たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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10月の経済統計、予想を大きく下回る!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

本土A株、景気悪化、金利上昇でも大型株は上昇!!

先週の上海総合指数は1.45%下落した。13日(月)は0.44%上昇、2015年12月31日以来の高値を記録したが、その後は4日続落となった。

6日続伸となり、約1年10か月ぶりの高値を更新した後の下落である。また、下落幅も小さい。これだけ見れば上昇相場中の正常な押し目に過ぎないといえそうだ。しかし、その相場付きは少々異常であった。

というのも、指数間の差が大きすぎる。上海市場における時価総額の大きな50銘柄から構成される上海50指数は1週間で2.67%上昇した。上海、深セン市場における時価総額の大きな300銘柄から構成される上海深セン300指数は0.22%上昇した。

一方、上海総合指数は先ほど示した通り、1.45%下落、小型材料株の比率の高い深セン総合指数は4.16%下落、中小企業板指数は3.31%下落、創業板指数は3.51%下落した。明らかに大型株有利といった相場であった。

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特に指数間の動きがおかしかったのは17日(金)である。上海50指数は2.06%上昇、上海深セン300指数は0.39%上昇したのに対して、上海総合指数は0.48%下落、深セン総合指数2.78%下落、中小企業板指数は1.97%下落、創業板指数2.36%下落した。

先週発表された10月のマクロ統計では鉱工業生産は6.2%増で、前月と比べ0.4ポイント低く、市場コンセンサスを0.1ポイント下回った。発電量は2.5%増で、前月を2.8ポイントも下回っている。2016年6月以来の低さである。

鋼材生産量は2か月連続、非鉄金属は3か月連続、セメントは5ヵ月連続でマイナスの伸びとなっている。自動車生産台数は0.6%増で前月を2.5ポイント下回っており、乗用車は4.4%減で前月を4.1ポイント下回っている。
原油加工量、エチレンなどは引き続き高い伸び率だが、それでも前月の伸び率を下回っている。


10月累計の固定資産投資は7.3%増で、市場コンセンサス並みではあったが、前月累計よりも0.2ポイント低い。製造業投資は4.1%増で0.1ポイント下回っており、インフラ投資は19.6%増で0.2ポイント下回っている。
そのほか、民間固定資産投資は5.8%増で0.2ポイント低く、全国不動産開発投資は7.8%増で0.3ポイント低かった。

10月の小売売上高は10.0%増で前月と比べ0.3ポイント低く、市場コンセンサスを0.5ポイント下回った。

まとめると、設備投資はインフラ投資が息切れ、製造業投資は低迷、民間投資、不動産投資も鈍化している。小売りは予想ほど良くない。
生産面では、発電量、自動車などはかろうじてプラスの伸びを確保したが、伸び率は鈍化。鋼材、セメント、非鉄金属はマイナスの伸びである。景気は予想以上に鈍化していることがはっきりとわかる。

ただし、この統計が発表されたのは、14日の寄り付き直後(現地時間10:00)である。その日に急落したわけではない。売り手、買い手のバランスを崩す材料となった可能性はあるが、だからと言って、小型材料株ばかりが売られるのはおかしい。

金融面の動きも確認しておきたい。

13日に発表された10月末のM2は8.8%増で前月末と比べ0.4ポイント下落、市場コンセンサスを0.4ポイント下回った。ちなみに、これは過去最低の伸び率となった。
10月の人民元新規貸出純増額は6632億元で、前年同月を119億元上回ったものの、市場コンセンサスに対しては1198億元下回った。10月の社会総融資純増額は1兆400億元で、前年同月を1522億元上回ったものの、市場コンセンサスを600億元下回った。

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気になるのは銀行間市場金利である。1か月未満はそうでもないが、3ヵ月以上の金利は大きく上昇している。例えば、3カ月物は10月10日には4.35%であったが、11月10日には4.47%まで上昇している。11月17日には4.60%に達している。
短期金利の中で、長めの金利がはっきりと上昇している。金利に先高観が出ている。

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景気の面、金融の面、いずれも、株式市場にとっては良くない状況となっている。だから、小型材料株が売られるのは仕方がない。気になるのは大型株の上昇である。

国家隊が、本土市場全体を示す指数として広く認識されている上海総合指数、或いは機関投資家がベンチマークとする上海50指数、上海深セン300指数を買い支えているのだとすると、この先の相場見通しはわかり易い。
上海総合指数は、上げ下げを繰り返しながら、緩やかに上昇するだろう。経済も同じではないか?過熱せず、低迷もしない巡航速度で成長が進むよう、金融政策、財政政策、産業政策が小刻みに調整されるのだろう。

A株投資でリスクを取りたくないのであれば、大型株を中心に銘柄をピックアップした方がよさそうだ。

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