酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」

酒匂隆雄(さこう・たかお)

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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ペンタゴン・チャート。

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先日エルビス・川口さんと"酒匂・川口のゴールデン・アワー"と銘打った対談を行った。

 2月から毎月定例で対談を行っていたのだが、今回から新進気鋭のフィリピンを拠点にする金融会社のS Division.をメイン・スポンサーとして"もっと本格的にやろう"との意思を持って始めた。

 今回からテレビでお馴染みの崎本大海さんを司会にお迎えして、益々ゴールデン・アワーの番組らしくなった。

 基本的には川口さんと金融市場一般、為替、仮想通貨、そして所謂よもやま話をするのだが、実に楽しくやらせて頂いている。

 為替に関しては川口さんのご専門のペンタゴン・チャートを使ってテクニカルな話をし、筆者がファンダメンタルズに則った話をしようと言う事にしているのだが、昨今はそのペンタゴン・チャートに重きを置いて話している。

 筆者は為替取引に1972年から携わっているのだが、何年やっても難しい。

実は古い為替プレーヤーに在りがちなのだが、テクニカル分析が不得手である。

そもそも昔はテクニカル分析と言えばせいぜいローソク足を使った移動平均線の分析が主で、筆者に言わせれば、"だから何だ?過去の値動きを見て将来どう動くかを推測するだけだろ?地政学的リスクが勃発したらどうする?介入が出たらどうする?"と勝手に邪推してテクニカル分析に対して極めて懐疑的だった。

 ところが恥ずかしながら筆者が妄信してきた伝統的なファンダメンタルズ分析(経済的基礎要因の分析)、需給分析(輸出・輸入筋や機関投資家の売買動向)、そして政治・金融分析(政府が現状の相場を容認しているのかとか金利動向の分析)では中々勝てなくなってきた。

理由は簡単で相場が上の古典的な分析だけでは動かなくなり、トレンド・フォロー(相場が上がれば買う。下がれば売る。)や統計を使っての需給分析(買われ過ぎや売られ過ぎの分析)を見るプレーヤーが増えてきたのである。

 そしてペンタゴン・チャートもその一つである。

正直なところ、筆者はペンタゴン・チャートの分析を見てはいたが、トレードに使う迄には至っていなかった。

で、2月に川口さんと対談をした折に"ペンタゴン・チャートをもっと知って貰おう。"と言う事になり、自分でも検証してみることにした。

 3月と4月の二か月間、主にペンタゴン・チャートを使ってトレードをしてみたら、結論から申し上げると、極めて好調であった。

 ペンタゴン・チャートは典型的なトレンド・フォローの分析手法で"このレベルを上に切ると相場は上昇し、このレベルを下切ると相場は下落する。"と教えてくれる。

 現在、ドル・円、ユーロ・円、ユーロ・ドル、ポンド・円、そして豪ドル・円の5通貨ペアーの分析を行っているが、偶々今週ユーロ・ドル(4月7日から買いサインが出ていた。)以外の通貨ペアーが上切ってペンタゴン・チャートが買いサインを出したので、ご紹介しよう。

       変化日 転換相場 4/30終値

ドル・円     4/30    108.80    109.33

ユーロ・円   4/27    130.55    131.43

ユーロ・ドル 4/7     1.1860    1.2020

ポンド・円   4/28    150.80    151.04

豪ドル・円   4/27     84.15     84.31

 

要するに各々の変化日にこれらの通貨を買っておけば良かったことになるのだ。

変化日から昨日の終値までの各通貨ぺアーの高値はそれぞれ109.34、132.36、1.2149、152.40、85.00を付けており、ドル・円を除いて"上手くやれば(金曜日の終値までほったらかしにしないで、上手くトレードする。)もっと利益を得ることが出来た。"と言う事が出来る。

同時に同時期の安値を見ると、ドル・円は108.72、ユーロ・円は130.58、ユーロ・ドルは1.1862、ポンド・円は150.89、豪ドル・円は84.09を付けており、"下手をして慌てると、まあ損をすることは無かったが、殆ど利益を得ることが出来なかった。"と言うことになる。

 ペンタゴン・チャートは万能ではない。

トレンド・フォローなので一方向へのトレンドが形成されると大きく取れるが、持ち合いのレンジ取引になるとからきし駄目だ。

 そこでどうやってペンタゴン・チャートを重視ながら、同時にファンダメンタルズ分析や他のテクニカル分析、例えば移動平均線、ボリンジャー・バンド、一目均衡表、MACD.、ストキャスティクス、そしてRSI.などの分析を加えて相場を考える"寺子屋。"みたいなコミュニティーを作ろうかと考えている。

 そもそも他人に自分のやり方や考えを押し付けるのは不本意なのだが、"寺子屋で皆で一緒に勉強しよう。"と言う考えには反対ではない。

 現在、色々Logistics.=(事の流れを合理的に組み立てて統制する管理活動)を考えて頂いているが、上手く行けば面白いアイディアかも知れないな?

 

 ご興味が有れば、ご意見やご注文をお聞かせ頂ければ幸いです。

 

宜しくお願い致します。

 

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