たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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20日の上海総合指数は0.04%安、高値圏でのもみ合い!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

20日(月)の上海総合指数は安寄り後、利益確定売りに押されたのですが、すぐに持ち直しています。

ただ、後場に入ると高値圏でのもみ合いとなりました。

終値は0.04%安の3315.43ポイントで引けています。

セクター別では、厨房機器、電力設備、空港・空運、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、教育などが買われました。

一方、石炭、石油、証券、銀行、保険などが売られました。

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20日(月)の創業板指数は1.99%高となりました。

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20日(月)の上海50指数は0.38%安となりました。

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上海総合指数は前場、弱含みとなりました。

4月下旬を底値に2か月近く、上昇トレンドが続いています。

押し目らしい押し目もなかったので、ちょっとした悪材料でも売りの口実になるような状況です。

毎月20日の朝方に発表される6月の最優遇貸出金利ですが、1年物は3.70%、5年超は4.45%といずれも据え置きとなりました。

5年物については5月に引き下げられたばかりですが、1年物については2月から5か月連続で据え置かれています。

日本のマスコミなどは、据え置きが悪材料とみる向きもあるようですが、本土市場では金融緩和政策への期待はそれほど高くないとみています。

上海50指数は0.38%安と軟調でしたが、創業板指数は1.99%高と強い動きとなっています。

個人の物色意欲は依然として高水準です。

相変わらず、政策絡みのセクターに資金が流入しています。

財聯社が17日に伝えたところによると、工業情報化部など5部門は「軽工業の質の高い発展を推し進めることに関する指導意見」を発表したそうです。

家庭用電器、照明などの川下製品に対する規格標準を厳しくし、空調、冷蔵庫、温水器の省エネや、照明の高効率化を促進し、自然分解材料や低揮発性有機化合物塗料といった環境にやさしい軽工業製品の消費を促進させるとしています。

更に、政府が積極的に環境にやさしい製品の購買を促進したり、条件の整った地方政府が環境にやさしいAI家電の農村への普及政策、買い替え需要の促進政策を打ち出すことを支持するとしています。

この政策が好材料となって厨房機器関連が大きく買われています。

国家エネルギー局は16日、5月の全国電力工業統計を発表しました。

それによると5月累計の発電装置(容量)は7.9%増の33万MWとなりました。

この内、風力発電装置は17.6%増の3万4000MW、太陽光発電装置は24.4%増の3万3000MWとなりました。

これを好感して、電力設備セクターが大きく買われています。

新型コロナに関しては随分と落ち着いてきました。

19日における発病ベースの本土新規感染者数は14人、無症状ベースでは10人となりました。

12日と比べると、順に▲55人、▲64人それぞれ減少しています。

空港・空運、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行といった新型コロナ禍で悪影響を受けるセクターが買われています。

そのほか、16日にも紹介した教育関連が引き続き相場になっています。

グローバル市場とは真逆の地合いとなっていますが、セクターで見れば、原油価格の下落によりエネルギー関連が売られており、グローバル経済の減速懸念で金融が売られたりしています。

ただ、本土金融市場の開放度は相対的に低く、外部からの影響による金融政策上の制約はほぼありません。

また、内需の規模が十分大きい上、社会主義国で国家のマクロコントロール力が強いことから、国際的な景気減速の影響も受けにくいとみられます。

こうした点も、本土市場がグローバル市場と比べ、強い要因と言えるでしょう。

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16日のハンセン指数は2.17%安、寄り付き天井!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

16日(木)のハンセン指数は高寄りしたものの、終日売りに押される展開となりました。

終値は2.17%安の2万845.43ポイントで引けました。

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16日(木)の中国企業指数は2.60%安で引けました。

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参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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ここ1週間の4指数の動きをみると、上海総合指数はしっかりとした上昇トレンドが出ていますが、NYダウ、ハンセン、TOPIXはいずれも下落トレンドとなっています。

ハンセン指数は主に欧米機関投資家のリスク許容度低下による影響を受けて下落したと考えてよいでしょう。

なぜ欧米機関投資家がリスク回避に動きているかは、日本のマスコミが盛んに報道している通りです。

FRBは15日、0.75%の利上げに追い込まれており、景気のオーバーキルが懸念されます。

そもそも、中央銀行が権限を持つ金融政策では足元で起きている供給サイドに起因するインフレを止めることは困難です。

スタグフレーション懸念が強まっており、NYダウは底打ちの時期が全く読めません。

一方、本土市場は、新型コロナ禍からの回復、それに伴い五月雨式の景気対策が出てくるとの期待が相場を支えています。

中国企業が中核銘柄であるハンセン指数は、ファンダメンタルズの面からの下支えがある分、米国、日本市場よりは多少状況は良いのかなと思います。

セクターでは、教育関連が急騰しています。

天立教育国際(01773)が105.06%高、新東方在線科技(01797)が72.71%高、光正教育国際(06068)が49.48%高、思考楽教育(01769)が44.87%高と暴騰しています。

新東方在線科技が6月に入って始めた英語を使ったライブ販売がティックトックでバズッたそうです。

6月2日の終値は3.650香港ドルでしたが、6日(月)から9連騰、16日の終値は28.6香港ドルに達しています。

この間、株価は7.8倍に爆騰しています。

昨年7月に当局が、民営企業による学校の補習塾経営を事実上禁止する措置を採ったことで、業界全体で厳しい状態が続いています。

大人への教育事業への転換など、各社が生き残りのための業態転換を手探りで始めています。

今回、英語を使ってライブ販売を行うことで、英語を勉強できてしまうといった奇抜なアイデアが若者に受けたようです。

一過性で終わるのか、事業として収益の柱に育っていくのか、見極めがなかなかつきませんが、何でもまずやってみるといった企業家の行動には好感が持てます。

各社がマネするといった見方があるのでセクター全体が買われています。

これから中国で景気回復が進めば、何かしら物色対象は出てきそうです。

そうした観点からも、香港市場にはチャンスがありそうです。

 

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13日の上海総合指数は0.89%安、売り買い交錯!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

13日(月)の上海総合指数は安寄り後、売り買い交錯となりました。

終値は0.89%安の3255.55ポイントで引けました。

セクター別では、教育、貴金属、自動車・部品、化学などが買われました。

一方、不動産、空港・空運、貿易、電力・ガス、銀行、証券などが売られました。

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13日(月)の創業板指数は0.39%安となりました。

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13日(月)の上海50指数は1.89%安となりました。

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上海総合指数は寄り付きから大きく売られています。

ストックコネクトを通じた海外投資家のA株売買(北へ向かう資金)の動向をみると、135億1900万元の純流出となりました。

純流出は5月26日以来で、その規模は3月15日以来となりました。

ただ、日足は十字線となっています。

ほぼ同時間に取引が行われているアジアの他国の騰落率をみると、日経平均は▲3.01%安、ハンセン指数は▲3.38%安、韓国総合指数は▲3.51%安、インドSENSEX指数は▲2.68%安、台湾加権指数は▲2.36%安などで、上海総合指数の▲0.89%安は相対的に軽微な下げと言えそうです。

本土では少し気になる悪材料がありました。

北京市での感染者数が急増しています。

感染者を追跡していくと6月6、7日、北京市内のバーでクラスターが発生したことがわかりました。

6月10日の北京市政府の発表によって発覚したので、マーケットに直接影響が出るのは13日からといった状態でした。

ですが、意外にも反応は限定的でした。

改めて6月12日の感染状況を示しておくと、12日における発病ベースの本土新規感染者数は69人、無症状ベースは74人でした。

1週間前と比べると、無症状ベースでは11人減っていますが、発病ベースでは30人増えています。

発病ベースの地域別の状況は、北京29人、内モンゴル27人、上海11人、重慶2人、無症状ベースは、上海26人、北京22人、内モンゴル13人、吉林4人、雲南3人、広西2人、遼寧1人、浙江1人、重慶1人、四川1人でした。

こうして全国の状況をみると、地域の広がりは少し気になるところですが、全体の新規感染者数はうまくコントロールできています。

ただ、北京についてはまだ予断を許さない状況ではあります。

北京市政府の最新の情報によれば、6月9日から13日15時までにバーで発生したクラスターによる感染者総数は228人で、感染者の分布は14区・経済開発区の100のブロックに渡っています。

また、10日の時点ですが、濃厚接触者は4400人超と発表されています。

これらすべてで感染予防措置を行わなければならないわけですから、決して簡単な作業ではありません。

しばらくの間、日々の感染状況をウォッチする必要がありそうです。

少しマーケットの話からはずれるのですが、もう一つ気になることがあります。

それはここで使われている総合的な監視システムはいろいろと応用できるのではないかという点です。

米英の諜報機関は非常に高い能力を有していますが、いずれも人を介して工作を行います。

中国国内で民主化運動や反政府デモを策動するとか、政治に関して非主流派を支援するとかいったスパイ活動を行おうとする際、この監視システムは大きな威力を発揮するでしょう。

ウイルスの感染ルートを解明できるシステムが、動きのずっと遅くて、感染力の弱い思想の伝播をキャッチできないはずはありません。

すこし穿った見方をすれば、死亡率をみれば新型コロナは既にせいぜいインフルエンザ並みの毒性しかありません。

中国がこれほどまでゼロコロナ対策に執着するのは、米国との"武力によらない戦争"への防御システムを大きく強化しようとしているのではないでしょうか。

株の話に戻ると、金融引き締めではインフレを制御できない可能性がある米国市場は引き続き下押し圧力に晒されるのに対して、中国市場の方が投資リスクは低いとみています。

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9日のハンセン指数は0.66%安、利益確定売りに押される!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

9日(木)のハンセン指数は高寄り後、利益確定売りに押されました。

終値は0.66%安の2万1869.05ポイントで引けました。

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9日(木)の中国企業指数は0.95%安で引けました。

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参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20220609C.png

ロシアによるウクライナ侵攻によって米中関係も悪化、大きく下落したハンセン指数ですが、いつの間にか、年初来の騰落率ではNYダウを上回ってきました。

9日は前回のNYダウの下げにより、上昇一服といったところでしょう。

最近の回復基調の要因としては、二つほど考えられます。

一つは毎回のように紹介している本土における新型コロナ収束の見通しです。

新型コロナが収束するので、当局は思い切った景気対策が打ち出せるようになり、市場では政策期待が膨らんでいます。

ただ、8日の発病ベースの新規感染者数は53人、無症状ベースは111人と、5日と比べるとそれぞれ28人、50人ほど増えています。

地域別でみると、内モンゴルが急増しています。

発病ベースでは37人、無症状ベースでは93人の新規感染者が出ています。

気温が低く、乾燥している地域は夏でも感染症が出やすいのでしょう。

幸いなことに、内モンゴルは人口密度の低い地域です。

カシミア衣料の生産はオフシーズンです。

気になるのは乳製品、石炭あたりでしょうか。

これらはサプライチェーンの短い製品ですので、今後、感染が酷くなったとしても、中国経済への影響は部分的だとみています。

注目の上海は順に4人、5人、北京は1人、ゼロ人となっており、収束間近といえそうです。

政策情報については相変わらずいろいろな形で発信されています。

8日には国有資産監督管理委員会の副主任がイノベーション強化をテーマにした会議で話した内容が話題となっていましたし、8日に行われた国務院常務会議では、さらに一歩進んで貿易、外資に対する政策を強化する方針が示されています。

もう一つの要因は、米国が中国に対して科している懲罰関税が取り払われる可能性がより高まってきたことです。

イエレン財務長官は8日、下院の歳入委員会で、懲罰関税の引き下げはインフレ対策として効果があることを認めています。

これまでも何度か同様の発言をしています。

前FRB議長で、現在の財務長官がこうした発言をしている以上、懲罰関税が引き下げられるか、取り払われる可能性が高いでしょう。

米国上場の中国株も動きが出てきています。

香港市場を取り巻く環境は好転しています。

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6日の上海総合指数は1.86%高、地合い好転!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

6日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、出来高を伴い上昇、終値は1.85%高の3236.37ポイントで引けました。

リチウム電池、医療サービス、石炭、半導体・部品、電力設備などが買われました。

一方、自動車サービスなどが売られました。

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6日(月)の創業板指数は3.92%高となりました。

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6日(月)の上海50指数は1.27%高となりました。

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端午節による3連休明けとなった6日の本土市場ですが、上海50指数は1.27%上昇しており、大型株も買われていますが、創業版指数が3.92%高と急騰、小型材料株に大きな買いが集まっています。

地合いは大きく改善しています。

ストックコネクトを通じた外国人投資家の売買は112億5500万元の純流入となりました。

5月31日には138億7000万元の純流入を記録しており、それには及びませんでしたが、連休直前よりは80億元ほど増えています。

新型コロナの状況に関してまとめておくと、6月5日における発病ベースの本土新規感染者数は25人、症状の出ていない感染者数は61人となりました。

1週間前と比べると、発病ベースでは5人増えていますが、無症状ベースでは41人減っています。

地域別では発病ベースで内モンゴル16人、北京5人、上海4人。

無症状ベースでは内モンゴル33人、遼寧13人、四川5人、上海4人、吉林2人、広西2人、北京1人、雲南1人。

やはり南の地域は少ないようです。

感染エリアは狭まっており、感染者がいる地域では引き続き厳しいゼロコロナ政策を実施しているので、間もなく収束するとみてよいでしょう。

新型コロナの収束見通しが株価上昇の基礎となっています。

ストップ高銘柄をみると、自動車関連、リチウム電池、半導体、太陽光パネルといったところが目立ちます。

5月23日に開かれた国務院常務委員会では、総合経済対策が発表されたのですが、自動車関連では自動車の購入制限措置が解除され、乗用車に関する総額600億元相当の購入税が段階的に免除されることになりました。

この方針を受けて財政部、税務総局は5月31日、具体的な政策を打ち出しました。

6月1日から12月31日までの期間、排気量2リットル以下、増値税を含まない価格が30万元以下の車両について、購入税が半額免除となるそうです。

地方レベルでは5月中旬から、長春市や陝西省などで補助金支給など自動車産業に対する支援策が打ち出されています。

産業のすそ野が広く、波及効果の大きな自動車産業が景気刺激策の中心となっていることから、関連する銘柄が相場になっています。

"新型コロナ禍は上期中に収束、下期は五月雨式に政策が打ち出され、最終的に今年は5.5%程度の成長率が達成される"といった見通しが現実味を帯びてきました。

米中関係が気になります。

中国に対して2008年からかけられている懲罰関税の一部が7月から段階的に期限が到来します。

インフレ抑制に全力を挙げているバイデン政権は、懲罰関税を延長するかどうかの検討を行っています。

世論はインフレ抑制を熱望しているので、延長しない可能性が高いとみられます。

正式に決まれば、また一つ好材料が増えることになりそうです。

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