月27日より授業を再開すると発表しました。

そのほかの年次については、流行の状況をよく観察し、分析した上で具体的な日程を決めるとしていますが、5月6日までにしっかりと授業再開に向けて準備をするように関係各所に通知しています。

1月23日10時、突然、交通が遮断され、全面的に都市封鎖された武漢市ですが、8日(水)に封鎖が解除されました。

生活が正常化されました。

武漢市における経済活動についてですが、4日(土)現在、一定規模以上の企業2853件の事業再開率は97.2%、従業員の帰還率は60.5%、電力使用量は前年同月比で8割程度に戻していると武漢市経済情報化局の党局長は発表しています。

経済活動は生活面よりも、一足早く正常化が進んでいます。

流行の度合いや、患者数の増加状況などの違いによって、各地方の経済、生活面での正常化は一律ではありません。

しかし、全体としてみれば今週に入り、正常化が急速に進み始めたと言えそうです。

中小型株を中心に、株価が戻り歩調となっているのは、そうした理由からだと見ています。

セクター間の動きをみると、RCS(Rich Communication Services)関連の22銘柄がすべてストップ高となりました。

RCSとは、欧米の通信キャリアによって結成された組織が、2008年に作ったアドレス、音声、映像、情報などに関する統一規格です。

RCSを採用すれば、通話をしたり、写真を送ったり、メッセージを送たり、スマホを使用したりする上で、あらゆることが一つの規格に統一されるので、ユーザーの利便性が飛躍的に高まるとみられています。

チャイナモバイル、チャイナユニコム、チャイナテレコムといった三大キャリアは8日(水)、揃って5G情報白書を発表しました。

この中で、5Gに関する内容を比べてみると、いずれもRCSがアプリケーションとして採用される可能性が高いようです。

欧米の世界統一規格を中国がいち早く実用化することで、関連メーカーは大きなビジネスチャンスを得るのではないかといった連想が働いたのだと思います。

世界は新型コロナウイルスのパンデミックで経済崩壊の危機に立たされています。

日本では世界に遅れこれから大流行が起こり、医療崩壊が起こるのではないかと懸念されています。

中国の健全性が目立ちます。

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6日のハンセン指数は2.21%高、他市場の上昇を好感!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

6日(木)の香港ハンセン指数は高寄り後、前場は戻り売りに押される展開でしたが後場に入るとまとまった買いが入り上昇、終値は2.21%高の23749.12ポイントで引けています。

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6日(木)の中国企業指数は1.70%高となりました。

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参考として、2020年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20200406C.png

ハンセン指数が底割れせず、持ち直す気配を示しているのは、原油先物価格が底打ちする可能性が少し見えてきたからだと考えています。

トランプ大統領は2日(木)、プーチン大統領、ムハンマド皇太子と個別に電話会談を行い、減産の仲介に乗り出しました。

4日(土)には、サウジアラビアがロシアと共同で1日当たり1000万バレル以上の減産を実施することに同意したと表明しています。

しかし、アメリカ・オイルシェル企業の利益を維持するために、減産に付き合うわけにはいかないとも述べています。

石油業界は混沌としています。

新型コロナウイルス肺炎のパンデミックにより原油需要が減少する中で、サウジアラビアが増産に踏み切り、ロシアが減産に協力することを拒んだことで2017年から続いた協調減産は3月末に破棄されました。

サウジアラビアも、ロシアも、アメリカのオイルシェル企業が増産する中での減産には不満です。

価格競争を起こすことでオイルシェル企業を潰すチャンスでもあります。

OPECと非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスは4日(土)、6日(月)に予定されていたテレビ会議を9日(木)に延期しています。

協調減産が再び決定されるかどうか依然として予断を許さない状況です。

トランプ大統領は5日(日)、サウジアラビアとロシアが原油の協調減産で合意しなければ関税を課すだろうと圧力をかけています。

こうした強硬策が逆効果になる可能性もありそうです。

ですから、原油価格がこのまま回復し、アメリカ・オイルシェル企業の危機が和らぐといった楽観論には違和感があります。

中国経済については、新型コロナウイルス肺炎は5、6月には完全にコントロール可能となり、下半期の経済は回復に向かうといった楽観的な見方が強まってきました。

アメリカのジョンズ・ホプキンス 大学は5日(日)、5日間のデータを分析した結果、アメリカ、イタリア、ドイツ、フランス、イギリス、ベルギーなどでは依然として新型コロナウイルスの蔓延が続いているが、イラン、スペインでは新たな患者数は減少傾向を示し始めたと指摘しています。

アメリカについては5日(日)、ニューヨーク州の1日の感染による死者の数は、減少に転じたとしています。

アメリカもピークアウトが近づいているといった見方が出てきました。

パンデミックについて決して楽観はできませんが、少しだけ収束の兆しが見えてきたことを市場は好感しています。

ただ、今後の市場見通しについては、原油の減産にしても、新型コロナウイルス肺炎の収束にしても、一筋縄ではいきません。

今後もボラティリティの高い状況が続くと予想しています。

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2日のハンセン指数は0.84%高、あや戻しか!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

2日(木)の香港ハンセン指数は安寄り後、戻り歩調となりました。終値は0.84%高の23280.06ポイントで引けています。

20200402A.png

2日(木)の中国企業指数は1.29%高となりました。

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参考として、2020年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20200402C.png

2日(木)のハンセン指数は日足チャートだけをみると、陽線を付けて戻してはいるのですが、出来高は少なく、売り物が出てこないので戻したといったような状況です。

4指数の動きをみると、TOPIX、NYダウが一旦ピークアウトして下げる中で、上海総合指数は横ばい圏で推移しています。

ハンセン指数はその中間のような値動きとなっています。

国際要因では、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、アメリカは医療崩壊を起こしかねない状況です。

トランプ大統領は31日(火)、感染拡大を受けて、「苦しい2週間になる」と発言、いろいろな対策を行ったとしても、アメリカ国内で10万~24万人の死者が出る可能性があると強調しました。

1日(水)のアメリカにおける累計患者数は2万2559人増えて16万3199人となりました。

世界最大規模です。

死者については2850人で452人増えました。

足元の厳しい状況、ピークアウトの兆しが見えないことで投資家はリスク回避姿勢を強めています。

一方、中国についてですが1日(水)、国家統計局による3月のPMIが発表されました。

結果は製造業で52.0、非製造業で52.3と、市場予想を大きく上回り、景気の拡大縮小の分かれ目となる50を超えるといった結果でした。

ただ、このデータは、前月と比べてどうであったかということを示すものです。

前年同月比で回復に至っているわけではありません。

その点はしっかりと割り引いて評価する必要があるでしょう。

市場が注目したのは、3月の操業再開率です。

大中型企業では96.6%まで回復、2月と比べると17.7ポイントも上昇しています。

この内、製造業だけのデータでは98.7%で13.1ポイントも上昇しています。

もっとも、操業は再開できても、実際のアウトプットは少しタイムラグがあって、上がってきそうです。

需要がまだ回復していないので、景気がすぐに戻るようなイメージではありません。

国務院常務会議が31日(火)に開かれ、自動車消費促進策を打ち出す方針が示されました。

購入補助金、車両購入税免税などの優遇措置が2年延長となったりしています。

また、地方政府が発行する建設国債の発行枠を拡大する方針も打ち出しています。

こうした政策が効いてくる4-6月期の景気は回復が望めそうです。

中国経済はポジティブサプライズがあるわけではないのですが、弱いながらも回復に向かうでしょう。

一方、グローバル、特にアメリカでの新型ウイルス肺炎の大流行は依然として、いつピークアウトするのか見通せません。

香港市場は今しばらく厳しい状況が続きそうです。

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30日の上海総合指数は0.90%安、様子見の展開!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

30日(月)の上海総合指数は大幅に安寄りした後、狭いレンジでの値動きが続きました。

後場に入りやや戻り歩調となったのですが戻りは弱く、終値は0.90%安の2747.21ポイントで引けました。

セクター別では種苗、養殖、農産品加工などが買われました。

一方、名所旧跡・旅行、通信設備、通信サービス、PC関連、電子部品、半導体・部品、メディア、非鉄金属などが売られました。

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30日(月)の創業板指数は2.28%安となりました。

20200330B.png

30日(月)の上海50指数は0.42%安となりました。

20200330C.png

ここ1週間の創業板指数と上海50指数の動きを比較して見ていただきたいのですが、上海50指数のリバウンドが、よりはっきりとしています。

これは、一つにはNYダウに代表されるように海外市場が戻り歩調となったことが要因だと思います。

大型株の方が外国人の買いが相対的に表れやすいからですが、先週の出来高推移をみる限り、むしろ減っているような状況です。

積極的に買ってくるというよりも、売り手が少なくなったことで戻しているような状態です。

もう一つ考えられるのは、国家隊が出動した可能性です。

ただ、これは出来高が増えていないことからして、そうであったとしても、小規模で、相場変動に影響を与えたというほどではないでしょう。

中小型株を代表する創業板指数の戻りが弱い点が大いに気になります。

こちらの出来高も低迷しており、投資家は様子見に徹しているといった感じです。

本土投資家たちが気にしているのは、新型コロナウイルスの蔓延です。

といっても、自国における蔓延を恐れているのではなく、パンデミックによる中国への再流入のリスクを恐れています。

データで確認しておきますと、3月29日(日)の中国の患者増加数は126人に過ぎません。アメリカが1万8093人、スペインが8189人、イタリアが5974人、フランスが4603人、ドイツが3965人で、これらの国では中国と比べ圧倒的に大きな数字となっています。

こうした状況で中国は28日(土)、現在有効な訪中査証、居留許可を有する外国人に対しても中国への入国を停止する措置を発動しました。

これは、外資企業の経営活動に大きな影響を与えるもので、今後、貿易が大きく停滞する可能性があります。

中国国内では着実に生産活動は回復しています。

景気が回復するのではないかといった期待も高まっています。

また、国内市場では預金準備率の引き下げ、利下げなど、さらなる金融緩和政策や、積極財政政策発動への期待が高まっています。

しかし、パンデミックによる貿易への影響に対する懸念が強く、投資家心理は悪化しています。

本土市場は暫く下値を探る動きになるのではないかと予想しています。

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