若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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年頭に株価を想う

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2013年はこと株式市場に関しては殆どの予想が外れた年であった。誰が日経225の16,000円超えを予想しただろう。

また米国株の20%以上の上昇もおそらくきわめて少数の人しか予想できなかった。昨年の今頃はオバマ増税により、景気の悪化が懸念された上に、さらなる財政支出強制カットを控え、マーケットは弱気派が圧倒的に多かった。

正直筆者も米国株には弱気であった。しかし日本株については強気であった。考えてみると、日本株に強気で、米国株に弱気というのは1990年代のように日米の経済の方向が180度違っていた時には起こりえたが、今のように世界の株式市場がシンクロする時代にはあり得ないことであったかもしれない。

そういう意味で2014年も日米株式はシンクロナイズすると見たほうがよいだろう。そうするとアベノミクス2年目の今年は日本株の加速上昇を見る人が多い。さらに米国経済の上昇も加速するのではないかとみるエコノミストが圧倒的に多い。従って当たり前に見れば今年も株式市場は好調とみるのが一般的だろう。以上の強気の見方は確かに強力で死角がないように見える。

問題は二つあるだろう。

一つは米国株が2009年3月の底から19四半期上昇を続けていることである。今までの相場を振り返ってみると5年が上昇の限度である。20四半期である。従ってこの相場の上昇はあっても3月までである。

もう一つは、SP500 の1,800超え(年末1,848)は1982年のロウ101から計って四半期足で54度線に丁度ぶつかっている。またNASDAQの年末4,176の引けはITバブル天井2000年3月の5,132からの100カ月目から下方に36度線を引いた4,200のレベルに接近している。このラインは強力レジスタンスであり、恐らくそうは簡単に抜けない。

以上から時間(日柄)プライス(値ごろ)の相場の2大要素は強気相場の持続の難しさを示唆している。あとは人気であるが圧倒的に強気相場の見方が多い。日本株も、多くの評論家の見方では死角のない上昇相場との予想が多い。確かに日本株は強そうに見えるが以上の米国株の状況を見るとどうしてもそれほど強気になれない。

今年も筆者の予測が外れるかどうか。株式弱気説は驀進する特急列車の前に身を投げ出すような行為である。賢い人はそういうことはしない。筆者は一種の馬鹿なのだろう。でもやはり株価は下がるように見える。

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