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仮想通貨・ブロックチェーンが描く世界
公開日:2018年11月29日

2018年11月3日、アメジスト香港主催の特別セミナーがアークヒルズクラブで開催されました。今回も、ビットコインクイーンの異名を持つ名波はるかさんをはじめとして、仮想通貨の世界で著名な柏崎勇さん、お馴染み酒匂隆雄さんと川口一晃さんなど、豪華ゲストをお迎えして、これからの資産運用においてとてもヒントになる話が盛りだくさんでした。

こちらの記事では、名波はるかさんと柏崎勇さんの対談をご紹介します。

※対談時:2018年11月3日

 

仮想通貨・ブロックチェーンが描く世界
名波
2017年、仮想通貨はとても盛り上がり、価格も過去最高値を付けましたが、今年に入ってからは大幅に調整しました。

値動きも、実際にはかなりのボラティリティでしたが、あまりにも2017年のそれが大きかったため、横ばいに見えてしまう人もいたようです。

「もうビットコインはオワコン」などとも言われていますが、柏崎さんはどのような意見ですか。
柏崎
仮想通貨が終わった、ビットコインが終わったと考えている人は、大勢いますが、仮想通貨はまだ金融商品として認知されていないから、大きなマネーが全然入ってきていません。

これだけ世間で騒がれても、市場規模はたったの22兆円です。法整備も進んでいませんし、ハッキングリスクもあるので、機関投資家のマネーが入ってきていません。

だから、こうした整備が行われ、機関投資家が安心してお金を入れられる市場になった時に、いよいよ仮想通貨が本番を迎えると思うのです。
名波はるか
柏崎

この22兆円を支えているプレイヤーは、基本的に3種類です。1つはホエール。巨額なビットコインを持っているクジラですね。この人たちは最初期からビットコインを保有していて、その値上がり益でかなりの資産を築いた方々です。

2つ目がマイナーです。仮想通貨を採掘して、買い支えてる人たちです。

そして3つ目が個人投資家。昨年秋に価格が暴騰した時、参戦した人たちで、まあ数百万円、数千万円程度を保有している人たちです。

 

名波
22兆円の大部分をホエールが保有しているようですね。
柏崎
僕は「真のバブルが来る」って表現しているのですが、2017年12月の暴騰は、確かにバブルでした。でも、あれを上回るような大きなバブルが来ると思います。

そのためには、仮想通貨ETFが上場され、金融商品としての制度整備が行われ、DMMやSBI、GMO、楽天、ヤフーなどが、仮想通貨取引所に力を入れて、広告などをどんどん打つような環境になれば、早ければ来年の春、遅くてもこの2、3年以内に、大きなバブルが来るのではないかと考えています。
名波

そうですね。昨年末、仮想通貨の取引所のCMを頻繁に目にした方も多いと思うのですが、今は一切目にしません。それは、法整備がされていない状態で、立て続けにコインチェックやZaifから仮想通貨が流出する事件が生じたため、規制が厳しくなったのです。

でも、取引所の本音は、お客さんを獲得するためにCMを打ちたいはずなので、CMが解禁になれば、再び盛り上がり、個人投資家がマーケットに再度、参入してくることも考えられます。

柏崎

そうでもなければ、大手ネット企業がこれだけ巨額な資本入れてくるはずがないでしょうしね。

名波
ええ。オワコンって言われますが、世界中の名だたる企業が、仮想通貨に巨額の投資を行っていますから、このまま終ることはないと思います。
柏崎

むしろ、オワコンって言われている今だからこそ、チャンスだとも考えられますよね。

柏崎勇
名波
価格が安い時こそ、参入するチャンスと考えましょう。やはり仮想通貨の実体を理解したうえで投資した人たちが、今も残っていると思います。逆に、よくわからずに、何となく儲かりそうだということだけで投資をしていた人たちは、価格の急落に恐れをなして、撤退しているのではないでしょうか。

ただ、このタイミングで撤退してしまうのは、非常にもったいないことだと思います。次の上昇相場をうまく捉えるためには、低迷しているこの時期に、知識を蓄える時期だと思います。
柏崎

仮想通貨に注目している人って、3つの層に分かれると思うのです。第一の層は価格上昇による一攫千金を狙う人たち。メインは個人投資家ですね。 二番目がブロックチェーンの技術に可能性を感じている人たちで、売買で利益を得るよりも、ブロックチェーンの技術と、たとえばAIと組み合わせて、新たな未来を築いていくことに関心を持っている層です。そして、三番目が非中央集権に憧れる層です。

名波

法定通貨の場合、国の都合で発行量が調整されてしまうので、それを避けるために、非中央集権の通貨としてビットコインなどの仮想通貨が誕生したと考えられます。非中央集権なら、国の都合で通貨価値が増減されることはありません。これを非常に公平な概念だと評価する一群がいて、そこからビットコインが生まれました。こうした思想に憧れている人もいます。とはいえ、完全な非中央集権化が本当に可能なのかどうか、まだ議論は尽きません。

 

柏崎

ただ、仮想通貨が決済通貨になるには、まだハードルがありますね。昨日と今日で値段が5%違うものを、決済通貨として使うには、かなり無理があります。ビットコインがドルやユーロに取って代わるには、まだ相当の時間を要するかも知れません。

名波

決済通貨に使われるのはまだ先のことでしょうし、もしそうなったら、恐らくボラティリティが今以上に小さくなって、投資対象としての魅力はかなり低下すると見ています。

柏崎
それはあり得ますね。法整備が進んでくれば、価格は安定方向に進むでしょう。ただ、その前に大勢の投資家も入ってきますから、そこでは値上がりが十分に期待できると考えています。
名波
今、仮想通貨を持っている方は結構いらっしゃいますが、やはり今のままでは、なかなか普及しないでしょうね。たとえば、私の両親、祖父母が使いこなせるかと言うと、さすがに使いこなせないと思うのです。誰もが使えるように技術が発展して、初めて決済通貨としての価値を持つようになるのでしょうね。
柏崎

セキュリティ面の問題もクリアしなければなりません。この点は徐々に進化してきているとは思うのですが、それでもコインチェックやZaifのような、仮想通貨の外部流出問題は後を絶ちません。やはり一個人が、自己責任で送金しなければならないのは、非常に大きなリスクを伴うということです。

いくら取引所がしっかりしていたとしても、送金する際は、最終的に預入先のアドレスを打ち込んで行うわけです。この状態のまま、大勢の人が仮想通貨を法定通貨の代わりとして、決済や支払いにバンバン使うかというと、それは少し違う。

 

名波
ブロックチェーンを勉強すると、10年後がどういう世の中になっているのかが推測できるようになるので、是非、ブロックチェーンを勉強していただきたいと思います。非常にざっくりと申し上げますと、まずデータの改ざんができなくなります。

よく取引所がハッキングされて、仮想通貨が盗まれていますが、あれはブロックチェーンのデータが改ざんされたのではなく、取引所の秘密鍵を盗んだハッカーが、その秘密鍵を使って盗んでいるわけです。

ブロックチェーンは、改ざんがほぼできません。そして、データの正しさの検証や、保証が不要なので、そこにかかっていたコストが大幅に削減され、それを握っていた権力が弱まります。結果、人が介在しなくても、お金の送金履歴などが記録されるようになるため、送金に際して人の手を介していた部分がどんどん無くなっていくわけです。これを仮想通貨以外の分野にも応用すれば、あらゆるところで革命的なことが起こると考えられます。
柏崎
データの改ざんがほぼ出来ないというのは、とても地味なことですが、実はとても快適なことです。たとえば、誰かにお金を送金する際は、その送金の正しさが担保されていなければなりません。銀行口座から、1万円を送金しようとしたのに、手違いで2万円が送金されたら困りますしね。

それを確実に保証するため、中央集権的な存在として銀行があるわけです。銀行が、送金の正確さを、人の手を介してチェックし、ミスが無いようにしているのですが、それがなくなるのは、まさに革命的なことです。

これは何も銀行の送金に限った話ではありません。データの正しさが重要なのは、他にもたくさんあって、そこへの応用が利きます。たとえば契約書、あるいは戸籍などの個人情報もそうです。これらをすべてブロックチェーンのもとで管理すれば、第三者が勝手に書き換えることが出来なくなります。これ、本当に凄いことだと思うのです。
名波

ブロックチェーンっていうと、今のところ専ら仮想通貨に用いられていて、それ以外の実例が少ないのですが、今後はありとあらゆるものに、ブロックチェーンが使われていくでしょう。送金、物流、契約、医療、保険などにまつわる、あらゆるコストが削減され、不正やミスが激減します。結果、これらの確からしさを担保していた仕事が無くなります。

特に人工知能とブロックチェーンを掛け合わせることによって、よく43%の仕事が消滅するなどと言われていますが、恐らくその程度では済まないでしょう。もっと多くの仕事が無くなると思います。

 

柏崎

単純作業は、どんどん人工知能、機械、IoTにとって代わられます。ブロックチェーンは、中央の仕事を自動化していくわけです。例えばウーバー。運転手と乗客をマッチングさせる画期的なサービスですが、この手のマッチングは現状、ウーバーの社員が、中央集権的に管理しています。

でもブロックチェーンが普及すれば、こうした管理作業がブロックチェーンに取って代わられますし、末端のドライバーの仕事も、自動運転に取って代わられる。データを管理して、その正確さを担保する管理業務って、実は世の中の仕事のかなりの部分を占めていて、そこがブロックチェーンで自動化出来れば、仕事って激減すると思います。

あるいは単純作業だけでなく、不動産の鑑定士や公認会計士など、正しさを検証・証明し、保証する仕事も無くなるでしょう。これは、本当に革命的なことです。

仕事が無くなると、未来に対して悲観する人もいると思いますが、でもそれは逆だと思います。

名波

そうですね。仕事が無くなったら、どうやって食べていけばいいんだと、悲観的に捉える方は多いと思いますが、その代わりベーシックインカムが導入されるでしょう。スイスの一部地域で実験的に導入されていて、一律25万円が毎月もらえます。もちろん贅沢は出来ませんが、働かなくても最低限の生活が保障される時代が、もうすぐそこまで来ているのかも知れません。

柏崎
食べるために働くという、何千年、何万年も当たり前と思われてきた常識が今、大きく変わろうとしているのですね。
名波
常識が根底から覆されてしまうでしょうね。では、必要最低限のお金でどう楽しむのかということですが、VRが進化して、例えば部屋に引きこもって、ゴーグルかけているだけで海外に行けたり、バーチャルな恋愛ができたりする。そんな楽しみ方が、これから増えていくのではないでしょうか。感動を買うためのコストも、大幅に下がるというわけです。
柏崎

今、本当に面白い時代だと思います。そういう時代を我々は生きている。人類が地上に誕生したのが25万年前。そこから24万年間、何の進歩もありませんでした。平均寿命は20歳か30くらいで、日常生活に危険がたくさんあり、生きるだけで精一杯な時期が、24万年も続いたのです。

そして、1万年前から牛や羊を飼うようになり、人類が定住するようになり、2000年前くらいから都市国家を形成するようになりました。その後、300年くらい前に産業革命が起きて、100年前あたりから工業化がどんどん進み、20年前にIT革命が起きました。変化のスピードが加速しています。

今、私たちが享受できるコンテンツは、秦の始皇帝さえも絶対に手に出来なかったものばかりです。最高に美味しいもの、素晴らしく贅沢なもの、ドキドキするもの、いろいろなものがあるわけです。人の価値観次第ですが、せっかくこれだけ面白いものがたくさんあるなら、ちゃんとお金稼いで、資産をつくり、最高のコンテンツを楽しんだ方が良いと思います。

 

名波
まさにこれからは「楽しむ」ことが、大きなポイントになってくると思いますね。だから感動産業というか、人に感動を伝えるような仕事が、これからの中心になっていく。ユーチューバーなんて、実は最後の最後まで残る仕事になるのかも知れません。なので、好きなこと、趣味みたいなことを突き詰めて、それを発信する。ブログやユーチューブにアップして発信するだけで、新しい価値を生み出すかも知れません。

仕事は辛いものではなく、好きなことをどんどんやればいい。それがお金に変わっていくという時代が、もうすぐそこまで来ているのかも知れません。
柏崎
それは間違いないと思います。それを支えるインフラがブロックチェーンであり、仮想通貨になるわけですから、ここに投資することで、私たちはもっともっと豊かになれるはずです。
名波
今日はありがとうございました。
柏崎
こちらこそ。


名波はるか氏プロフィール
名波はるか(ななみ・はるか)
 

元祖・着エロクイーンから株ドルに転身し300万円の資金を5000万円に増やす。現在はビットコインの投資をしながらクリプトボーイというメディアで仮想通貨の情報を発信中。著書に「名波はるかと学ぶ!ビットコイン投資入門」。

ブログ:ビットコインクィーン名波はるかのビットコインでEnjoyLife

 
柏崎勇氏プロフィール
柏崎勇(かしわざき・ゆう)
 

北海道大学卒業後、東京大学大学院中退。
起業家、投資家、プログラマー、Webマーケター。ビットコインの基礎理論である暗号理論を大学で8年前から学ぶ。在学中の2012年にネットビジネスへ参入し、ツイッターマーケティング総合パッケージ「フォローマティック」で一躍有名に。

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