酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」

酒匂隆雄(さこう・たかお)

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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超音速旅客機。

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アメリカのユナイテッド航空がブーム・スーパーソニック社と言うコロラド州に本拠地を置く新興航空機メーカーから"オーバーチュア"と名付けられた超音速旅客機を15機発注したというニュースを見た。

 

 

超音速機.jpg

 

最高速度マッハ1.7(音速の1.7倍)で飛び、米西部シアトルから東京を6時間で結ぶと言う。

 

筆者が1983年にニューヨークからロンドンに行く時に乗ったBritish Airways.のコンコルドはマッハ2であったからこれよりは遅いんだ。

 

コンコルドは2003年に営業飛行を停止したが、その理由として2000年の墜落事故と、コンコルドを所有していたBritish Airways.とAir France.共にその燃費の悪さに頭を抱えていたという話を聞いた。

 

速さを追求する余り、燃費がとんでもないことになっていたらしい。

 

それに比べ今度の"オーバーチュア"と名付けられた超音速旅客機は最高速度こそコンコルドに劣るが、従来のジェット燃料よりクリーンな代替燃料だけで運航出来ることを売り物しており、経済的には随分優れているのであろう。

 

余計な事だが、シアトル~東京間を4時間早く行けるかと言ってこの超音速旅客機に乗るかなあ?

 

コンコルドの料金はファースト・クラス料金の1.5倍くらいだったと記憶するが、その頃は会社がファースト・クラス料金を払ってくれていたので"面白半分で乗った"コンコルド料金は"冥土の土産"と思えば、別に高いとは思わないが、果して"オーバーチュア"に乗るのに幾ら払うんだろう?

 

JAL.のシアトル便にはファースト・クラスの設定が無いのでサンフランシスコ便で見てみると片道120万円。

往復では240万円で、ちょっとした小型車が買える値段だ。

 

"オーバーチュア"の値段がコンコルドと同じ様にファースト・クラスの1.5倍だとする360万円也。

まあまあの車が買える。

 

こんな大金払って飛行機に乗ります?

 

筆者が現役の頃は会議に出る為にしょっちゅう海外に出掛けていたが、最近は会議は出張ではなくZoom.で済ませる企業が多いらしい。

別にわざわざ飛行機に乗って出掛けなくても済むではないか?

 

とは言え、超音速旅客機と聞くと夢は有りますな。

 

映画トップガンではマッハ10を超える時にどきどきしたがコンコルドの時は音速を超える(マッハ1を超える。)時にどきどきした。

 

キャプテンが、"ロングアイランド上空でマッハを超えると衝撃波で下界の家の窓ガラスが割れるんだ。だからロングアイランドを超えると行くからね。"と説明してくれ、目の前にあるマッハ計が0.9で張り付いていた後、"ロングアイランドを超えたよ、Here, we go !さあ、行くぞ!"と言ってマッハ計が1.0を超えた瞬間に飛行機全体がドーンと言う音を発してびっくりしたことを覚えている。

 

その後"コックピットを見たい。"と言ったら快く操縦室に招いてくれ、窓の外の深い青色の成層圏を見た時は感激した。

 

凄い体験をしたと思っているが、車一台分を払ってまで又超音速機に乗りたいかと聞かれると、"止めとこう。"と思う。

 

皆さん、どうします?

第19回「酒匂x川口のゴールデンアワー」
酒匂隆雄の「為替ランドスケープ

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