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リニューアル老舗中華レストラン特集
公開日:2019年03月14日

みなさん、こんにちは。楢橋里彩です。
3月に入り日本はお花見シーズンが近づき徐々に春らしさを感じる頃かと思いますが、香港は春というと「どんより曇り空」。雨模様になることもあるので、すっきりしない天気が続くのが特徴です。湿度も高くジメジメしているので、これからの季節に来られる方は雨具を忘れないようにしてくださいね。

さて今回は「リニューアルした中華レストラン」をご紹介します。今、香港は賃貸料の高騰からやむをえず閉店する店が相次いでいるのでリニューアルオープン自体なかなか難しいところではありますが、今回は昔から地元の人に愛されてきた老舗店3店舗とあわせて香港の最新情報をご紹介します。

※1香港ドル=14円計算

全人代開幕、香港の法に基づく施政を支持

5日開幕した全人代(全国人民代表大会)では、米中貿易摩擦の下、市場では李克強・首相が発表する政府活動報告の経済分野が注目されました。李克強・首相は、香港マカオにかかわる部分では、全面的かつ正確に「一國兩制」「港人治港」「澳人治澳」、高度な自治の方針を貫き、厳格に憲法と基本法に照らして事を行うと述べました。

さらに行政長官の法に基づく施政を支持、「一帶一路」と粵港澳大灣區建設の契機により、自身の優位性を用いて中国本土との協力を支援し、今年の経済成長率は6〜6.5%を目標にすると表明、経済成長率目標は昨年の約6.5%より引き下げました。消費者物価指数の伸び率は約3%を目標とします。

広東省が大湾区建設で5 大重点

広東省の李希・党委書記は6日、全人代広東省代表団のメディア開放日の活動に出席し、粤港澳大湾区について説明しました。李書記は粤港澳大湾区の建設が、広東省の重点活動の中でも重要なものと指摘し、主に5つの分野で100項目あまりの作業が、すでに打ち出されていることを明らかにしました。

5つの分野とは、香港マカオと連携して世界級の都市群、国際科学技術イノベーションセンター、一帯一路の重要な支援拠点、香港マカオとの深度協力モデル地区、居住・就業・観光に適した良質な生活圏をつくることとなっています。

香港は、国際金融・海運・貿易センターおよび国際航空ハブ拠点としての役割とともに、イノベーション・科学技術事業の発展を促進していきます。こうしたなか、香港特区政府が全額出資する革新的なデジタルテクノロジー化を推進している科学技術企業の産業基地「サイバーポート」では、1,100 社以上のスタートアップ企業とテクノロジー関連企業が入居し、支援を受けています。

先日発表された財政予算案では、創新科技局に60億香港ドル(日本円約870億円)の予算が充てられ、うち55億香港ドル(日本円約800億円)はサイバーポートの第5期拡張工事に投じられます。今後はサイバーポートのショッピングモール隣の用地を確保し、第5期として11階建てのオフィスビルが建設される予定。

多くの科学技術企業やスタートアップ企業などを誘致し、これらの企業や起業家、合わせて800社程度が入居できる見込みに。21年に着工し、早ければ24年に完成します。

住宅価格伸び率が世界47位に後退

不動産コンサルタントのナイトフランクが発表したリポートで、香港の住宅価格伸び率が顕著に鈍化したことが分かりました。2018年の香港の住宅価格伸び率はわずか1.8%で、世界でのランキングは前年の17位から47位に大きく後退しました。今年の香港の住宅価格伸び率は英国のEU離脱など外部要素が鍵を握りますが、約10%の下落と予測。ただし超高級住宅の価格は下落幅が比較的小さいとみています。

キャセイが香港エクスプレス(香港快運)と香港航空の買収検討

キャセイパシフィック航空は香港エクスプレスと香港エアラインの買収について交渉を行っていることを認めました。キャセイは海南航空集団から両社の株式を買収することについて積極的に交渉していると明らかにしました。現在のところ何ら契約は交わしておらず、適切な時期が来たら正式に発表するとのことです。

中環(セントラル)で、電気自動車レース「フォーミュラE選手権」が開催

10日、中環(セントラル)の公道で電気自動車レース「フォーミュラE選手権」が開催。このレースは、F1などを運営している国際自動車連盟(FIA)が管轄する電気自動車レースで、香港レースは今回で5回目となります。2014年に開幕したこの選手権には、メルセデスベンツ、BMW、アウディ、ポルシェなど、欧州主要メーカーが続々と参戦しています。

「フォーミュラE選手権」香港レースは、タイトなコーナーでの多重クラッシュが発生しやすいコースが特徴で、ビクトリアハーバー埠頭周辺の公道、1周約1.86kmの特設コースでは毎回様々なアクシデントが多発するスリルがあり、注目されるレースの一つ。世界中から11チーム22選手が参加し、レースが繰り広げられました。

リニューアルオープン後さらに人気な老舗中華特集

創業60年、今も変わらずワゴン式点心が食べられる「中央飯店」

"超"ローカルエリアの飲茶を堪能するなら、おススメなのがMTR深水埗(シャムスイポー)駅から徒歩10分圏内の大埔道にある老舗名店「中央飯店」。1961年に開業、半世紀以上にわたり地元の人たちに愛されてきた老舗レストランです。休業したときは、もしかしたらこのまま閉店してしまうのではないか...という噂も広がったほどでしたが、昨年しっかりと復活しました。

ここは今では珍しくなりつつある"ワゴン式点心専門店"(もちろん通常のメニューもオーダー可能)。久々に入ると常連の人たちがゆっくりと点心を食べながら新聞を読んだりおしゃべりしている光景を見ることができ、ホッとしました。

取材したのは正午前後でしたが、ほぼ満席状態。香港ではよくある「相席」で、点心をオーダーしました。人気のもう一つの理由はリーズナブルな価格。物価の高騰が進んでいるなかこれは嬉しいこと。隣席したご夫婦がとても親切な方で、「これ美味しいよ」とおすそ分けしてくださったり...。こうした光景も昔ながらの香港の日常の一コマ。ワゴン式なので、運んでくるお店の人とも話をしながら、ほっこりする時間です。

オーダーしたのは以下の品々です。

◆コクと深みがあるピータンと赤身肉が入った「皮蛋瘦肉粥」(17香港ドル・約240円)

◆ごま油の香りが漂う海老入り餃子「水晶鮮蝦餃」(19香港ドル・約270円)

◆食感がクセになる、魚の浮袋焼売「魚肚燒賣」(19香港ドル・約270円)

◆甘味が押さえられたチャーシュー入りパン「酥皮焗叉燒餐包」(17香港ドル・約240円)

どの点心も味が濃くなく、わりと日本人好み。特にコクと深みのあるお粥は絶品です。

午前中(午前6時~午後1時30分)はオリジナルプライスで以下の通りです。
(小)15香港ドル(約210円)、(中)17香港ドル(約240円)、(大)19香港ドル(約270円)。
※午後1時30分~午後3時は少しだけお得な値段になっており、それぞれのサイズは午前中より1香港ドル安くなります。

店舗名 中央飯店
場所 深水埗大埔道140號東盧大廈地下
G/F, Tung Lo Court, 140 Tai Po Road, Sham Shui Po
周辺の地図はこちら
開放時間 6:00~23:00(年中無休)
電話番号 +852-2777-6888
支払い方法 現金
対応言語 広東語、普通話

老舗飲茶「蓮香樓」、3月1日から「蓮香茶室」として新たにオープン

1918年に香港で開業した広東料理店「蓮香樓」。1996年から現在の中環(セントラル)にあるウエリントンストリートで営業している創業90年以上の老舗名店。中央飯店同様、ワゴン式点心のお店として知られています。

「蓮香樓」は今年4月をもって賃貸契約が終了することにより、移転するか、長い歴史に幕を閉じるかという選択が迫られていました。一時は地元メディアにより2月いっぱいで休業すると報じられると、多くの観光客や地元の人たちが連日のように足を運び大混雑していました。

「蓮香樓」としては閉店しますが、3月1日からは新たに「蓮香茶室」と店名を変えて営業することが決定し、大きな話題となりました。

新たにスタートする「蓮香茶室」は「蓮香樓」の新旧職員が数人で共同経営することになりました。物件オーナーはビルの改築までの1〜2年間、賃貸契約を延長。「蓮香樓」のオーナーである顏婉冰氏は第一線を退くことにしましたが、蓮香樓の商標権は保留し、職員らにフランチャイズ式経営で店を任せ、人件費などの都合から営業は朝と日中のみに。午後5時までの営業です。尚、これまでと変わらず中華菓子の販売は行います。

営業時間は短くなりますが昔からのスタイルを貫き、これからもワゴン式での飲茶を楽しめるということで、さらに人気が高まりそうです。

店舗名 蓮香茶室
場所 中環威靈頓街160-164號
160-164 Wellington Street, Central
周辺の地図はこちら
開放時間 6:00~17:00 ※定休日なし
電話番号 +852-2544-4556
支払い方法 現金、Visa、MasterCard、AMEX、銀聯、オクトパスカード
対応言語 広東語、普通話、英語

創業60年、一人でも気軽に行ける江蘇・浙江料理「江浙滬」

銅鑼湾で創業60年を誇る老舗の上海料理レストラン「上海一品香菜館(Shanghai Yat Pang Heung Restaurant)」が閉店したのは2015年1月でしたが、こちらも、新たに店名を「江浙滬江南美食」に変え、リニューアルして昨年戻ってきました。リニューアルする前は大皿の上海料理が特徴的でしたが、新たにオープンした「江浙滬」では一人でも食べられるような量に変え、上海周辺の杭州、蘇州などといった地方の料理が食べられるようになりました。メニューも写真が入って見やすくなり、チェック方式になったので言葉が通じない人でも簡単に注文できます。

店内はボックスシートも多く設けられ、およそ70席ほどある空間。座るとすぐにでてくるのが「そば茶」というのも、なんだか日本人としては嬉しいポイント。最近では中国本土からの旅行者に合わせて本格的な四川・湖南料理なども登場するようになりました。香港にくると広東料理だけでなく、中国各地の郷土料理も気軽に食べられるので、香港にきたらぜひ中国の様々なエリアの料理を食べてみるのもいいかもしれません。

さて、今回オーダーしたのは、上海の代表的な料理。

◆紹興酒でしっかり漬け込んだチキン「花雕醉雞」(68香港ドル・約950円)

◆カリッとして中の肉汁がでてくる焼きまんじゅう「生煎包」(3個)(42香港ドル・約590円)

◆中国式お好み焼きの中にあんこが入ったもので、北方料理のデザートとして知られる「豆沙窩餅」(36香港ドル・約510円)

銅饠湾駅から数分圏内にあるこの場所にして、この安さ。アフタヌーンティータイム、セットメニューはありませんが、一人で入っても数品楽しめる量というのも嬉しいお店です。他にも、小籠包(ショーロンポー)や糖醋魚(あんかけ魚)、炒鱔魚(田ウナギ)といったおなじみの江南料理もそろえてます。

店舗名 江浙滬 江南美食
場所 銅鑼灣渣甸坊37-39號京華中心地舖
G/F, Capitol Centre, 37-39 Jardine's Bazaar, Causeway Bay
周辺の地図はこちら
開放時間 11:30~0:00 ※定休日なし
電話番号 +852-2572-6888
支払い方法 現金、Visa、Master、 UnionPay、 Apple Pay、 Android Pay、 Alipay、 WeChat Pay、 AlipayHK
対応言語 広東語、普通話、英語

今香港は住宅供給問題や市街地拡大開発のためあちこちで開発工事が行われており、昔の名残を感じられる場所は少なくなっています。また物価の上昇がまだ続き、閉店、移転を余儀なくされるお店も多いなか、こうしてリニューアルして戻ってくるお店は地元に人にとってとても嬉しいこと。

「経済低迷が続いていますが、それでも、昔からの常連さんなど多くのお客さんに支えられて続けている」と話されるスタッフもいました。今でも料金据え置きの店もあるなど、お店とお客さんの信頼関係の深さも感じられる一面もありました。これからも元気に頑張ってほしいと思います。

次回は「香港の証券・不動産に事情」についてご紹介します。

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