ドル/円は北朝鮮の核実験報道で、朝方のシドニー市場で一時109円台前半まで値を下げて東京市場では109円台後半で寄り付きました。NY市場が休場となるため上値を追い切れずにジリ安の展開となっていますが、日足、週足共に上値トライの可能性を残しており、押しは一旦買い場となる可能性が高いので、突っ込み売りに注意が必要でしょう。
今日のドル買いは109.20-30で押し目買いとしています。損切りは108.40で撤退です。売りは様子見か110.50接近場面があれば戻り売り。損切りは111.10で撤退です。109円割れの越週か、108円割れを見た場合は新たな下落リスクが生じます。日足の抵抗が110.60-80にありますが、実体ベースで上抜けて来れば一段の上昇に繋がり易くなります。
ユーロ/ドルは上ヒゲの長い陰線引けとなり、上値トライに失敗した形です。1.1800-10の下値抵抗も守っていますが、下値リスクがより高いので買いは慎重に。売りは1.1900-10で戻り売り。損切りは1.20超え。買いは様子見か引き付けて。1.1780で撤退です。
ユーロ/円は小幅続落。単体では下げ余力の強いものではないので突っ込み売りに注意が必要です。買いは130.10-20以下で押し目買い。損切りは129.40で一旦撤退です。128円割れで越週しない限り、急落にも繋がり難いでしょう。売りは様子見とします。
ポンド/ドルは陽線引けとなり、上値を切り下げる流れから若干上抜けかけていますが、上昇と力の強いものではないので、ダマシの可能性に注意が必要です。売りは様子見か1.3010で撤退。買いは様子見です。
ポンド/円は小陽線で終え、下値を切り上げる流れを守っていますが、142円台半ばの重要ポイントを上抜けきれていません。買いは141.10-20の押し目を待って軽く買い狙い。損切りは140.40で撤退です。売りは様子見とします。
豪ドル/円は続伸。日足は下値を切り上げる流れを維持していますが、88円超えに強い上値抵抗があることや86~88円の揉み合いとなる可能性があるので、買いは様子見か86円台を買って86円割れで撤退です。売りは様子見とします。
昨日は、久し振りに小田急ロマンスカーを利用して小涌園近くにある「岡田美術館」に行ってきました。前回見逃した喜多川歌麿の「深川の雪」、そして同時公開は初めての「吉原の花」も見ることが出来ました。入館料が割引券を使っても2600円とややお高いせいか、日曜日にも拘らずそれほど混んでおらずゆっくりと見ることが出来ました。レプリカですが、三部作とされる「品川の月」も並列されており、なかなか見ごたえがあります。
やはり吉原の花は、色町らしく華やかな色合い。引手茶屋の二階の様子と前を通る人々が描かれていますが、寛政の改革に入ってから描かれたものとされており、贅沢禁止令を風刺したものとも言われているそうです。深川の雪は、吉原の花からさらに10年ほど後に描かれているので、芸者さんの着物の色はかなり地味な感じ、でも半襟や裾よけは明るい色や柄で工夫しており、とてもおしゃれな感じです。こちらは辰巳芸者のセンスの良さが感じられるとても見ごたえのある作品。百聞は一見にしかず。是非ご覧になって頂きたい作品でした。また行きたいと思います。10月末頃までの公開です。
http://www.okada-museum.com/exhibition/archives/504