たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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13日の上海総合指数は0.33%高、3日続伸!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

13日(月)の上海総合指数は僅かに安寄り後、高値圏での売り買い交錯となりました。

ただ、大引けにかけては買いが優勢となり、ほぼ高値引けとなりました。

終値は0.33%高の3715.37ポイントで引けています。

セクター別では、石炭、石油、非鉄金属、港湾海運、化学などが買われました。

一方、レジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、半導体・部品、空港・空運、国防軍事工業などが売られました。

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13日(月)の創業板指数は1.17%安となりました。

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13日(月)の上海50指数は0.32%安となりました。

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本土市場のベンチマークとなる上海総合指数は3日続伸、6年来の高値を更新しました。

それに対して、創業板指数、上海50指数はいずれも下落しています。

説明のつきにくい(?)相場付きとなっています。

もっとも、リバウンド局面に入ってからの売買代金の動きをみると、創業板指数はほとんど目立った動きはないのですが、上海50、上海総合は明らかに大きく増えています。

どこからか(?)資金が市場に流入しているので指数は上昇しているわけで、誰が資金を流入させているのか(いわゆる政府系の国家隊、ファンド?)というところがポイントでしょう。

セクター間の動きをみると、エネルギー素材関連が大きく買われています。

中国でも、環境重視の政策が採られています。

習近平国家主席が主導し、2030年までに二酸化炭素排出量をピークアウトさせること、2060年までカーボンニュートラルを達成させることが長期目標となっています。

二酸化炭素排出権取引が7月16日から始まっています。

少し遡りますが、今年3月には、「風力発電、太陽光発電などの産業について健全で秩序ある発展を促すために金融支援の度合いを強化することに関する通知」が発表されています。

こうした取り組みが前のめりになって進んでしまい、供給制約が加わることで、エネルギー価格、素材価格が上昇しています。

9日に発表された8月の物価統計によれば、CPI上昇率は前月と比べ0.2ポイント下がり0.8%となったのですが、PPI上昇率は0.5ポイント上がり、9.5%となりました。

採掘業関連、素材関連の価格指数が急上昇しています。

足下でこうしたデータが出てきたことで、関連セクターの株価が政策とは逆行するような形で上昇しています。

一方、下げているセクターをみると、レジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、空港・空運など、秋のレジャーシーズンを受けて、足元で大きく買われていたセクターに売りが出ています。

特に悪材料があったわけではないのですが、一旦利益確定売りが一斉に出たということ、他のセクターに資金が移動したといったテクニカルな要因ではないかと思います。

9月20日(月)、21日(火)は中秋節のため休場となります。

10月に入ると1日(金)~7日(木)まで国慶節休場となります。

長期休場が意識されて9月後半は上値の重い展開となる可能性がありそうです。

第8回「酒匂x川口のゴールデンアワー」~珍問・難問なんでもござれ、楽しい質問に回答します~

9日のハンセン指数は2.30%安、ゲーム関連への管理強化が悪材料!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

9日(木)のハンセン指数は安寄り後、終日、売りに押される展開となりました。

終値は2.30%安の2万5716.00ポイントで引けました。

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9日(木)の中国企業指数は2.81%安で引けました。

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参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20210909C.png

8月下旬以降の4指数の動きをみると、TOPIX、上海総合指数がよく似た動きとなっています。

大きな上昇トレンドを形成しています。

ハンセン指数もそれなりに戻り歩調となっていたのですが、9日は急落しています。

この日は、ゲーム関連企業に対して再びネガティブサプライズがありました。

中央宣伝部、国家新聞出版署、中央ネット情報弁公室、文化旅行部などは8日、テンセント(00700)、ネットイース(09999)などのネットゲーム企業やネットゲームプラットフォーム、ネットゲーム映像ライブ配信プラットフォーム企業などを呼び出し、会議を行いました。

先日、「未成年者がネットゲームに没頭してしまうことをさらに一歩進んで厳しく管理し、切実に防止することに関する通知」、「文化娯楽領域の総合ガバナンス業務の展開に関する通知」を発表したが、これは社会の各方面から熱烈な反応があり、積極的な支持を得たと指摘しています。

その上で、改めて、未成年者に提供するネットゲームの時間の制約をしっかりと守り、如何なる形での未成年者に対するゲーム者登録の貸出サービスも許さないことを伝えました。

両通知をしっかりと守るよう強調しました。

その結果、ネットイースは▲11.03%、ビリビリ(09626)は▲8.89%、テンセントは▲8.48%、創夢天地科技(01119)は▲6.72%それぞれ下落しました。

これはネットゲーム関連企業に対する悪材料ですが、企業への管理、特にネット系企業、教育関連企業に対する管理が強化されるとの連想から、その影響は市場全体に広がりました。

アリババ(09988)は▲5.79%、JDドットコムは▲5.63%それぞれ下落しました。

教育関連の卓越教育集団(03978)は▲5.97%、新東方在線科技(01797)は▲4.66%下落しました。

また、フィナンシャルアドバイザー業務の違法行為を問われた海通証券(06837)が▲5.54%下落、地合いが悪い中、信用不安の出ている恒大関連株が売られました。

売りの目立つ相場でしたが、鉄鋼価格の上昇が好感され、重慶鋼鉄(01053)が7.56%、アンガン・スチール(00347)が6.23%上昇しました。

上昇トレンドに乗れそうで乗り切れない感じのハンセン指数ですが、上海総合指数は9日、悪材料が多い中でも、0.49%上昇しています。

当局は特定産業への管理を厳しくしていますが、一方で、イノベーションの加速を目的として北京取引所を設立するなど、資本市場改革を加速させています。

締め付けは解放とセットだとの認識で本土投資家は強気に転じているわけですが、こうした見方が正しいとすれば、早晩、ハンセン指数も上海総合指数を追う形で上昇トレンドがはっきりと出てくるでしょう。

第8回「酒匂x川口のゴールデンアワー」~珍問・難問なんでもござれ、楽しい質問に回答します~

6日の上海総合指数は1.12%高、優良株、小型材料株が急騰!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

6日(月)の上海総合指数は安寄り後、上昇、終日買い優勢の展開となりました。

終値は1.12%高の3621.86ポイントで引けています。

セクター別では、石油開発、飲料(白酒)、バイオ・医薬、半導体・部品、電子部品、証券などが買われました。

一方、種苗林業、レジャー施設・旅行などが軟調でした。

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6日(月)の創業板指数は4.06%高となりました。

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6日(月)の上海50指数は1.11%高となりました。

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上海総合指数の6日終値は、6月2日に記録した場中高値まで、あと8ポイント足らずまで迫っています。

ここを抜けると2月の年初来高値が見えてきます。

さらにそこを一山超えると、6年来高値となります。

一方、上海50指数は年初来安値近辺の値固めが終わり、やっと上昇に転じたところです。

創業板指数は8月26日の急落以来、はっきりとした下げトレンドが出ていたのですが、6日は急反発しています。

指数間でこれまで相場感は随分と差があったのですが、ここにきて地合いは大きく改善しています。

セクター別にみると、外国人投資家や機関投資家が好む白酒が上昇しています。

安徽迎駕貢酒(603198)がストップ高、酒鬼酒(000799)が7.83%高、新疆伊力特実業(600197)が6.31%高となりました。

高級白酒はどこも中間決算を見る限り、業績は市場予想通り、堅調でした。

これまで下げがきつかったことでバリュエーションが低下していました。

白酒のような利益率が高く、ある程度成長性もある優良株が買われるということは、内外の機関投資家のリスク回避姿勢がようやく収まり、正常化しつつあることを示していると思います。

また、証券セクターが買われています。

習近平国家主席は2日、中国国際サービス貿易交流会において、北京証券取引所設立の方針を示しました。

中国証券監督管理委員会は3日、記者会見を開き、北京証券取引所を設立すると発表しました。

5日には、上場規則など4つの関連規則に関する公開意見徴収案が発表されました。

さすがに習近平国家主席主導の政策だけに、関連組織の動きは早いのですが、当然、成果を出すべく、関連部門は今後、必至に取り組むことになるでしょう。

未上場のベンチャー企業株を取引する新三板市場の一段上位となる取引所を作るといった内容なのですが、イノベーションを加速させるための政策としては急所を突いていると思います。

如何に新市場に資金を集めるのか、決して簡単なことではないかもしれませんが、投資家の期待は大きく広がっています。

証券セクターは既に急騰してしまっていますが、それでもまだ上昇余地があるとみています。

第8回「酒匂x川口のゴールデンアワー」~珍問・難問なんでもござれ、楽しい質問に回答します~

2日のハンセン指数は0.24%高、風力発電セクターが急騰!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

2日(木)のハンセン指数は高寄り後、上昇したものの上値は重く、利益確定売りに押される展開となりました。

ただ、終値では前日比プラスを維持し、0.24%高の2万6090.43ポイントで引けました。

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2日(木)の中国企業指数は0.75%高で引けました。

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参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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ハンセン指数は小幅ながら4日続伸です。

底打ち感が高まっています。

意外だったのは、8月31日の上昇です。

前場は下げていたのですが、後場に入り大きく切り返しました。

寄付き直前に官製製造業PMIが発表されました。

結果は50.1で前月から0.3ポイント低下しました。

気になるのは新規受注です。

1.3ポイントも低下し49.6と拡大・縮小の判断の分かれ目となる50を割り込んでしまいました。

新規輸出受注、輸入はもともと50を割っていましたが、いずれも約1ポイント低下しました。

景気の減速感は非製造業の方が強く、非製造業PMIは前月よりも5.8ポイントも低下し、50を大きく割り込む47.5ポイントとなりました。

8月は新型コロナ禍の影響で経済活動が停滞しました。

その結果が今回のような意外な悪化となって表れています。

ただ、もう少し内容を細かく見てみると、生産経営活動予想は低下したとはいえ、0.3ポイント低い57.5に留まっています。

足下では新型コロナ禍は鎮静化に向かっており、経営者たちのマインドは決して悪くありません。

昨年の新型コロナ禍の反動が予想以上に大きかったことを考えると、9月は改善が望めそうです。

冷静な市場関係者がそうした分析をしたことで、31日の後場からは大きく戻したとみています。

この日の上昇で底打ち感は強まり、景気に対する過度の懸念もとりあえず払拭されたと思います。

また、景気の弱さは政策期待に繋がるといった面もあります。

個別セクターでは風力発電絡みの銘柄が急騰しています。

中国高速伝動(00658)が22.1%、新疆金風科技(02208)が18.7%、東方電気(01072)が18.6%上昇しています。

寧夏回族自治区発展改革委員会は8月30日、「寧夏回族自治区の老朽風力発電設備の更新における"大を以て小を変える"政策テストに関する通知」を発表しました。

これは、国家エネルギー局が「2021年における風力発電、太陽光発電設備の開発・建設に関する通知(意見徴収稿)」において発表している政策方針に沿ったものとなっています。

まず、地方によるテストが行われ、その結果を受けて、プロジェクトは全国展開されることになります。

運行年限、効率性指標、設備容量、プロジェクトの基準など、一連の細則がこのテストを経て決まるわけです。

この大プロジェクトが第一歩として風力資源の豊富で風力発電設備の老朽化が激しい寧夏回族自治区で行われるということで、関連銘柄に資金が流入したのです。

とはいえ、証券会社が一斉にこの話を以て風力発電を注目セクターとしたことが直接的な急騰要因といった方が理解しやすいかもしれません。

今後、受注が確実に増加する風力発電銘柄は中長期投資対象として有望です。

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30日の上海総合指数は0.17%高、売り買い交錯!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

30日(月)の上海総合指数は高寄り後、売り買い交錯となりました。

終値は0.17%高の3528.15ポイントで引けています。

セクター別では、石油、石炭、化学、非鉄金属、鉄鋼、電気設備、国防軍事工業などが買われました。

一方、証券、銀行、空港・空運、建材、白物家電などが売られました。

20210830A.png

30日(月)の創業板指数は0.45%高となりました。

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30日(月)の上海50指数は0.17%高となりました。

20210830C.png

7月下旬に大きく下げた3指数ですが、その後の戻りはまちまちです。

上海50指数が最も弱いのですが、創業板指数もすぐに戻しはしたのですが8月中旬以降、再び下落に転じています。

足下では不安定な値動きとなっており、30日の終値は5日移動平均線の下側にあります。

不思議なことに、上海総合指数だけが7月下旬の急落以降の高値近辺まで戻しています。

急落前の水準までほぼ戻しています。

これまでの経験では、国家隊などが株式市場安定化操作を行う場合、大型株を中心に買ってくることが多く、上海50指数の上昇が顕著であるケースが多かったのですが、今回はそうではありません。

だからと言って、国家隊による安定化操作が行われなかったとも言い切れません。

よく分からないが上海総合指数だけが強いといった相場となっています。

個別では、証券セクターに関して悪材料がありました。

証券関係者の話として「信用取引を使ってリスクを高めるような業務を規制する通達」が出ているようです。

信用取引によるヘッジ、上昇銘柄に更に買いを入れて上値を追うような取引について、証券監督管理委員会は監督管理を強化しているようです。

株式市場全体に対する規制を連想させるような内容です。

もっとも、規制強化の動きは今に始まったことではありません。

かなりの部分が織り込まれていると考えられます。

それ以上に、現時点で証券市場の規制をさらに強化するということは、証券市場に資金が流入するような政策が後に控えているのではないかといった連想が働きます。

いろいろな思惑が交錯するために、全体相場への影響は打ち消されたのかもしれません。

市況関係を除けば、国防軍事工業関連の上昇が目立ちました。

米中対立に加え米国軍のアフガン撤退なども加わり、国際情勢が不安定になっています。

それが中国軍事産業の成長期待へとつながっています。

航空機製造の江西洪都航空工業(600316)、衛星技術を持つ中国衛通集団(601698)あたりはストップ高となっています。

このセクターは中長期で買えそうです。

 

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