今日の日経新聞朝刊の1面にちょっとショッキングなタイトルが躍った。
止まらぬ円安、縮む日本。
正に現在の日本の凋落ぶりを表す鋭い言葉である。
かつて我が国はドル建ての名目国内総生産(GDP.)がアメリカに次いで2位であったが、今は中国に抜かれ今は4位のドイツに抜かれんとしている。
ドル建て賃金は30年前に逆戻りし、我が国の購買力や人材吸引力を低下させ、どんどんじり貧になっているのが現状だ。
その元凶は勿論145円にならんとする円安だ。
先週日銀がレート・チェックを行って、市場が"すわ、介入か?"と色めきたったが未だ介入の兆候は無い。
現在我が国の外貨準備は1兆3千億ドル有るがそのたった(?)1割くらいで良いから売れば良い。
なーに、24年前にMr.Yen.こと榊原元財務官が鱈腹ドル買い&円売り介入して外貨準備に貯めこんだドルの利食い売りだ!
外貨準備の1割の1300億ドルをもし榊原さんが94円くらいで買ったとしたら144円で売れば1300億ドル×(144-94)=6兆5千億円となり我が国の1年の防衛予算を上回る。
円安を止め、たっぷりの為替差益が出るんだからどんどんとは言わないが、外貨準備の1~2割くらい売っちゃえば面白いのに。
政権発足以来支持率が最低の岸田さん、円安を止めれば少しは人気が上がりますよ!!
明日からシンガポールに出掛けるが、ホテル代の高騰と円安で辛い旅行になりそうだが、幸いにも多少のドルを持っているので、円からシンガポール・ドルではなくドルからシンガポール・ドルに換えて使うとしよう。
sakoh
もくたんさん、為替介入は財務省が決める事で、日銀は売買の約定を司るだけです。
ですから日銀が為替に関してやいのやいのと言うのは筋違いです。
今回の75円から145円迄の大円安は日銀が猛烈な金融緩和を行ったが為の結果なので、張本人の黒田さんも気になるところなんでしょう。
やるかやらないか、やったら効くかどうかは分かりませんが、まあ中央銀行(政府)と喧嘩することもないでしょう。
私は大変警戒しております。
もくたん
「日銀がレート・チェック」「財務省の介入」
これってややこしいというか、なんかいまいち役割がはっきりしないというか。通常財務省が介入するというのならわかりますけど、なんで日銀なんでしょう?日銀の役割のひとつに物価の安定というのがあると思うのですが、為替介入って日銀の担当ではないのじゃないかと。いえ、物価安定のために(輸入品が高騰しないようにと)為替介入という理由も付けられるには付けられるんでしょうけど