たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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11日の上海総合指数は1.60%安、スピード調整!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

11日(木)の上海総合指数は僅かに安寄り後、売買代金が膨らまない中、利益確定売りに押される展開となりました。

終値は1.60%安の3189.96ポイントで引けています。

場中ベースでは8日(月)に2018322日以来の高値となる3288.45ポイントを記録したのですが、その後は上値の重い状態が続いています。

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11日(木)の創業板指数は2.06%安となりました。

8日(月)の場中に昨年529日以来の高値を記録したのですが、その後は売りに押される展開となっています。

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11日(木)の上海50指数は1.70%安となりました。

終値ベースでは10日(水)に年初来高値を更新しており、大型株は相対的に強い動きとなっています。

20190411C.png

3月の製造業PMI50を超えて上昇、予想を大幅に上振れしたことで、政策効果が目に見える形で出てきました。

企業家心理の回復がはっきりとしてきました。

引き続き政策に注目が集まる中で、国家発展改革委員会は8日、「2019年新型都市化建設重点任務」を発表しました。

その中には、農村から都市への人口移動を推進するといった内容が含まれていました。

中国では、大学生はその大学所在地に戸籍を移すことができ、大学卒業後、その都市で就職すれば、そのまま戸籍を置くことができます。

そうすると、当然、その地域の医療、住宅、教育、福祉などに関するいろいろな公共サービスが受けられるようになります。

しかし、その地域に就職しなければ、そうした戸籍を移す権利を失ってしまいます。

これが落戸限制という制度ですが、それが一部の地域で廃止、あるいは規制緩和されることになります。

人口が100万~300万人の都市では完全に廃止、300万~500万人の都市では大幅に規制緩和されるといった内容です。

中国では現在、広東・香港・マカオ大湾区建設、北京・天津・河北省共同発展計画、長江三角州区域一体化発展計画をはじめ、たくさんの地域開発計画が始動しています。

今回の政策は、こうした地域開発計画を大きく後押しする効果があるでしょう。

都市化の進展とは、具体的には農村から余剰人口を吸収することで、大都市を形成するといった計画です。

インフラ設備の建設、上下水道の敷設、総合的な都市交通網の建設、老朽化して危険な建物を壊し新しい建物を建設する、スマート都市化を進めるなど、多方面に渡り、投資機会が発生します。

これを一つの成長エンジンとして、構造的に減速する経済を下支えしようということです。

日本のマスコミはあまり報道していないようですが、景気を支える政策としては結構重要なものだと思います。

各指数の動きを見る限り、上値の重い動きとなっていますが、値幅は大きくありません。

この先、しばらく押し目が続いたとしても、景気回復を示すデータの発表や、新たな具体的な政策が打ち出されるのは必至です。

景気を下支えすることが、今年の経済運営方針において、重要な位置付けとなっているからです。

押し目はチャンスと考えています。

 

 

 

 

 

 

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8日のハンセン指数は0.47%高、約10カ月ぶりの高値!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

8日(月)の香港ハンセン指数は高く寄り付いたのですが、その後は利益確定売りに押されました。

しかし、後場に入ると、買いが優勢となり、終値は0.47%高の30077.15ポイントで引けています。

これは昨年615日以来の高値です。

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8日(月)の中国企業指数は0.87%高となりました。

こちらも香港ハンセン指数と同様、昨年615日以来の高値を更新しています。

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参考として、2018年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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香港ハンセン指数、NYダウ、上海総合指数の動きをみると、3月下旬から強い上昇トレンドが出ています。

一つは、米中貿易戦争の終結が近づいているといった見通しが強まっていること、もう一つは中国では政策効果が表れ始め、足元の景気に回復の兆しが見えることが要因として考えられます。

前者については、3日(水)~5日(金)にかけて、ワシントンで第9回ハイレベル経済貿易協議が行われ、大きな進展が見られました。

トランプ大統領は4日(木)、ホワイトハウスで中国側代表トップの劉鶴副首相と会談しました。

トランプ大統領は、その会談に先駆け、記者団に対して、「われわれは合意にかなり近づいた。まだ合意に達したわけではないが、間違いなく大幅に接近した。4週間以内か、あるいは前後する可能性もあるが、最終的になんらかの記念碑的な発表を行う可能性がある」と述べています。

この点について、中国側の情報をみると、「第8回、第9回の協議が始まる前の段階では、交渉の難易度が上がり、合意に向けた動きは遅くなった。合意するかどうかは不確実だ」といった報道が多かったのですが、今回の会議を通じて、協議は大きく進んだようです。

特に、技術移転、知的所有権保護、非関税措置、サービス業、農業、貿易均衡、合意実施メカニズムなどに関する協議文章について、新たなコンセンサスが得られたと説明しています。

米中首脳会談に向けた最終調整段階に入っているようです。

イギリスのEU離脱に関して合意なき離脱が回避できるかどうか、まだ不透明な状態が続いていますが、逆に合意がなされればポジティブサプライズとなりそうです。

アメリカでは3月の雇用統計で、非農業部門雇用者数変化は19.6万人で市場予想の18.0万人を上回る一方で、3月の平均時給は予想より0.2ポイント低い0.1%増(前月比)となりました。

景気は順調に拡大しているが、インフレを心配するほどではないといった状態です。

こうした要因が重なり、投資家はリスク許容度を高めたことで、香港市場に資金が流入したとみています。

もう一つの景気回復については、先週のブログで、3月の製造業PMI50.5となり、予想を大きく上振れしたとお伝えしたところです。

3月の月次統計は、11日(木)には物価統計、12日(金)には貿易統計が発表される予定です。経済統計については、第1四半期のGDP統計を含め17日(水)に発表される予定です。

このあたりの数字がPMIの結果と一致するかどうか確認したいところです。

今週は米中貿易協議の実施や統計発表などの材料待ちとなり、しばらく上値が重くなる可能性があるとみています。

 

 

 

 

 

 

 

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3日の上海総合指数は1.24%高、4日続伸!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

3日(水)の上海総合指数は安寄り後、すぐに切り返し、大引け前には一段高となりました。

終値は1.24%高の3216.30ポイントで引けました。

終値ベースでは2018322日以来の高値を更新しています。

証券、物流、採掘サービス、石油、港湾海運、貿易、小売鉄鋼といったところが買われています。

一方、新材料、通信、半導体・部品の一角が売られています。

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3日(水)の創業板指数は0.80%高となりました。

終値は1768.18ポイントで直近の場中高値である312日に付けた1789.16ポイントまで、あと1.2%に迫っています。

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3日(水)の上海50指数は1.09%高となりました。

終値ベースでは2018227日以来の高値を更新しています。

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28日(木)のブログでは、「今後は、減税、預金準備率引き下げ、流動性供給、インフラ投資拡大などの政策に関して、成果が見えるような材料が出てきて欲しいところです」と書きました。

「需給面だけから見ると、もう少し押し目が続く可能性もありそうです」とも書きました。

後者については、全く逆の展開で、上海総合指数は翌29日(金)から、急騰しています。

要因は、1日(月)のブログに書いた通りです。

米中貿易協議に進展が見られることに加え、3月の製造業PMI(官製)が市場予想を大幅に超える50.5となったことが要因とみています。

なぜ、製造業PMIが上振れしたかと言えば、政策効果が出てきたからと多くの投資家は考えています。

政策関連情報については、次から次へと好材料が出てくるといった状態となっています。

自動車流通協会は3日(水)、「2018年の自動車市場は大きな変化に見舞われ、生産台数の伸びがマイナスになるといった現象が現れているが、政府の関連部門はこうした状況を高度に重視している」などと説明しています。

また、この日は、監督管理当局が増資に関する規制緩和を検討しているとか、国家発展改革委員会、教育部などが、企業の教育産業参入に関する実施弁法(試行)を発表したとか、当局は株式先物取引に関する規制緩和を検討しているとか、好材料がいくつもありました。

全人代の決定を受けて、細かい政策が実行に移されようとしているので、しばらくの間、株価は上がり易い状態が続きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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1日のハンセン指数は1.76%高、9カ月ぶりの高値!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

1日(月)の香港ハンセン指数は大幅高で寄り付いた後、狭いレンジでの値動きとなりました。

終値は1.76%高の29562.02ポイントで引けています。

これは昨年620日以来の高値となります。

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1日(月)の中国企業指数は1.56%高となりました。

香港ハンセン指数と同様、寄り付きから大きく買われたのですが、その後は上値が重く、日足チャートは短い上髭のある寄り引き同時線となりました。

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参考として、2018年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20190401C.png

この日のハンセン指数は、寄り付きから1.14%買われています。

先週末のNYダウが0.82%上昇していますが、その背景には29日まで北京で行われていた米中貿易協議について両国は進展が見られたと発表したことがあり、貿易摩擦の終わりが近づいているとの見方が投資家の間で広がったことが挙げられます。

これは、当然、中国本土企業が主力銘柄である香港市場にとっても、大きなポジティブサプライズとなりました。

国家統計局、中国物流購買連合会は331日、3月の製造業PMI(官製)を発表しました。

結果は50.52月と比べ1.3ポイント高く、市場コンセンサスである49.51ポイント上振れしました。

また、この日の前場に発表された財新、イギリス・マークイットによる3月の中国製造業PMI50.8で、2月よりも0.9ポイント高く、市場コンセンサスである49.90.9ポイント上振れしました。

両指数ともに、景気判断の分かれ目となる50を超えています。

製造業の景況感は予想以上に力強く回復しているということで、大きなポジティブサプライズとなりました。

官製の製造業PMIについてですが、13の細分指数があります。

これが、すべて前月よりも改善しています。

米中貿易摩擦の景気への影響が懸念されるのですが、輸入指数は2月と比べ3.9ポイント高い48.7となりました。

新規輸出受注は47.12月と比べ1.9ポイント改善しました。

原材料在庫、製品在庫ともに回復しているのですが、特に原材料在庫の回復が顕著です。

企業家心理は改善しており、経営者は生産を大きく拡大させている状態です。

この要因について、日本のマスコミなどは、春節の影響ではないかといった分析をしているところが多いようです。

確かに、春節の影響がないとは言いきれないでしょうが、ただ、この統計はもともと季節調整済みです。

また、そうだとしたら、逆に2月が大きく落ち込んでいてもよさそうですが、1月と比べ0.3ポイントほどの落ち込みにすぎません。

国家統計局では、減税政策、政府による各手続き費用の軽減策などが段階的に実施されたことで、需給が改善したと説明しています。

香港市場は本土よりは、ファンダメンタルズが重視される市場です。

ファンダメンタルズの改善は相場に対して大きな支援材料となります。

今後も、経済統計の改善があればそれに反応するといった相場が期待できそうです。

201812月期決算はあまり期待が持てないかもしれませんが、2019年1-3月期や、今後の見通しについては改善が見られる可能性があります。

まだ、政策相場から、業績相場へと移行できるかどうかの瀬戸際ですが、景気が回復しなければ、政策が強化されるでしょうから、長期的には依然として買い場だろうとみています。

 

 

 

 

 

 

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