車のブレーキングには2種類有るのをご存じだろうか?
先ず一つ目は当然"止まる為"のブレーキング。
これは文字通り車を止める為の動作で、ブレーキングすることによって走るエネルギーを熱などに分散させたり(通常のブレーキ)、モーターを逆転させて電気を作りバッテリーに蓄電する。(最近のハイブリッド車。)
次は何と"曲がる為"のブレーキング。
車の駆動にはF.F.=(前輪駆動)、F.R.=(後輪駆動)、4輪駆動などが有るが、何れも加速中は車の前部が浮き気味となり、逆に後部は沈む。
車の前部が浮き気味となると当然ステアリングの効率が悪くなる。=曲がり難くなる。
そこでアクセルを戻すと先ず車は前後が水平になり、そこでブレーキをちょんと踏むと車が前のめりになり今度はステアリングの効率が良くなる。=曲がり易くなる。
昨日スローイン(遅く入る。)・ファーストアウトの話をしたが遅く入る為には当然ブレーキングをしますよね。
今は知らないが、我々が運転免許を取った頃は教習所の先生から"車が真っ直ぐ向いている時にブレーキをして、カーブの最中にブレーキを踏むな。"と教わった。
あれはその頃の車のブレーキの殆どがドラム・ブレーキと呼ばれる車輪に付いているドラムを両側から押し付ける方式で、放熱効果が悪くてロックする。=(車輪の回転が止まる。)
そうすると車がスリップするのでカーブの最中にブレーキを踏んではいけないと教わった。
今は心配無用!
殆どの車が4輪ともディスク・ブレーキで、これは車輪に付いている円盤(ディスク)の様な物の一部をキャリパーと呼ばれる物で締め付ける為に放熱効果が極めて高くてロックしない。
それと最近の車にはこれにプラスしてABS.と言う電子制御のブレーキ装置が付いている。
昔教習所の先生が"ポンピング・ブレーキをしろ。"と言ってましたよね。
ABS.は人間の代わりに1秒間に何十回もポンピング・ブレーキをしてくれるのだ。
ロックしなければコーナリングの最中にブレーキングしても車はスリップしないので当然スピンしない。
結論。
どんどんカーブの最中にブレーキングして下さい。
驚くほど早く回れます。
(但しあおり運転と間違われる様な運転はお止め下さい。)
sakohからyumへの返信
yumさん、はい、車を止め、ゴルフは諦め、後はワインしか有りません。
頑張ります!
yum
塾長のおかげでワインにハマり20年近く…ワインへの情熱は冷めないでくださいね