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深センIT産業特集(後編)
公開日:2018年08月23日

みなさん、こんにちは。楢橋里彩です。
急速な経済成長を遂げ、今や「中国のシリコンバレー」と呼ばれている深セン。前回に引き続き、中国の大都市「深セン」の今をリポートします。ハイテク産業、金融業、物流業などを中心に成長し、さらにスタートアップ企業も増えているなか、新たな「ものづくりのIT産業」が進化しています。

今回は、深圳特集前編に引き続き、近年増えているシェアバイク、24時間無人コンビニ、ドローン市場で7割のシェアを誇るDJI旗艦店など、今アツい深センをご紹介します。

※1元=16円計算

QRコードを読み込んだらすぐに使える「シェアバイク」

深センの街中を歩くと、至るところにシェアバイクを見かけます。気軽に使えるシェアバイクはまさに人々の足。今回利用したシェアバイクは、日本では2017年8月に札幌市で、同年12月に福岡市でサービス開始しています。

街を走るだけでも目立つほどの鮮やかなオレンジ色の自転車「Mobike」の利用の仕方をご紹介します。まず、WeChatPay(微信支付)やAliPay(支付寶)とともに、「Mobike」のアプリをインストールしましょう。これは日本でインストールしておきましょう。

利用情報の登録、クレジットカード情報を登録し、デポジットとして500円が徴収されます。この時点でMobikeサービスを利用できるようになります。続いてアプリを開いて、自転車に貼ってあるQRコードを読み込めば乗車可能です。

アプリでQRコードを読み取った後に利用開始を選択すると、ロック解除コードが表示されます。

尚、使用するときはスマホなど携帯電話はインターネット接続が必要になりますのでお忘れないように。個人的には深センに行くときはSIMカードを使用することが多く、とても便利です。

深センで買い物をするといちばん驚くのは、現金をほとんど使わなくても良いというところでしょう。冒頭でも書いたように、日本でも最近は電子マネーで支払う機会が増えてきました。ちなみに深センでは、飲食店はもちろんのこと、街中の小さな露店でもWeChatPay(微信支付)やAliPay(支付寶)で支払うことが当たり前になってきました。 Mobike公式サイト(日本語)

無人コンビニ、続々オープン

深センの街を歩いていると、店員がいない無人コンビニを多く見かけるようになりました。「BingoBox」、「F5未来商店」などといった無人コンビ二に始まり、最近では「百鮮GO」ができたので、こちらに行ってきました。

「百鮮GO」 は、スマートリテールソリューション提供企業として自動販売機の製造を展開している深圳市百鲜網智能科技有限公司が運営しています。上海の1号店を皮切りに、北京、天津、深圳など国内およそ10都市で展開しています。

深圳市百鮮網智能科技有限公司の事業はユニークで、無人コンビニシステムを1元で購入して加盟店になることができるのです。つまり、誰でも無人コンビニの加盟店を作ることができ、どのような自動販売機を買うかで店の品ぞろえを変えることができるというもの。

ちなみに自販機は1台1万元以上(16万円以上)しますが、電子マネーが普及している中国だからこそ、新たなビジネスがどんどん生まれているのです。

さて、ご紹介する「百鮮GO」華強北店は、地下鉄の華強路駅近くのビル「广博现代之窗大厦」の1階にあります。このエリアは前編でご紹介した深センの電気街として有名なエリア。中心部にはショッピングモールや電気街などがずらりと並ぶ賑やかな場所に位置します。

「百鮮GO」は店舗はご覧のようなつくり。一見、コンビニと言われなければ、何を売っているのか分かりにくいですが、入ってみました。無人コンビニは、冷蔵庫ドアのロックで認証させて、購入するという仕組み。訪れたコンビニでは、飲料水や、冷凍食品などが中心でしたが、コンビニによっては野菜や果物、海鮮類、肉類なども販売していたり、イートインコーナーが設けられています。

今回初めて訪れた無人コンビニ。早速水を購入してみました。店内にはこのように、ずらりと冷蔵庫が並び、すべてのドアにQRコードが貼付されています。

購入の仕方はとっても簡単。まず、スマホのWe Chat Pay(微信)・Alipay(支付宝)でQRコードを読み取って、ドアロックを解除します。

そして、冷蔵庫から商品を取り出します。冷蔵庫のドアを締めたら、取り出した商品を中に設置されているRFID(非接触情報交換タグシステム。香港のオクトパス、日本のスイカのようなICチップ搭載のもの)のICタグリーダーで判別させたら、決済終了!

すべての商品にはRFID タグが貼付されていますので、購入したらすぐにスマホに決済完了通知が届きます。決済完了までほとんど時間がかかりません。とにかくすべての流れが速くスムーズなのに、驚きました。

ちなみにQRコードを読みこんで、冷蔵庫のドアを開けた瞬間に認証するので、購入商品を取り出した後、ドアを閉め忘れすることがないようにしましょう。そうしないと、次に購入する人が簡単に商品を取り出せてしまい、購入者の支払いをすることになりますのでご注意ください。

こうした無人コンビニは現在、中国で広がりを見せています。たとえば、QRコードを読み込むと、商品の詳細情報がわかり、食材などは生産地まで分かるようになっているコンビニも登場。さらに、アプリの支払いだけでなく、顔認証での支払いも導入されるなど、よりスピーディに、より手軽な買い物が実現しています。

簡易決済のメリットだけでなく、店側にとっても、アプリを通した決済は、顧客の消費情報などのデータを入手し、分析に役立ということで、品ぞろえや店舗経営などに大いに役立っています。またIT最大手、アリババ(阿里巴巴)やテンセント(騰訊)は、中国のスーパーや、衣料・雑貨店などの買収を進めており、無人ショップの展開を新たに始めています。将来的には中国では買い物に現金を使用することがなくなるのではないでしょうか。

ドローン市場7割を誇る世界最大手DJIの旗艦店

DJIは深センに本社を置く民生用ドローンと同関連機器の製造会社。商用ドローン業界最大手であり、世界シェアの70%を占めています。2017年の売上高は180憶元(約2900億円)と前年同期比65%増と、大きく成長を伸ばしています。日本では、2016年に長崎県にあるテーマパーク「ハウステンボス」が最初のDJI正規代理店。その後は全国各地に正規販売店を開設しているので、ご存知の方も多いかもしれません。

今回訪れたのは、ウォーターアミューズメントパーク「華僑城欢乐海岸OCT Bay 」にあるDJI旗艦店。場所は、地下鉄9号線深セン湾公園E出口から目の前に位置します。深セン中心街からは車でおよそ30分ほど。

こちらの施設は、レストランやショッピングモール、映画館、散策コースなどが充実。今回は日中に行きましたが、この施設の最大の魅力は夜景を見ながらお食事を楽しんだりして過ごすことです。日夜問わず観光スポットとしても人気のあるエリアです。DJI旗艦店は、このエリアのエントランス付近にあります。2015年12月にオープンしており、店内は、800平方メートルの店舗でDJI全製品の展示と販売が行われ修理も可能です。

私が訪れた日は、デモンストレーションが行われ、夏休みということもあり家族連れの方が多く来店していました。ここでは、他にも子供向けのデモンストレーションも行っているということで、中国では、ドローンが人々の日常生活でとても身近な存在になりつつあるのを感じました。

DJIのドローンの種類は現在、DJIの中でも特に人気が高いPhantom(ファントム)シリーズ(およそ20万円)、Inspire(インスパイア)シリーズ(およそ11万円)、折りたたみが可能で最小のモデルMavic(マビック)シリーズ(およそ40万円)、最も価格が安く、コンパクトで持ち運びも簡単なSpark(スパーク)(およそ5万5,000円)の4タイプ。見て触れて体験できます。

DJIはなぜここまで人気が高いのでしょうか。白を基調とした美しくデザイン性の高い商品お店のスタッフに伺うと、新しい商品を次々とだしていくので飽きさせないことが一番の人気の秘密とのこと。これは従業員の半数以上がエンジニアということもあるので、多くの商品開発が実現可能なのです。こうした企業努力が多くのユーザーを世界にもち、常にファンの支持を集めているのです。

2022年までに2100億円超に成長すると予測されているドローン市場。今年3月にはコマツは1000台のドローンの導入を発表しました。ドローンで取得した地形情報や油圧ショベルなど建機の連携により、現場の省力化や施工の効率化を図ります。

また、ドローンを活用した農業分野では、500億円規模の市場になると見込まれています。労働人口の減少が著しい日本では、こうした問題を補うためにすでに、農薬散布作業や、農作物の生育状況などのモニタリングなどで、ドローンを活用し始めており、今後様々な分野において、ドローンの活躍は大いに期待されています。

スポット 華僑城歓楽海岸 OCT Bay
スポット所在地 中国深圳南山区白石东路8号欢乐海岸
周辺の地図はこちら
店舗名 DJI旗艦店(OCTBay内)
店舗所在地 中国深圳南山区白石路东76号欢乐海岸曲水湾水秀食街-18
営業時間 月〜木、日:10:00-22:00
金・土:10:00-22:30
備考 華僑城歓楽海岸OCT Bay 公式サイト
DJI公式サイト

行列のできる大人気!西北料理レストラン「西貝莜面村」

今回の取材で訪れたのは、深セン市内の華強北エリア内にあるショッピングモール九方購物中心内にある、西北料理レストラン「西貝莜面村 華強北九方店」。西北料理は日本人にはあまりなじみがないのですが、場所は中国西北地方の「甘粛省」「青海省」「寧夏回族自治区」「新彊ウイグル自治区」「陝西省」「山西省」「内モンゴル自治区」地方のことを指します。きしめんのような「刀削麺」を使用とした料理や新疆の羊肉などが有名です。

店内はとっても明るく、まるで洋食屋さんにきたような空間。広々としており、厨房もガラス張りで、料理工程が見える、とても清潔感のあるレストランです。基本的には中国語の対応ですが、片言で英語対応も可能です。

スタッフの皆さんは笑顔で対応し、コストパフォーマンスが素晴らしく丁寧でした。担当してくださった店員の女の子(写真あり)は、WeChatPay(微信支付)でも支払いできますよ、とにっこり。今回はレストランにお店の方イチオシのメニューをオーダーしてみました。

西北料理は今回初めて食べましたが、日本人の口にもあう、さっぱりしたものも多く、羊肉が好きな方には特におススメです。どれもおいしく、個人的にもリピート決定レストランです。

西貝面筋(西北風冷やし中華)36元:約580円

肉夹饃(羊肉入りの新疆バーガー)1個13元:約210円

西貝大拌菜(たっぷり野菜のあえもの)39元:約630円

自制酸奶(自家製ヨーグルト)13元:約210円

張爺爺羊肉汤手工(張おじいさんの手作り羊肉スープ)17元:約270円

店舗名 西貝莜面村(深圳华強北九方店)
所在地 华強北街道深南大道深圳中航九方購物中心四层L405号商铺
営業時間 10:00~22:00
備考 公式サイト

深圳のこうしたIT産業の実態を見にいこうと、ここ数年日本からも多くの企業視察ツアーなどが実施されています。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、外国人旅行者の一段の増加が見込まれているなか、外食業界を中心にキャッシュレス決済を導入する動きが徐々に広がりを見せている日本。今後どのような展開があるのか注目です。

さて、次回は秋から冬にかけての香港のイベント情報をお届けします。四季が日本ほどはっきりしていませんが、10月くらいから湿度が低くなりとても過ごしやすくなる香港。ハイキングなど野外レジャーなどが楽しめる時期が到来します。次回の「香港彩り情報」をお楽しみに!

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