酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」

酒匂隆雄(さこう・たかお)

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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日替わり定食。

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ニューヨーク株式市場が大荒れだ。

 火曜日は3日連続で原油先物相場の下げが止まらず、世界景気の先行き不透明感が改めて意識されダウは2%超、S&P.も3%弱の大幅下落となった。

ナスダックは約4%下落し、9月2日に付けた市場最高値から10%を超え、調整相場入りと思われた。

ダウはアップルなど主要ハイテク株への利益確定目的の売りが継続し、一時660ドル超下げ、S&P.への採用が見送られた電気自動車(EV)のテスラが21%安の急落となった。

まあ大暴落と言っても良い下げっぷりであった。

 この下げの理由が原油価格の続落以外に見当たらず、不気味な感じがした。

 明けて水曜日。

何と今度は3指数共揃って大幅反発。ダウは1.6%、ナスダックは2.7%、S&P.は2.0%と揃って上昇した。

 英フィナンシャル・タイムズ紙が"新型コロナウイルスのワクチン治験を一時中断した英製薬大手のアストラゼネカは来週にも治験を再開させる可能性がある。"と報じ、市場心理の改善につながり欧州市場から買いが先行した。

前日まで下げが目立った主力ハイテク株に押し目買いが入り、ダウ平均は一時700ドル超上げた後、約440ドル高で引けた。

前日急落したテスラが約11%上げたほか、アップル、マイクロソフト、アマゾンは約4%上昇した。

 前日の急落で調整局面入りしたと思われたナスダックは2.7%切り返して、まるで日替わり定食の様相を呈した。

 その間我らがドル・円相場は火曜日は高値106.38、安値105.87で値幅は僅か51銭。

そして翌水曜日は高値106.27、安値105.80で値幅は47銭。

今日も午後3時現在で高値106.29、安値106.06で値幅23銭。

 株価のダイナミックな動きに対して、最近のドル・円相場は動かない。

 その理由は株価が下がるとリスク・オフとなり、投資家のリスク許容度が減って既存の保有債権の圧縮や為替、債券、コモディティーなどの他のリスク商品への投資を避ける。

その逆に株価が上がるとリスク・オンとなり、投資家のリスク許容度が増えて為替、債券、コモディティーなどの他のリスク商品に積極的に投資する傾向が有る。

 

為替で言えば、ドル、円、スイス・フランなどの通貨は安全資産として考えられており(ドルは基軸通貨であるので理解出来るが、何故円も含まれるのかが分からない。)リスク・オフの折には買われてリスク・オンの折には売られる傾向が高い。

だから火曜日の様に株価が下がってリスク・オフの折は安全資産のドルと円が共に買われて結果としてドル・円相場は余り動かない。

但し、この日は米国長期金利が下がったので、ドル・円は多少下げた。(円買いが勝った。)

 逆に水曜日の様に株価が上がってリスク・オンの折は安全資産のドルと円が共に売られて結果としてドル・円相場は余り動かない。

但し、この日は米国長期金利が上がったので、ドル・円は多少上げた。(円売りが勝った。)

 

何だかややこしくなったが、まあ分からない時は無理をせず、"ここぞ!"と言うチャンスを待ちましょう。

 

 9花 10.jpg

 

ちょっと見難いがこの花、物干し竿にぶら下がっているんです。

 

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