今日の東京外国為替市場でドル高&円安が進み、凡そ20年振りの高値となる135.17を示現した。
この背景には金曜日に発表となった5月の消費者物価指数が予想を上回る+6.8%となったことが挙げられる。
これを受けてFRB.が更に強固な金融引き締めを行い、日米金利差が拡大するとの思惑でドルが買われたが、さて何処迄ドルは上がるのやら?
暫くは日米金融当局の金融政策が変わることは考えられず、もう暫くドル高&円安の動きは続くのであろうか?
140円?
ん、150円?
酒匂隆雄(さこう・たかお)
酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。
今日の東京外国為替市場でドル高&円安が進み、凡そ20年振りの高値となる135.17を示現した。
この背景には金曜日に発表となった5月の消費者物価指数が予想を上回る+6.8%となったことが挙げられる。
これを受けてFRB.が更に強固な金融引き締めを行い、日米金利差が拡大するとの思惑でドルが買われたが、さて何処迄ドルは上がるのやら?
暫くは日米金融当局の金融政策が変わることは考えられず、もう暫くドル高&円安の動きは続くのであろうか?
140円?
ん、150円?
昨日米国の5月消費者物価指数が発表され、前年同月比で市場予想の+8.3%を大きく上回る8.6%となり、米国10年債利回りが3.164%まで上昇してドル・円相場は戻り高値を更新して134.48を付けた。
FRB.による大幅利上げ続行の思惑が嫌気されてニューヨーク株式市場では、ダウは2.7%、ナスダックは3.5%、そしてS&P.は2.9%と3指数とも大幅な下げを演じた。
週明けの東京株式市場も大荒れが予想されるが、実はもっと心配なのは我が国の10年債利回りが日銀が無制限で買いオペを行うと宣言した0.25%に上昇してきたことである。
日銀は本気で無制限に10年債券を買い続けることが出来るんだろうか?
海外の投機筋はこの様なオペレーションに挑戦するのが好きである。
恐らく彼らは巨額の債券を売り浴びせるだろう。
そして同時に為替市場で円を売る可能性が高い。
債券売り&円売りである。
10年債利回りは0.25%に張り付いて、ドル・円は上がる可能性が高い。
もし日銀がギブアップして債券買い取りを止めたらどうなるか?
当然金利は上がり、円が買い戻されるかも知れない。
但しそれが起きるのは大分先の事であろう。
という事は、未だドル高&円安の余地はあるという事である。
面白くなってきたぞ!
14時過ぎに、日銀、金融庁、そして財務省の3者が集まって情報交換会が開かれるというニュースが流れて、ドル・円相場が134.20近辺から133.70くらいまで約50銭下がった。
市場はドル売り介入に対して警戒モードに入っていたから、即反応したのだろうが、なーにこれは3者が定期的に行っているもの。
別にびくつくことはない。
そもそも為替相場に関して金融庁は何の関係も無い。
今晩、5月の米国消費者物価指数の発表が有り、市場は前月並みの+8.3%を予想しているが、これを下回ればインフレに対してピーク感が出て長期金利は下がってドル・円相場も下げ、逆に上回ればFRB.による更なる引き締め期待で長期金利は上がってドル・円相場は上がるであろうか?
何れにせよ、中期的なドル高&円安の流れは変わるまい。
115円台から一気に131円まで上昇し、その後126円台まで急落したドル・円相場が再び騰勢を強め、今朝の東京市場で高値134.55を示現した。
つい10日前の126円台は何だったんだろう?
(年初からのドル・円相場・週足・ローソク足・チャート。)
ドル・円相場は米国10年債利回りの動きと強い相関関係が有り、115円台の頃は米国10年債利回りは1.7%であったがその後どんどん利回りが上昇して131円台を付けた時は3.2%まで上昇した。
その後利回りが2.7%まで下落した時にドル・円相場も追随し、その時に戻り安値の126円台を付けたが、昨晩のニューヨーク市場で再び3%台を付けてドル・円相場も凡そ20年ぶりとなる134円台となったのである。
その他通貨に対するクロス・ベースでも円安が進み、再び円売り一色となったがこの背景には金利差拡大がある。
日銀は頑なにゼロ金利政策を続け、黒田日銀政策は"更なる金融緩和も辞さない。"と世界の時流とは全く逆の政策を遂行し、FRB.は3月の0.25%、5月の0.5%の大幅利上げの後今月も0.5%、そして来月も更に0.5%の利上げを行うことが確実視されている。
英国、カナダ、オーストラリアに続いて欧州も利上げに踏み切ると思われ、益々各国との金利差は拡大傾向にある。
4月の我が国の貿易収支は6884億円の赤字で、円安と資源価格高騰により益々その赤字は拡大するものと思われる。
金利差拡大や国際収支などのファンダメンタルズ悪化を見ると、どうも円を買う気にはなれない。
レベルは分からないが、意外や意外の大円安になる可能性も捨て切れなくなってきた。
なおさん、山が高くなった理由(日米金利差拡大、日本のファンダメンタルの悪化、大きなドルロングポジションの構築)の何れかが変わらない限り谷とは成り難いでしょう。
日足、月足、何れも下げのサインを見せていません。
山高ければ谷深し。月足は、、、日足は、、未だ?。
ご丁寧にありがとうございます。半分は乗り続けていきたいと思います。頃合いみてまた参戦します。梅雨入りし、身体も堪える季節になってきますのでご自愛くださいませ。
ふぉーりんさん、134.12での半分の利食い、結構ですね。
下がったら再び買い増して既存のポジションのアベレージを良くすれば良いと思います。
黒田さんは為替には興味無いと言うのが我々の考えです。
為替相場がどうなろうと現在の緩和政策を来年の退任時まで続けるのでしょう。
海外の友人が面白い事を言っていました。
“円安は日本政府とIMF.のお墨付きなんだから140円-150円に行っても不思議ではないよな。
此れを止めるには介入しか無いけど、5円下がって10円上がるよね。”と言っていました。
一旦円安高速バスから降りると(ポジション解消すると)余りにもスピードが速過ぎて2度と乗れない(ポジションを取れない。)から矢張りドルを売ってはいけませんね。
いつも拝見し、勉強しております。ありがとうございます。貴殿と同じく個人的にしている者です。134円台をつけたので、怖くなり一旦134.12で、半分終わらせました。
① いつかは利上げしないといけないと思うのですが、黒田氏は140円まで許容範囲だと思っているのでしょうか。または更に上とか?
② 利用している90日との乖離が9%を超えてきました。10%超えたら一旦反転が多いので目安にしています。
更なる円安か、戻るのものすごく難しいところだと判断しかねております。貴殿は、休むべき相場だとお考えでしょうか。
認知機能検査の予約、そして検査は既に終わり、次は高齢者講習の予約、そして講習が終わって晴れて新しい運転免許証を交付して貰えることになった。
認知機能検査については既に此処でこき下ろしたが、高齢者講習も面倒臭い。
先ずは近所の自動車教習所での講習の予約を取るのは殆ど不可能。
仕方ないので二俣川の運転免許センターに行ったが、こちらは電話さえ繋がれば後は上から目線の話し方をする恐らく元警察官だと思われるおじさんと話しさえすれば極めてスムーズに行った。
高齢者講習は先ずは車に乗って運転免許センターのコースを走るのだが、信号無視をしたり一旦停止を怠ると不合格。
段差を踏み越えて直ぐに停止する検査もあった。
これは最近流行りのアクセルとブレーキの踏み間違いをした時の対処の練習かな?
全く問題無し。
前回も指摘されたが、"そんなにスピードを出す必要は有りませんよ。"と窘められた。
済みませんねえ。
後は動体視力、夜間視力、水平視野の検査が有ったが、此方も問題無し。
"高齢者の運転は危ない。"と言う趣旨の話を100回くらいしていた。
(実際は5~6回かな?)
特に神奈川県は昨年の交通事故死者数がワースト・日本一だったらしく、"いいからあんたら高齢者は早く免許証を返納しなしなさいよ。"感が満載だった。
免許証の有効期限も今までの5年から3年に短縮されるから、又3年後に同じ事をやらなければならない。
3年ごとの免許証更新は面倒臭いが、新しい車を買ったばかりなので絶対に免許証の返納なんかしないぞ!
ふぉーりんからsakohへの返信
ありがとうございます。様々なメディアの中で、貴殿のお話しが響きます。今後ともよろしくお願いいたします。
sakoh
ふぉーりんさん、素晴らしいですね。
私も同じ様なことをやっています。
頑張りましょう!
ふぉーりん
先日はご丁寧にありがとうございます。コメントいただきましたとおり、昨晩133.75でドルへ再度inしました。レバレッジがすぐ25倍に達するような額ではないので、保持し続けます。