皆さ～ん、タンク満タンですか？「かしこい大家の不動産投資」ブログを運営している鈴木正浩です。
今回は、3月13日に私の地元千葉県旭市で行いました、「かしこい大家」セミナーの模様から、この方も不動産業を行なわれているビリオネアクラブの中島健一さんのセミナー内容を皆さんにお届けしようと思います。
中島さんは、脱サラして不動産業を開始。その溢れんばかりのバイタリティと綿密に分析された手法で、国内をはじめ、フィリピンなど海外でも、不動産投資で大成功を収めておられる不動産投資家です。また、その手法を会員と共有する、ビリオネアクラブを立ち上げ、更なる段階へ上りつめようとしておられます。今回はその中島健一さんの、目の付け所は何なのか？何を見ているのかを、彼のセミナーの言葉から拾いたいと思います。
まず、簡単に自己紹介させていただきます。もともと僕はスーパーマーケットで働いていたお肉の職人です。お肉に関していえばプロなので、牛や豚も解体できます。
今、41歳ですが、33歳から不動産投資を始め、現在保有している不動産は、木造のワンルームマンションで10世帯の物件です。海外にも複数の物件を保有しています。
フィリピンは、ちょっと田舎の土地とコンドミニアムです。バリにはコンドミニアムを1ユニット持っていて、今、他の場所に10戸ほどを造っている最中です。
こうした不動産経営の他に、さまざまな投資案件を手掛けています。いくつか具体的に申し上げましょう。まず太陽光発電で、7月に発電施設を2基購入します。
今年中に5、6基くらいを買う予定です。最近、中古の発電施設が出回っているので、今までのとは少し違った目線で投資したら、面白いのではないかと考えています。
他にはIPO銘柄への投資。10銘柄くらいの入札に参加して、1銘柄当たれば良いくらいのものですが、上手に選んだ銘柄なら、50％程度のリターンが見込めます。ですので、ここにはある程度の資金を入れています。あとはエンタメ事業として、映画制作の一部に協力させていただいております。
フィリピンでは、日本人が経営しているタクシー会社に出資するのと共に、そこから得られた収益の一部で、フィリピン企業の株式に投資しています。海外の複利型保険にも投資しています。いわゆる401kプランのようなものです。日本の貯蓄型保険は非常にローリターンですが、海外の複利型保険だと、あのリーマンショックの時を含めたとしても、現時点で年10％程度の利回りは確保されています。
それと今、個人的にちょっと面白いと思っているのは、宗教法人への投資です。伊勢神宮の前に「合格神社」という、廃れた神社があるのですが、これを買い取り、プロモーションをしてみようと考えています。最近、NHKとフジテレビから、この神社を再生するドキュメントを作りたいというオファーをいただきました。
まだまだあります。フィリピンは不動産投資に加えて美容関連のビジネス、飲食系のビジネスもやっています。カンボジアでは、やはり不動産開発で、ローカルから土地を安く仕入れ、ローカルに分譲で売っています。利益率はだいたい30％程度です。金（GOLD）の裁定取引も、なかなか面白いビジネスです。
金のブローカー連中は、インターナショナルプライスのMAX50％程度で仕入れ、ホールセラーに85％程度で卸し、ホールセラーが95～100％の価格で販売します。これを個人で参入するのは難しいのですが、今、プロジェクトベースにして展開できないかと考えています。
その他には、新業態の飲食店経営、大阪は吹田にあるエキスポランドの観覧車に関連したプロジェクトがあって、その敷地を活用してデジタルサイネージなど、新規事業を展開する予定です。このように申し上げると、皆さん、単に節操無く投資しているように思われるかも知れませんが、これにはちゃんとした意味があります。
僕は不動産をメインの投資先として、そこから得られる家賃を原資にして、他の投資を手掛けています。なぜかというと、不動産投資は非常に効率が悪いからです。不動産取得税や固定資産税、入退去のランニングコストなど、まるでコストのデパートみたいなものです。
しかも、10年後には家賃が下がることも考えられます。こうしたマイナス要因を補うためには、複利の考え方を上手に採り入れた運用手法を考えなければなりません。だから、さまざまな投資、あるは事業を展開しているのです。これが、不動産投資に必要な分散投資の考え方です。最初は不動産投資のみでも、そこから得られる収益を分散させるのです。
