若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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BREXITの意味する潮流

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BREXITのイニシャルショックはマイナー・コモーション(騒動)に終わろうとしている。しかしその意味するところは重大であり、来年以降のユーロ・ドル急騰局面で、縁辺諸国のユーロ通貨同盟離脱のリスクが一層高まったといえるだろう。

そもそも第2次世界大戦の惨禍を繰り返すまいという決意でつくられたEUはそれ自体人類の英知の産物である。その理想は高く、理念は崇高である。

世界経済が順調に拡大する時代においてはこの人類の英知は、あたかも欧州をさらなる高みへ押し上げるもののように見えた。またその通貨同盟は多くの人々の賛同と称賛を浴びて、一時は準備通貨として米ドルをしのぐとも言われた。

2008年のリーマン・ショックで世界経済が明らかにデフレ時代に突入する中で、今まで隠されていたさまざまの問題点がクローズアップされたが、何よりもデフレに呻吟する中産階級の不満が蓄積しつつあった。

エリート階級が推し進めた人類の英知によるシステムに対する、中流、下層階級の反乱がBREXIT である。もちろん米国におけるトランプ現象もエリートに対する労働者の反乱という意味では同根である。これからの世界は米国を中心にさらにデフレが深化する方向にある。

人類の英知はますます現実世界から遊離して、反知性主義的なポピュリズムがはびこる時代を迎えている。その中で唯一の救いは、ここ30年間世界を席巻してきた新保守主義的な経済政策が明らかに敗北し、リベラルの方向に世の中が進もうとしていることである。

中流、下層階級の怒りや不満が政治に反映される時代になりつつあるということである。強欲経済からの脱却、貧富の格差の是正の方向に世の中は変わっていくだろう。

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