若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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ECBのQE(量的緩和策)で、QEバブルの終焉を迎える

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今マーケットで起こっていることを、クリアーに解説するのは非常に難しい。世界中のマーケットで、債券相場が急落し、金利が急騰した。それが、5月7日で終わり今度は債券相場が上昇、金利が低下し始めた。

8日の米国雇用統計の数字は、特に債券相場の上昇を促すような数字ではなかった。ECBの量的金融緩和が誤った反応を呼び起こし、ドイツの10年物国債は4月17日に0.05%まで低下した後急騰5月7日には0.786%までの金利上昇を見た。8日は0.54%で引けている。

こうした大きな相場のスウィングは市場の誤った見方に基づいている。ECBがQEをやれば、金利が低下し、株価が上昇するという見方である。FRBがQEをやった結果、米国株式は上昇し、金利は低下した。日銀がQEをやれば金利は低下し、株価が上昇した。だからECBがQEをやれば同じことが起こるだろうというわけだ。

そもそもQEなるものの、経済学的な評価はいい加減で、アナウンスメント効果ぐらいしかないのに、それにマーケットが乗っかって、無理やり米国株を押し上げ、日本株もやりすぎのレベルまでやってしまっている。

この中央銀行のまやかしの最後にECBが出てきて、QEをやるという馬鹿げたことをやった。もちろんECBはほかに何もできないので、QEをやった。何もしないわけにいかないのでQEをやったということだろう。それに対して市場はFRBや日銀のQEから、学んで大いに株価を押し上げ、金利を押し下げたということである。

そもそも本源的にはほとんど効果が考えられないQEの化けの皮がそろそろはがれてくるということではないだろうか。米国株高、日本株高、EU株高、円安、ユーロ安、ドル高、こうしたすべてのマーケットトレンドが偽りのQEで毒されてきた。その本当の姿がこれから出てくるということではないか。

FRBが始めたQEバブルがいよいよ崩壊の瀬戸際に来ていることを思わせるマーケットの混乱ぶりである。

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