若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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中央銀行介入の竹蓖返し

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米国の第2次大戦後の経済史で最も重要な事件であったのは、実はあまり知られていないが1968年3月の、金二重価格制の採用である。

1オンス35ドルで固定されていた金価格が、国際収支の赤字で60年代後半には何度もドルから金への逃避の動き―ゴールドラッシュ―がみられた。一生懸命ゴールドプールで支えていたが、ついに1968年3月に固定相場が外れ、民間の金取引は、自由価格となった。

金に対するドルの切り下げの開始である。この時に35ドルから放たれた金はいま1350ドルである。そのあとに、全面的に金とドルを切り離したのがニクソンショック(1971年)である。

この1968年3月の日柄は1941年の金利最安値1.87%からの27年目の黄金分割の日柄であった。

その金二重価格制採用から今年は50年目の節目の日柄を迎える。

1968年から米国はインフレが高まりつつあり、その1968年3月のからの13年半(162カ月)の1981年9月に金利は長期金利10年物で15.84%の高値を付け、インフレのピークを見た。

その1968年3月からの40年半(162四半期)の日柄である2008年9月にリーマンショックが起こり、基本的にはデフレ経済に入ったことになる。

2008年の後半、7月に原油が147ドルの天井を付けて暴落を始めている。リーマショックの2か月前に既に原油はデフレ入りを宣言したことになる。

それ以降原油の動きと、米国株式の動きはほぼパラレルである。

ただ天井を付けたのは原油が2008年7月11日であり、米国株式は2007年10月であった。

しかしそののちは2011年5月の高値、2016年2月の安値、昨年8月からの高騰、今年1月26日の高値と美しく軌を一にしている。

今年1月26日はどういう日柄だったかというと、原油が天井を付けた2008年7月11日からの38.2四半期(黄金分割61.8の補数)であった。

原油が天井を付けてデフレ時代の始まりを告げたのに、株式の方は中央銀行の量的金融緩和で、38.2四半期天井を付けるのが遅れたという風に解釈している。

本来原油の暴落で世界のカネは縮小しており、株価は下落するはずなのに、中銀連合による10兆ドルのおカネの印刷で、株価は下がるべきところを急騰した。

しかし本来もうカネは回らないはずであるのに、2008年32兆ドルだった世界株式の時価総額は2017年85兆ドルまで膨らんでいる。

しかしさしもの株価も原油が天井を付けたところから10年目に崩れだしたということであり、それは1968年3月からの50年目でもある。

原油の天井からの10年は黄金分割18度線上を走った時間が10年であり、水平時間に換算すると9.55年となり丁度38.2四半期に該当する。

これからは株価もデフレに協力する形で、本格的なデフレが世界中で進行するだろう。

今度の株価崩壊は一時的な現象ではない。無理をして支えてきた中銀による介入の失敗の始まりである。今度こそは原油のように株式暴落となりそうだ。

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