ドル/円は直近の日足が小陽線で終えており、上値トライの可能性につなげていますが、上昇余力の強いものではないことや、今年3月に付けた111.71を基点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この日足の上値抵抗が105.90-00にあることからこれをしっかり上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難い状態です。また、106円台を回復した場合でも週足、月足の抵抗が106.30~107.00ゾーンに散在しており、ドル急伸にも繋がり難いでしょう。現状は105.00-10に下値抵抗がありますが、105円割れで終えた場合や104.80割れを見た場合は、急伸時に残した足元の弱さを固め直す動きから104.00前後まで下値余地が拡がり易くなります。
今日の買いは104.20台を買って104.80で浅めに撤退するか104.20以下の押し目待ちとしています。この場合の損切りは下値リスクが点灯する103.40で撤退です。売りは様子見か105.80-90の吹き値があれば売り狙い。損切りは106.30で撤退です。
ユーロ/ドルは陰線引けとなり、1.1800の下値抵抗を守り切れておらず、やや下値リスクが高い状態ですが、1.1750-60の抵抗には跳ね返されており、上値トライの可能性を残しています。買いは1日様子見か1.1750-60で押し目買い。損切りは1.1690で撤退です。売りは1.1880-90の戻り待ちとします。損切りは1.1930で撤退です。下値抵抗は1.1750-60、1.1710-20に、上値抵抗は1.1910-20、1.1960-70にあります。1.1700割れで"ニュートラル"な状態に戻します。1.1600割れで終えた場合は"ユーロ弱気"に変化して一段の下落リスクが生じます。
ユーロ/円は小陰線で終えています。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、125.00超えトライに失敗した流れにあり、125.00超えで終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。上値トライの可能性を残しているので、買いは123.40-50まで引きつけて買い狙い。損切りは122.90で撤退です。これが付いた場合は下値リスクが点灯、122円割れで終えた場合は"ユーロ弱気"に変化します。売りは様子見か124.80-90の吹き値待ちとします。損切りは125.20で撤退です。
ポンド/ドルは小反落。下げエネルギーの強いものではありませんが、若干下押す可能性が高いので、買いは1.3170-80で押し目買い。損切りは1.3130で一旦撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.3000割れで終えない限り変化しません。
ポンド/円は実体が小さく上ヒゲの長い陰線引けとなりました。短期トレンドは強い状態を維持していますが、上値トライに失敗しているので、もう一段押す可能性が高いと見ます。買いは138.50-60まで引きつけて。損切りは137.90で撤退です。これが付いた場合は"ニュートラル"な状態に戻します。135円割れで終えた場合は"ポンド弱気"に変化します。売りは様子見か140.60に損切りを置くなら139.90-00の戻りを待って軽く試し売り程度に。
豪ドル/円は小陽線で終え上値余地を探る動きが継続中です。短期トレンドが強い状態にあるので押し目買い方針継続としますが、77.10-20、77.50-60に強い抵抗が控えており、一気に上抜けるにも無理がありそうです。買いは75.80以下の押し目をゆっくり待つか、76.50-60で押し目買い。損切りは76.10で一旦撤退です。短期トレンドは75円割れで終えない限り、変化しません。