中国株投資家の皆さん。こんにちは。
25日(月)の上海総合指数は安寄り後、大型株が買われ上昇、終値は0.48%高の3624.24ポイントで引けました。
セクター別では、飲料、育苗・林業、空港空運などが買われました。
一方、通信設備、通信、石油開発、メディア、中薬、小売などが売られました。
25日(月)の創業板指数は0.09%安となりました。
25日(月)の上海50指数は1.35%高となりました。
上海総合指数は5年1カ月振りの高値を付けてはいますが、創業板指数は下げています。
こちらは長い上髭を付けており、春節前の天井圏を形成したのではないかといった懸念さえ持たれます。
上昇銘柄は1000銘柄もありません。
3200近い銘柄が下げています。
上海50指数が1.35%上昇していることからわかるように、大型株が買われ小型材料株が売られるといった二極分化した相場付きとなっています。
個人投資家はそれほど活発に商いしていないのでしょうが、国際市場の上昇、特に香港の上昇が刺激となり、機関投資家の買いが入っているのでしょう。
例えば、海外では上場していない白酒銘柄、代表的なのは貴州茅台(600519)ですが、この銘柄は25日(月)、4.94%上昇しています。
株価は2175.23元もしていて、上場A株の中で最も高い銘柄です。
粗利益率が9割を超えるような企業で、海外機関投資家が好む銘柄でもあります。
海外からの資金流入もこの相場を支えていると言えそうです。
先週のブログでは、ハイテク関連、売られている5G関連など狙い目と書きましたが、残念ながらこういったセクターはむしろ軟調な値動きとなっています。
ただ、3月5日には全人代が開かれる予定となっています。
相場は資金が回転します。
春節明けには政策期待でハイテク関連に資金が流入しやすくなります。
ここからの下げは買い場だと思います。
ただし、リスク要因があります。
新型コロナの再流行がは気になります。
北京市では20日(水)、イギリスで広がっている変異種感染者が2人見つかっています。
場所は中心部から離れた大興区ですが、3月には市の中心部である人民大会堂で全人代が開かれる予定で、その人民大会堂付近の住民全員に対してPCR検査が実施されることになりました。
全人代が延期されるようなことになると、今回は十四五計画が承認される大事な大会となるだけに、その後、投資案件の遅れなどによって、経済に影響が出るでしょう。
少なくとも株式市場はそうした点を嫌気するでしょう。
今後の流行の度合いについてはしっかりと見守っていく必要がありそうです。