若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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米中間選挙の結果から見えること

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米国の中間選挙は共和党の圧勝に終わった。

今年改選の上院議員は民主党21人、共和党12人であった。上院議員の任期は6年なので2年ごとの選挙で100人の3分の一ずつが改選になる。今年改選を迎えた議員はしたがって6年前の2008年に上院議員に選ばれた人たちである。

6年前の2008年を振り返ってみると、オバマ大統領が圧倒的な人気で選出された年である。その民主党大統領の人気のコート・テイル(燕尾服の尻尾)に乗っかって、やや弱い候補も民主党というだけで有利な選挙戦を戦うことができたのが2008年である。その頼みのオバマが今回は大不人気だったから、2008年オバマ人気に支えられて当選した人たちが苦戦したのは当然である。

今度の上院選は、2016年、大統領選挙と同時に行われる。2010年にオバマ不人気で共和党が大きく躍進した結果、6年後の2016年に再選を迎える上院議員は共和党23人、民主党11人となり、今度は共和党が必死で議席を守ることを強いられる形になりそうだ。したがって、2016年の大統領候補の人気如何では、また簡単に上院の支配が民主党に戻ることが考えられる。あまり、今回の共和党上院多数に大げさな意味を見つけようとするのは間違いだろう。

さは、さりながら、米国が間違った方向にさらに行こうとしていることは明らかである。巨大な流れが逆転する前に、その前の悪い流れがさらに加速するというのはよくあることである。米国全体では明らかに左向きに政治姿勢が変わりつつあるが、中間選挙の場合は、民主党支持層である、マイノリティーや、若年層の投票率が低く、それが今回の結果の背景の一つと考えられている。

さらなる、金持ち優遇、あるいは財政の切り詰め、法人税のカットなど、害悪を流す政策がこれから推進されようとするだろう。完全に破綻に瀕しているレーガンアジェンダのさらなる追求により、貧富の差がさらに拡大する流れに入ろうとしている。これを妨げる流れは、株式相場の暴落による、貧富の差の是正くらいしか考えられない。

人為の誤りを、神意が株暴落で報いるかどうか。要注目である。

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