たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

ブログランキング

  • にほんブログ村 株ブログ 中国株へ

連載

田代尚機のチャイナリサーチ
中国に限らずグローバルな視点から、投資に役立つ経済、企業の話題を取りあげます。

発行:マネーポストWEB 詳細はこちら

書籍

リンク用バナー

当ブログはリンクフリーです。
バナー画像はこちらをお使いください。

トレトレブログ

トレトレ会員無料登録はこちら
トレトレスタッフブログ
トレトレ公式facebookページ
TRADETRADE Twitter
トレトレLINE@公式アカウント登録

5日のハンセン指数は0.59%安、ハイテク関連株が売られる!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

5日(月)のハンセン指数は安寄り後一旦、前営業日終値比でプラスに戻す場面もあったのですが上値は重く、買いは続きませんでした。

結局、始値を少し上回った辺りまで下げて引けています。

終値は0.59%安の28143.50ポイントとなりました。

20210705A.png

5日(月)の中国企業指数は1.36%安で引けました。

20210705B.png

参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20210705C.png

香港上場ハイテク株30社で構成されるハンセンテック指数は2.28%安となるなど、ハイテク株の下げが厳しくなっています。

指数ウェイトの高い銘柄では、アリババ(09988)が2.83%安、テンセントが3.57%安、美団点評(03690)が5.59%安と大きく売られています。

6月30日にニューヨーク市場に上場した滴滴出行(DIDI)ですが、7月4日、個人情報の収集に関して、"ネット安全法"で定める規定に著しく違反しているとして、アプリの新規ダウンロードが停止されました。

従来のアプリは使えるようですが、新たにダウンロードできないとなると、顧客獲得に響きます。

また、当局からは、国家が定める規定通りに、きちんと個人情報が守れるよう組織改革を迫られるとみられます。

時間がかかりそうなこと、コストがかかりそうなことから、今回の決定は滴滴出行の業績に大きな影響が出そうです。

とはいえ、滴滴出行は香港上場企業ではありません。

そういう点からいえば、無関係と思うかもしれません。

しかし問題は、当局のハイテク企業への管理姿勢の変化にあります。

アリババは昨年11月、金融関連会社アント・フィナンシャルの上場を直前で延期させられています。

さらに、独占禁止法違反で多額の罰金を科せられたことで、1-3月期の業績は大幅な赤字を余儀なくされています。

滴滴出行にしても、明らかに独占禁止法に違反しているのではないかと思われるような行為が過去にあっても、これまでは見逃してもらってきたといった経緯があります。

当局はイノベーション重視の方針からこれまでハイテク企業には法律を超えて自由な経済活動をさせてきたのですが、自由にやらせ過ぎて、社会に与える悪影響が大きくなってきたことから、ルール通りに企業を管理しようということになってきました。

こうした当局の姿勢の変化が改めて意識され、ネガティブサプライズとなりました。

ただ、マーケットは悲観一色というわけではありません。

たとえば、リチウム製品に使われる原材料などを生産する江西カン鋒リチウム(01772)は11.83%上昇しています。

炭酸リチウムの先物取引が開始されたことで、今後リチウム製品の価格形成が改善されるとの見通しから買われたようです。

また、長城汽車(02333)が6.73%上昇、BYD(01211)が4.97%上昇、吉利汽車(00175)が5.36%上昇するなど、自動車関連株が上げています。

自動車向け半導体の需給が改善しそうであるとか、原材料価格が落ち着きそうだとかいった見通しが市場で語られるようになってきました。

全体相場は弱いのですが、それでも循環物色は進んでおり、地合いは指数の下落が示すほどには悪くありません。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

1日の上海総合指数は0.07%安、バイオ医薬が買われる!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家の皆さん、こんにちは。

本日の香港市場は特別行政区設立記念日のため休場でした。

1日(木)の上海総合指数は高寄りした後は、終日売り買い交錯となりました。

終値は0.07%安の3588.78ポイントで引けています。

セクター別では、バイオ・医薬、飲料(白酒)、銀行などが買われました。

一方、国防軍事、証券、半導体・部品、通信設備、電子部品などが売られました。

20210701A.png

1日(木)の創業板指数は0.63%安となりました。

20210701B.png

1日(木)の上海50指数は1.05%高となりました。

20210701C.png

指数の動きだけをみると、上海50指数は1%ほど上げており、上海総合指数は前日終値比で、ごく小さなマイナスです。

創業板指数は下げてはいますが、日足チャートを見る限りでは、長い上昇トレンドが出ているので、少し利益確定売りに押された程度の下げとも見てとれます。

ただ、個別銘柄の動きをみると、この日取引のあった4355銘柄の内、上昇したのは1100銘柄に過ぎません。

中国共産党設立100周年記念式典が天安門広場で行われました。各界からその代表が7万人余り参加するなど、盛大に行われました。

習近平国家主席が講演を行ったのですが、その内容は日本のマスコミも盛んに報道しています。

講演が材料視されたりすることはもちろんありませんが、式典自体は相場に影響したと考えています。

この日売られたセクターを改めて書くと、国防軍事、証券、半導体・部品、通信設備、電子部品などです。

バイデン政権が誕生すると、アメリカはトランプ時代の同盟軽視ではなくなりました。

イギリス、カナダ、オーストラリアなどと協力して、対中強硬策を打ち出し始めています。

こうした状況に対抗すべく中国は、国防軍事産業や、半導体をはじめとしたハイテク製造業をより一層、重視し、強化しようとしています。

この記念式典で何か目新しい政策が打ち出されるわけではありませんが、投資家の視点からすれば、共産党が強いリーダーシップを発揮して、欧米諸国の圧力に屈しない強国を作り上げようとしているという点は重要です。

これらのセクターは5月中旬以降、人気化していたのですが、それがこの日、イベント通過となって売られたということです。

指数はあまり大きな影響を受けておらず、投資家心理自体は悪化していないようです。

中間決算がこれから8月末にかけて出てきます。

投資家の関心は業績好調銘柄に移る可能性があると考えています。

その答えの一つが、この日に上昇したバイオ医薬セクターや、白酒、銀行などではないでしょうか。

バイオ医薬についてはワクチンや治療薬で業績はよさそうです。

白酒は新型コロナ禍からの完全脱却で、宴会需要が増えそうです。

銀行については、金利上昇による利ザヤの拡大が望めそうです。

そのほか、個別の業績好調銘柄にも注目が集まりそうです。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

28日の上海総合指数は0.03%安、日柄調整!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家の皆さん、こんにちは。

28日(月)の上海総合指数は僅かに高寄りしたのですが、利益確定売りに押され下落しました。

もっとも、大引けにかけて戻しており、終値は0.03%安の3606.37ポイントで引けています。

セクター別では、バイオ・医薬、農業関連、電力、半導体・部品などが買われました。

一方、石炭、石油、空港・空運、ホテル・レストラン、銀行、証券、保険などが売られました。

20210628A.png

28日(月)の創業板指数は1.95%高となりました。

20210628B.png

28日(火)の上海50指数は0.40%安となりました。

20210628C.png

大型株、小型株の動きに大きな差が出てきました。

28日の上海50指数終値は25日移動平均線の下側にあります。

また、年初来高値(2月18日、場中)までは遠く、あと16.7%の上昇が必要な水準に留まっています。

一方、創業板指数の方は、移動平均線が低い方から順に200日、75日、5日ときれいに並んでいます。

さらに終値は、年初来高値(2月18日、場中)まで、あとわずか1.9%まで迫っています。

アメリカ市場は活況です。

NASDAQ総合指数は25日こそ前日比僅かにマイナスとなりましたが、24日は過去最高値を更新しています。

景気の過熱はそれほど心配することはないとの見通しから、金融緩和政策の変更が遠のいており、過剰流動性相場が続いています。

グローバル投資家がリスクテイクを続ける中で、本土市場も海外の資金は流入基調となっています。

ストックコネクトを通じた海外からの資金移動状況をみると、28日は40億5500万元の流出でしたが、25日は141億元の流入となりました。

これは5月27日以来の高水準です。

5月下旬ほどではないのですが、外国人は積極的にA株を買っているようです。

一方で、国内の機関投資家勢は短期的にはやや消極的なようです。

7月1日の香港返還記念日を間近に控え、当局による治安維持の強化が欧米との関係悪化を招くのではないかと言った懸念があります。

さらに、7月には中国共産党が結党100年を迎えます。

象徴的な意味でしかないのかもしれませんが、それでも、7月は経済面でも、政治面でも、安定が求められます。

株式市場に資金が大量に流入したり、資金が大きく回転するような相場は期待できそうにありません。

少なくとも、機関投資家が積極的に動くような局面とはなりにくいでしょう。

一方で、多くの個人投資家はそんなことはあまり深く考えません。

創業板指数のチャートをみればわかるように、小型材料株、特に、成長の核となるようなハイテク株には資金が流入し、回転し始めています。

共産党結党100年も、そうしたモメンタムが加速する方向に働きそうです。

昨年7月は、香港での政治的に不安定な状況が逆に本土株の急騰に繋がりました。

逆説的な見方ですが、政治的に不安定な時こそ、相場の上昇が都合がよいということです。

ファンダメンタルズ以外の要因から、7月に入れば本土機関投資家の投資スタンスも変わる可能性があります。7月の相場環境は好転すると予想します。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

24日のハンセン指数は0.23%上昇、続伸!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

24日(木)のハンセン指数は高寄り後、上昇したものの、上値は重く、その後は狭いレンジでの持ち合いとなりました。

終値は0.23%高の28882.46ポイントで引けました。

20210624A.png

24日(木)の中国企業指数は0.03%高で引けました。

20210624B.png

参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20210624C.png

イエレン財務長官は23日、予算案に関する上院・小委員会において、サプライチェーンのボトルネックが解消されることで物価は落ち着き、今年年末の物価上昇率は5%以下に収まるだろうと発言しました。

また、23日に発表された6月の製造業PMI(速報値)は前月を0.5ポイント、市場予想を1.1ポイントも上回る62.6となりました。

物価は今後落ち着く見通しなら、金利上昇を怖がる必要はありません。

しかも、景気はとても良いということで、グロース株が買われました。

23日のNASDAQ総合指数が連日の過去最高値を更新、グロース株の多い香港市場にも資金が流入することになりました。

ただ、この日は悪材料になるのではないかと思われる話もありました。

バイデン政権は23日、太陽電池メーカーの保利協キン能源(03800)など中国の5社・団体を新たにエンティティ・リストに加えると発表しました。

新疆ウイグル自治区の企業を狙った措置です。

米中関係がさらに悪化するといった話なのですが、香港市場ではほとんど材料視されませんでした。

ちなみに、24日の上海総合指数は0.01%高でした。

こちらも同じく材料視されなかったと言って良いでしょう。

これは目新しい話ではありません。

そもそも、エンティティ・リストを拡大しようが、個別企業への影響は多少あるでしょうが、マクロ経済への影響は殆どみられないと多くの市場参加者は考えていると思います。

アメリカ商務省はトランプ政権時代から中国企業のエンティティ・リスト入りを拡大させているのですが、それによって中国の経済成長率に影響が出たとは考えにくいからです。

エンティティ・リストに載る企業は濃淡はありますが、ほとんどが中国本土を主な営業基盤としています。

アメリカがそうした企業を排除するということの意味は、中国企業にダメージを与える攻撃的措置というよりも、中国企業からアメリカ市場を守るための防御的措置だということです。

マクロでみれば、中国にとって最大の輸出先はアメリカですが、アメリカが必要とする中国製品は主に汎用品が中心です。

中国ハイテク企業にとってアメリカ市場は、現時点では、それほど重要ではありません。

本土市場、香港市場の投資家が米中関係の悪化を気にするのは、あくまで政治的な決定的な対立が生じてしまうリスクです。

グローバル経済全体が不安定化する懸念、サプライチェーンが一部破壊される懸念、さらにいえば台湾海峡で有事が発生する懸念です。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

21日の上海総合指数は0.12%高、値固めが進む!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家の皆さん、こんにちは。

21日(月)の上海総合指数は安寄りしたのですが下値は堅く、売り込まれることはありませんでした。

ただ、上値は重く、結局終値は0.12%高の3529.18ポイントで引けています。

セクター別では、国防軍事、医療機器、農業、鉄鋼などが買われました。

一方、石炭、空港・空運、飲料(白酒)などが売られました。

20210621A.png

21日(月)の創業板指数は0.97%高となりました。

20210621B.png

21日(月)の上海50指数は0.68%安となりました。

20210621C.png

最近の各指数の動きをみると、上海50指数が6日続落しています。

内外の機関投資家は弱気です。

一方、創業板指数は3日続伸です。

創業板指数は先週の前半2日間の急落分をほとんど取り戻しており、2月18日以来の高値も見えてきました。

創業板市場の出来高は6月中旬以降、大きく増えています。

個人投資家は逆張りの姿勢を強めています。

上海総合指数は、両指数の上げ下げを足して二で割ったような動きとなっています。

アメリカでは、16日のFOMCの結果を受けて、金融政策変更への懸念が高まり、株安に沈んでいます。

国際市場の変調により21日のストックコネクトを通じた海外からのA株投資は、20億900万元の純流出となりました。

人民元対ドルレートをみると17日以降、人民元安に転じています。

資金流出圧力の高まりが、株安の要因といった解釈もできるかもしれません。

セクター動向では、国防軍事関連が大きく買われています。

同花順の国防軍事セクター指数(関連86銘柄で構成)が4.47%高と急騰しています。

86銘柄中1銘柄は取引がなく、下げたのはわずか3銘柄です。

10%以上上昇した銘柄が8銘柄あるなど、セクター全体に資金が流入しています。

G7の結果を見る限り、決して結束して中国に対峙するというところまで協調は進みませんでしたが、米英カナダは一丸となって対中強硬策を打ち出す構えです。

米中関係の悪化は長期的であり、国務院は軍事面での強化を進めるとの見通しから、セクター全体が買われているとみられます。

もう一つ上昇の目立つセクターがあります。

華為技術が開発したハーモニーOSに関連する銘柄が買われています。

金融システム全体に利用されるOSを開発するといった話が材料視されています。

サーバー用OSをアメリカ企業に頼るわけにはいかないという発想なのでしょう。

また、ハーモニーOSはデジタル通貨業務にも深く関連しているとみられています。

華為技術はアメリカから禁輸措置を受けています。

中国政府は華為技術を使って米中デカップリングに備えるつもりなのでしょう。

こうした本土内部の動きをみていると、米中関係の悪化は必ずしも悪材料とばかりは言えません。

個人投資家はこの悪材料を消化し、買い材料に昇華させようとしています。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
第5回 ゴールデンアワー
500円相当ビットコインプレゼント
アンケートに答えて500円相当のビットコインをゲット!
「これから始めるHSBC香港口座超入門書」2018年8月版
CCM香港 海外法人設立Wキャンペーン
香港ポスト
マカオ新聞

最近のブログ記事

月別アーカイブ

  • PVアクセスランキング にほんブログ村

▲ TOPへ戻る

スマホサイトを表示