6/17 (土)アメジスト香港特別セミナーを開催します。「海外投資で地政学リスクから資産を守る」と題して、行うセミナー(有料)の第3部で若林と川合が講師を務めることになりました。金融市場の先行きについて予測します。皆様お時間があれば是非ご参加ください。
会場:アークヒルズクラブ(東京赤坂)
第3部:16:30~18:00ですが、詳細は以下からご覧ください。
http://www.amethyst.hk/seminar/seminar_form_ark0617.html
朝方はイギリスの議会(下院:650議席)選挙の出口調査の速報を受けてポンドが急落しています。メイ首相率いる保守党が314議席、労働党266議席の予想ですが、保守党が過半数の326議席に到達せず、今後のEU離脱交渉に際して議会での難航が予想されることが嫌気されています。BBCの出口調査は精度が高いと言われており、今後の政局の混乱が予想されています。
一方米国ではコミー前FRB長官の議会証言が予想通りの内容に留まったことから、株式、為替相場共に下げ幅は限定的なもととなっています。またECBの理事会は予想通りの結果で現行維持。追加利下げを打ち切ることを発表しましたが、同時にインフレ見通しを引き下げたことから相殺された格好となりました。
ドル/円は戻り売りの流れに変化なしですが、109円台半ばから前半の下値抵抗も守った状態です。109円割れの越週で新たな下落リスクが点灯、111.50超え回復で一旦底打ちの可能性が点灯します。
ユーロ/ドルはユーロ強気の流れを維持していますが、日足の形状がやや悪化中。ユーロ/円は一段の下落リスクに注意が必要です。
ポンド/ドルは1.30台の壁にぶつかっており、弱気の流れ。朝方の急落でさらに下値リスクが高くなりました。1.2600-10に強い下値抵抗があります。ポンド/円は140円割れを見ており、日足、週足共に下値リスクが高い形ですが、138~140円ゾーンの中期的な下値抵抗ポイントにあるので売りも注意して下さい。買いは様子見です。
豪ドル/円は上下の抵抗を抜け切れず。81.50割れで越週した場合は新たな下落リスクが生じます。83.20-30に上値抵抗が、82.10-20に下値抵抗があります。