ドル/円は小陽線で続落を食い止めていますが、上昇余力の強いものではないので106円台中ばにある強い抵抗を一気に上抜けるには力不足と見ています。一方で下値抵抗も守っており、105.50-60、105.20-30の抵抗を全て下抜けるにも無理がありそうです。但し、105円割れで終えた場合は"ニュートラル"な状態に戻します。104.50割れで終えるか、104.00割れを見た場合は新たなドル下落トレンド入りの可能性が高くなります。逆に107.30超えで終えることが出来れば上値余地が若干拡がり易くなりますが、この場合でも108円台の抵抗厚く簡単には上抜けないでしょう。
ドル買いは105.50-60で押し目買い。損切りは104.80で撤退です。売りは106.00-10で軽く売って106.30で撤退するか106.50-60の戻り待ちとしています。この場合の損切りは107.30で撤退です。
ユーロ/ドルは小幅続伸となりました。トレンドが強い状態を維持しており、押し目買い方針継続です。買いは1.1900-10の押し目を買って1.1870で浅めに撤退するか1.1830-40の押し目待ちとしています。この場合の損切りは1.1780で撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.1750割れでニュートラルな状態に戻します。
ユーロ/円は陽線で切り返して上値トライの流れに乗せています。買いは125.90-00の押し目待ち。損切りは124.80で撤退です。売りは様子見です。125円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。124.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段のユーロ下落に繋がり易くなります。
ポンド/ドルは小幅続伸となりました。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、前日の陽線が1.3200近辺の足元を固めた感があり、反落しても深い押しには繋がり難いと見られます。買いは1.3310-20で押し目買い。損切りは1.3260で一旦撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.3200割れを見ない限り変化しません。
ポンド/円は陽線引けとなり、下値を切り上げる流れに変化が認められません。142円の壁には一旦ぶつかりましたが、日足の形状が崩れていないので再度142円トライの動きが期待できます。買いは141.20-30で押し目買い。損切りは140.40で撤退です。売りは様子見です。短期トレドは140円割れで"ニュートラル"な状態に戻します。
豪ドル/円は5手連続陽線引けとなり、短期トレンドは強い状態です。上値抵抗ポイントの厚いレベルに入っていますが、トレンドが強い状態を維持しているので、77.90-00での押し目買い方針で。損切りは77.40で撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは76円割れを見ない限り変化しません。
総裁選は菅官房長官が急浮上、二階幹事長の提案で党員投票も行わないことが決まり、世論の支持が高い石破さんも不利な情勢に。また、少し前までは次期総裁候補との呼び声高かった岸田政調会長もややかすんだ感じです。党員投票は党派に縛られる議員さん達の意向に左右されることなく平等に総裁を選ぶ権利が与えられるはずなのに幹事長の意見であっさり党員投票の有無を決められるものなんですね。一国民としては何となく納得いかない総裁選です。党員投票を行うには党員の確定までに2ヵ月を要するそうで、安倍首相の悪化した病状にも負担を掛けないためとか。ここまで頑張ったのなら2ヵ月位なら何ということもないと思ってしましますが...。