中国株投資家のみなさん、こんにちは。
16日(火)ハンセン指数は大きく高寄りした後は、狭いレンジでの値動きとなりました。
終値は1.90%上昇し30746.66ポイントで引けました。
16日(火)の中国企業指数は1.31%高となりました。
参考として、2020年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
グローバルで過剰流動性が発生しています。
おそらくほとんどの投資家がNYダウについて、ファンダメンタルズを意識すると高すぎると感じているのでしょうが、需給面を考えれば買わざるを得ないと思っているのでしょう。
国際原油先物価格が上昇しています。
大型株で普段は値の重い中国石油が13.17%、中国海洋石油が9.35%、中国石油化工が8.14%上昇しています。
貴金属市場にも資金が流入しています。
貴金属価格上昇を好感し、紫金鉱業が17.19%、山東黄金が4.40%上昇しています。
ビットコインは史上最高値更新ペースです。
デジタル通貨関連の欧科雲鏈(01499)などは51.90%上昇しています。
典型的なカネ余り相場と言えそうです。
業績に関連して相場になったところとしては、映画関連事業を営むアリババ・ピクチャーズが34.58%、映画オンラインチケット販売では業界最大手の猫眼娯楽(01896)が9.55%上昇しました。
15日時点で、春節から4日が経過したのですが、チケット売上は既に60億元を突破しています。
4日連続で、1日当たりの売上が10億元を超えるといった記録的な大人気となりました。
ちなみに、最も人気の高い唐人街探案3は、この4日間で6190万人を動員、平均価格49.9元で31億元の興行収入となりました。
1元=16.3円で計算すると、505億円相当となります。
昨年10月16日に公開されたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は1月25日に発表されたデータによれば、公開101日間で2667万人を動員、興行収入は365億円に達したそうです。
これはもちろん、記録的な大成功ですが、それと比べると、中国の唐人街探案3の興行収入は桁外れです。
あらためて中国市場の巨大さを思い知らされる結果です。
この相場、いつまで続くのでしょうか。
きっと予想外のことが起きて、つまり、過剰流動性が収縮に向かわざるを得ないことが起きて市場は一瞬にして崩れるのでしょう。
中国市場は毎回、投機でバブルとなり、投機の規制を強化することで、バブルが崩壊するといったパターンです。
アメリカでそれを当てはめて考えるとすれば、どんなことでしょうか。
ゲームストップ株急騰に対する規制がそれにあたるのではないかと思ったのですが、今のところそうではなさそうです。
バブルと感じながらも、プレイを続けなければならない日々が今後も続きそうです。