中国株投資家のみなさん、こんにちは。
13日(月)の上海総合指数は安寄り後、下げたものの、売りが一巡すると戻り始めました。
大引けにかけてまとまった買いが入り、高値引けとなりました。
終値は、0.75%高の3115.57ポイントで、昨年4月25日以来の高値となりました。
セクター別では半導体・部品、電子部品、新素材、自動車・部品、通信サービス、証券などが買われました。一方、一部の物流、港湾などが売られました。
13日(月)の創業板指数は1.62%高となりました。
こちらは2年9か月ぶりの高値更新となりました。
13日(月)の上海50指数は0.73%高となりました。
こちらは他の2指数と比べ、上値が重くなっています。
上海総合指数は米中貿易協議の進展を織り込み、12月上旬を底にはっきりとした上昇トレンドが出ています。
個人投資家の売買ウエイトが高いとみられる創業板指数においては、2年9か月ぶりの高値を更新しており、さらにはっきりとした上昇トレンドがみられます。
年明け早々に起きたアメリカ、イラン間の軍事衝突の危機も両国が戦争を望まないことがはっきりとした時点で、株価への影響はなくなっています。
悪材料の見当たらない中、好調な相場が続いています。
ただ、テクニカルな点を指摘すれば、上海総合指数についても、創業板指数についても、売買代金は1月6日(月)にピークアウトしています。
24日(金)~30日(木)は春節休場となります。
まとまった休場を前に、今週後半から来週にかけては手控えムードが広がりそうです。
政策面では好材料がありました。
複数の関連部門の幹部は11日(土)、中国電気自動車百人会フォーラムで今年の新エネルギー自動車産業政策の考え方について発言しました。
工業情報化部の幹部は「市場の期待形成を安定させ、産業の健全で持続的な発展を保障するために、今年の新エネルギー自動車補助金政策は相対的に安定させる。大幅な補助金削減はない」と発言しています。
補助金が完全に無くなる時期について、6月末ではなく、12月末であるといった見方が広がり、これが好感されました。
半導体関連にも強い動きが出ています。
2019年の半導体産業は、2010年以来の低迷となりましたが、2020年はその反動が期待されます。
5G、AI、新エネルギー自動車などで半導体需要が大きく伸びると予想するアナリストは多く、相場の強さに乗じて成長株に資金が向かっています。
また、相場見通しの良さは、証券株の強さにもつながっています。