米国の株が底をつけたかどうか。
11月21日のスパイク安値NYダウ7449ドルで底をつけたようにも見える。
SP500は底をつけた形になっているが、NYダウは未だテクニカルに完璧に底をつけたとはいえない。
いずれにせよ、もう一度12月半ばからクリスマスに向けて、もう一度大きく売られる場面がありそうである。
ドル・円の相場の日足で見ると12月9日辺りまでドルは強く、その12月22日辺りまで、ドルが落ちる形になっている。
12月9日へ向けて、チャートに素直に従えば102円超え。(本当にそうなるか自信はない)
その後、米国株急落、それにつられて、ドル・円、クロス・円が急落することになりそう。しかし10月24日の安値90円87銭を抜くような円高はないだろう。
12月6日(土曜日)の午後、エース交易社主催のセミナーで「若林栄四」が講師を務めます。
タイトルは、「若林栄四が語る2009年の為替相場予測」です。
詳細は以下の通りとなっておりますので、皆様是非ご参加下さい。
セミナー詳細
筆者が黄金分割のルールを使って相場予測を行っていることは既に申し上げた。
黄金分割のルールを具体的に体現しているものは正五角形である。
正五角形の内角は108度で内角の合計は540度である。
対角線の持つ角度は36度である。この36度がいわゆるメジャーな黄金分割線で、普通の相場の動きはこの線で規定できる。
しかし相場が荒れている昨今のようなときは、18度が重要である。
相場が急角度に上昇するときは、直角から18度引いた72度の角度で上昇する。つまり底値からの72度で上昇する線がサポートになりながら、上昇する。
下降のときはやはり72度の角度で下降する線がレジスタンスになりながら相場は下降をたどる。
これを、日足でやるときは、工夫が必要である。週足,月足の場合は問題ないが、日足では、角度が狂ってくるのである。
なぜかといえば、相場は土、日も関係なく動いている。ただ土、日は市場が開いていないだけで、日柄は消化しているのである。
したがって上記の黄金分割の角度を当てはめるためには、土、日の分もチャートに入れる必要がある。
つまり一週間7日の横軸を書き、そのうち5日分だけろうそく足を書き、土日はブランクにしておくことにより、より正確に上記のサポート、レジスタンスが働いている状態が把握できるのである。
ユーロ・円の日足で見ると、9月22日の戻り高値156円84銭から72度の角度で下がる線が頭を抑えている。11月21日現在その線は119円60銭前後にある。
この線は土日も下がり続け、24日の月曜日には118円まで下りてくる。
そうすると、相場はそれに抑えられて、さらに一段と下落するか、あるいはそのレジスタンスを上に抜いてくるかである。レジスタンスを上に抜くと9月22日以来初めてこの72度銭を上に抜くことになり、
相当大きな反発が期待できるということになる。
相場観としては来週から相場が切り返すと見ている。
日足の引けが120円でも超えてくると、はっきり上記の72度線を上に抜いたことになるので、それから買っても6−7円は抜ける相場となろう。
このコラムのエッセンスは、土日もブランクのチャートで1週間7日の形を崩さず、1週間を5日に変形させないことが重要である。
ドル・円相場は11月12日の94円台で、2番底を達成したものと考えている。
これで結構2010年の初めぐらいまでドル上昇するのではないかと考える。
これだけのパニック相場だったので、結構大きな底が入ったのではないか。
10月24日の底90円88銭は、1995年4月の大底79円75銭からの黄金分割162ヶ月目(13年半)だったので、ドル下げのマグニチュードが大きかったのではないか。
逆に言うと、その後のドル反発は思ったより大きいということになりそうである。
目先は2月ぐらいに向けて104−5円だと思うが、紆余曲折を経て2010年初めには110円ぐらいまであるのではないか。しかし、もちろんこれはドル下げ相場の中の中間反騰に過ぎない。下げ相場の底は74円に見える。
1995年4月からの次の黄金分割262ヶ月となると、21年10ヶ月なので2017年2月が大きな日柄になりそう。そのときのドル・円相場はどうなっているか。はっきりしていることは、100円よりはるかに円安のレベルにあるということであろう。