たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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15日の上海総合指数は0.22%上昇、週後半が正念場!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

15日の上海総合指数は高寄り後、上値は重く、終日狭いレンジでのもみ合いとなりました。

先週の動きを振り返ってみると、前半は下落基調となりました。11日(木)に3016.53ポイントまで売り込まれた後、そこから自律反発したのですが、15日(月)は上値が重くなっています。

20170515A.png

一方、15日の創業板指数終値は0.23%上昇の1778.64ポイントで小幅に反発、こちらも上値が重い感じです。11日には場中ベースで20156月に大天井を付けて以来の最安値を更新しました。その後、戻してはいますが、出来高は小さく、自律反発の範囲内に留まっています。

20170515B.png

4月中旬以降、投機抑制、金融レバレッジの縮小、流動性の収縮など、ネガティブな政策が出ていましたが、先週はさらに厳しい措置が打ち出されています。

9日の各社報道によれば、ブルームバーグ社は事情通の話として、「中国証券監督管理機関は両取引所を通じて、証券会社に対して、一帯一路サミット期間中、顧客の取引行動をしっかりと管理するよう要求した」と伝えています。

当局は、"一帯一路"サミット会議が開催される1314日を挟み、8日から16日の期間について、関連銘柄の投機を徹底的に抑えるよう指示しています。

市場に資金が流れるのを監視するわけですから、出来高はどうしても抑えられます。そうなれば、マーケットは低迷してしまいます。

このまま、市場安定化期間が過ぎて資金が市場に戻ってくるかどうかが今後の見通しの大きなポイントとなるでしょう。

少し気になるのは、15日に発表された経済統計が予想以上に悪いことです。

4月の鉱工業生産は6.5%増で、3月伸び率を1.1ポイント下回り、市場コンセンサスを0.5ポイント下振れしました。

4月累計の固定資産投資は8.9%増で、3月累計の伸び率を0.3ポイント下回り、市場コンセンサスを0.2ポイント下振れしました。

4月の小売売上高は10.7%増で3月の伸び率を0.2ポイント下回り、市場コンセンサスを0.1ポイント下振れしました。

金融リスクの縮小を進めている以上、景気が鈍化するのは当然でしょうが、景気が鈍化すること以上に、金融が引き締め気味となることの方が株式市場にとってはマイナスです。

創業板指数は弱気相場の最中です。上海総合指数は5月に入り200日移動平均線を下回っており、できるだけ早く200日移動平均線を回復しておきたいところです。

そういう意味では週後半の相場は今後の先行きを左右しかねない重大な局面となりそうです。

 

 

 

 

 

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