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田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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11日の上海総合指数は0.33%高、依然として日柄調整が続く!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

11日(月)の上海総合指数は高寄り後上昇したのですが上値は重く、持ち合い圏を上抜けするほどのエネルギー(売買代金)はありません。

人民元高を好感して製紙が買われたり、卸売物価の上昇を好感して、非鉄金属、石油、石炭などが買われたり、電気自動車、リチウム電池関連を中心とした自動車・部品が買われたりしていて、材料物色は進んでいます。

ただ、銀行が軟調であるなど、大型株が弱い点が少し気になります。

最近の動きを振り返ってみると、825日(金)、28日(月)に大きく上昇した後は、日柄調整が続いています。

20170911A.png

また、11日(月)の創業板指数は0.59%高となりました。

7月中旬を底に回復基調をたどっている創業板指数ですが、9月に入り、相場の強弱判断の分かれ目として使われる200日移動平均線を抜けてきました。先週後半は少し調整した後、この日は少し上昇しましたが、200日移動平均線に沿って緩やかに下げているといった感じです。

ただ、5日移動平均線が先週後半から200日移動平均線を上抜けしており、この日の終値はその5日移動平均線の上方にあります。

依然として上昇トレンドとみてよいでしょう。

20170911B.png

8日(金)には8月の貿易統計が発表されました。

輸出(米ドルベース、以下同様)は5.5%増で、前月と比べ1.7ポイント悪化、市場コンセンサスと比べ、0.5ポイント下振れしました。

輸入は13.3%増で、前月と比べ2.3ポイント改善、市場コンセンサスと比べ、3.3ポイント上振れしました。

人民元高の影響を考慮する必要があるでしょうが、それにしても、輸入は市場コンセンサスを大きく超えており、内需の強さが確認されました。

人民元高は輸出には不利ではありますが、電機製品の価格支配力は高まっています。

ちなみに、2015811日の為替制度改革以来、人民元安が続いた時期が長かったのですが、それが輸出の増加につながったといったこともありませんでした。

貿易収支については4199000万ドルで前月と比べ475000万ドル減少しています。少し減ってはいますが、コンスタントに400億ドルを超えるといった状態が続いています。

20170911C.png

9日(土)には8月の物価統計が発表されました。

消費者物価指数(CPI)は1.8%上昇で、前月と比べ0.4ポイント上昇、本土市場コンセンサスを0.2ポイント上振れしました。また、工業品出荷価格指数(PPI)は6.3%上昇で、前月と比べ0.8ポイント上昇、市場コンセンサスを0.6ポイント上振れしました。

総需要がしっかりしていることや、供給側改革の効果が現れていることなどが確認できる結果となりました。

20170911D.png

株価については、上海総合指数も、創業板指数も少し調整気味となっていますが、利益確定売りのほかは、これといった売り材料は見当たりません。

10月に入ると、2日(月)から6日(金)まで、国慶節のため休場となります。

11日(水)には7中全会、18日(水)に5年に一度の共産党全国大会が控えています。

緩やかな上昇が続くといった見通しに変わりはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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本土市場、投資家心理の改善続く!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

本土企業中間期業績16%増益、下期も好調持続!!

8月31日、本土企業の中間決算が出そろった。Wind資訊データによれば、上海、深セン上場A株3344社合計では19.85%増収、16.37%増益であった。

2013年から2017年までの上期の状況だけを比べてみると、増収率は順に8.69%、6.12%、▲0.70%、1.56%、19.85%であり、増益率は11.02%、9.74%、9.37%、▲4.86%、16.37%である。

中国の上場企業の場合、石油2社、銀行の売上高、利益が突出している。石油2社の売上高は全体の11.8%、銀行の利益は全体の46.4%を占める。
これら2セクターを除くと増益率は、順に7.57%、9.55%、29.80%、▲8.66%、26.37%となる。どちらの増益率で比較しても、過去五年間で今中間決算は1、2を争う好業績と言えそうだ。

上場先別で増益率(かっこ内は2016年中間期増益率)を比べてみると、上海A株は14.37%(▲6.87%)、深セン・メインボードは29.82%(▲6.27%)、深セン・中小企業板は23.19%(12.37%)、深セン・創業板は6.19%(48.23%)であった。
創業板指数の株価が上海総合指数や中小企業板指数と比べて弱いことと整合性が取れる結果である。

28セクターの内、増益率の高い方から順に10セクターを挙げると、
採掘が4562.60%、鉄鋼が417.00%、建設材料が118.95%、非鉄金属が110.78%、電子部品が63.33%、機械設備が61.03%、化学工業が54.85%、軽工業が49.80%、交通運輸が39.26%、不動産が25.35%である。
一方、減益セクターが3つある。公共事業が▲35.27%、農林牧魚が▲27.22%、パソコンが▲22.43%である。そのほか、銀行は4.92%、非銀行金融(証券、保険など)は3.88%、自動車は9.74%、通信は12.64%などであった。

高い増益率を達成したセクターを見ると、供給側改革の影響を受けたところが多いことに気づく。

3月に実施された全人代活動報告では、今年の経済運営方針を貫くために把握しなければならない点として、

最初に「穏中求進(安定の中で長期的な改革の前進を求める)」を挙げているが、次に、「供給側改革を推し進めることを持って、"主線(大きなアウトライン)"とする」と示している。

「供給側の構造改善を主要な目標とし、政府機能を簡素化し、減税を行い、民営企業に対して参入障壁を緩和し、新産業の勃興を鼓舞し、引き続き末端の経済主体の活力を高め、効果のない供給を減らし、有効な供給を拡大し、
さらにしっかりと市場のニーズに合わせ、潜在的なニーズを引き出す」としている。

上半期はこうした政策に従い、石炭、鉄鋼、非鉄金属、製紙、化学工業など、供給過剰産業、環境汚染の激しい産業について、遅れた設備の破棄を押し進め、生産量を抑えるといった、昨年から行われている政策を更に徹底させた。

活動報告の内容に話を戻すと、三番目に総需要を適度に拡大させ、その有効性を引き上げるとしている。つまり、政府の需要拡大策が実施されており、道路、鉄道、水利、環境工事などの固定資産投資が活発となっている。
7月累計で道路、鉄道などが中心となる交通運輸・倉庫・郵政事業は15.3%増、水利、環境、公共施設などは24.7%増と全体の固定資産投資の伸び率である8.3%増を大きく超えている。

供給側改革によって、エネルギー、素材、化学工業製品など川上製品の供給が絞られた上に、政府の需要拡大策によって数量が増加、価格が上昇した。
また、資本財の需要も増加した。そのほか、モバイルインターネット革命によって中国の電子部品の生産が構造的に増えている。これが企業業績から見た上期の中国経済の状況である。

ここで、1点だけ、付け加えておきたいことがある。日本のマスコミでは、「5年に1度の共産党の人事を決める共産党大会が開かれるがそれに向けて共産党は景気を刺激している。
10月18日に行われる予定であるが、それを過ぎると、これまで無理に景気を刺激してきただけに、その反動が出る」などといった説明が頻繁にみられる。これは少々言い過ぎであろう。

まず、需要拡大策は実施されているが、これは今年に始まったことではない。2012年後半あたりから、ずっと続けられている政策である。
交通運輸・倉庫・郵政事業、水利、環境、公共施設の固定資産投資の伸び率を見ると、細かい上げ下げはあるが、ずっと高水準が続いており、今年が突出しているわけではない。
固定資産投資全体の伸び率を見ると、現段階では昨年よりも少し高い程度であり、2012年から2015年までの伸び率と比べると低い。

今年は、これまでと違って、供給側改革などの産業構造改革を徹底させており、金融面では緩和ではなく、中立的な政策に戻している。共産党は決して無理に景気を引き上げようとしているわけではない。
インフラ投資が景気を拡大しているというよりも、供給側改革が進展したことで、景気が拡大しているとみた方が良いだろう。

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共産党大会後の景気後退は杞憂である。

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4日の上海総合指数は0.37%高、日柄調整が続く!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。4日(月)の上海総合指数は高寄り後上昇したのですが、上値は重く、なかなか大きな上昇トレンドが出てきません。

終値ベースでは20151231日以来の高値更新となり3379.58ポイントで引けていますが、場中ベースでは91日の高値を超すことができませんでした。

買われたセクターは、石炭、鉄鋼、非鉄金属、新素材といった供給側改革関連や、秋のシーズンを前に旅行関連が大きく買われました。また、ドル安から金(ゴールド)が買われたり、国産ソフトウエア、リチウム電池といった小型材料株などが買われたりしています。

売買代金は高水準を保っており、地合いは悪くありません。

先週の動きを振り返ってみると、828日(月)に0.93%上昇した後は、狭いレンジでの売り買い交錯が続いています。

20170904A.png

また、4日(月)の創業板指数は0.98%高となりました。

7月中旬を底に回復基調をたどっている創業板指数ですが、ついに、中期的な相場の強弱判断の分かれ目として使われる200日移動平均線に到達しました。一気に上抜けするようだと、全体相場に弾みが付きそうです。

20170904B.png

上海総合指数は、1週間の日柄調整を抜けようかといったところです。

国家統計局、中国物流購買聯合会は31日、8月の製造業PMI51.7であったと発表しています。

7月の51.4と比べ0.3ポイント高く、ロイターの市場コンセンサスである51.3と比べ、0.4ポイント上回っています。

国家統計局サービス業調査センターの趙慶河シニアエコノミストは、8月の要点として、(1)需給共に改善傾向が続いていること、(2)国内市場が好調であることから、輸入が上向いていること、(3)装備製造業が高成長を保っており、製造業のレベルアップが進んでいること、(4)構造調整が不断に進んでおり、伝統的産業の経営状況が好転していることなどを挙げています。

また、31日は上海、深センA株企業の中間期業績が出そろういました。結果はここ5年間で最も良い19.85%増収、16.37%増益を記録しています。こうしたファンダメンタルズの良さを示す材料があったにもかかわらず、市場は反応しませんでした。

マクロ、ミクロ、政策、テクニカルいずれも、株式市場にポジティブな方向に働いていますが、金融面だけが、銀行間市場金利を見る限り、やや引き締め気味の状態となっています。

共産党は、バブルを防ぎ、経済、金融を安定させる方針を明らかにしています。上海総合指数はゆっくりとしたスピードでの上昇が続くだろうと予想しています。

 

 

 

 

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共産党全国代表大会に向けて株価は上昇へ!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

上海総合指数、待望の3300ポイント超え達成!!

上海総合指数は8月25日、待望の3300ポイントを大きく超えて上昇、2016年1月6日以来の高値を更新した。3300ポイントは2016年1月の大崩れからの戻り相場において、厳しい上値抵抗ラインとなってきた。
2016年11月下旬、2017年4月中旬、8月上旬と、過去3回に渡って上昇を阻まれてきた。それだけに今回のブレークアウトはテクニカル的には大きな意味を持つ。

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少し細かくこの日の上海総合指数の動きをみると、寄付きはやや高寄りしたが、特別な買い材料があったわけではない。
しかし、そこからきれいな上昇トレンドが出ており、全面高の展開となった。石炭、石油、鉄鋼、非鉄金属、製紙、証券、銀行、通信、化学製品、物流、食品加工などが大きく買われている。

一方、売買代金はそれほど多くはない。上海市場の売買代金は2271億元で前日よりは400億元ほど増えてはいるが、8月上旬と比べると少ない。
例えば、8月4日の2856億元と比べれば、約600億元少ない。戻り売りがそれほど出てこない中で、少し薄めの買いで、難なく強力な上値抵抗線を突破したのである。

なぜ上昇したのだろうか?朝の段階では、マーケットコメントを書くのに苦労したぐらい、材料がなかった。気になったのは聯通に続き今後、テスト企業の混合所有制改革案が集中的に発表されるだろうといった話題ぐらいである。
改革は、"電力、石油、天然ガス、鉄道、民航、電信、軍需"など7つの領域で先行して行われるので、これらのセクターが買われるのかなと思ったぐらいである。
引け後の市場関係者たちのコメントを見ていても、特別な好材料で買われたといった説明は皆無である。


上昇したセクターに特徴はないだろうか?供給側改革関連、金融あたりが目立つ。前者は改革の進展への期待が高まったということ、金融、特に証券は相場の先行きが好転したということが考えられる。

誰が買っているのか?この点が最も気になるところである。スペキュレーションに過ぎないが、やはり、社会保障基金、証券金融、SWFといった国家隊や、保険会社、証券の自己売買部門あたりが相場をけん引しているのではないかと考えざるを得ない。

24日(前日)は、薄商いの中、前場は上値が重く、大引けにかけて崩れかけている。テクニカルに見る限り、一旦調整しそうなチャートである。しかし、それが持ち合いや値固めを経ないで、いきなりV字回復である。
何か外から大きな力が加わらない限り、こうした動きにはなりようがない。

中国の証券市場は零細投資家が中心で、それに大小様々なファンド、機関投資家が加わり、形成されている。零細投資家は、自らトレンドを生み出すことはほぼない。基本的に上がれば買いに出て、下がればすぐに売る。受動的な投資家である。
ファンドについては、小さい規模の、いわゆる私募ファンドはテクニカル分析を中心とした短期売買がほとんどだ。規模の大きい公募ファンドなどについては、投資スタイルは様々だが、競争が厳しく、運用者はどうしても短期の結果を求める。
ボトムアップでファンダメンタルズをしっかり分析し、腰を落ち着けて投資をするといったスタンスでもない。唯一、そういった運用をしそうなのは、QFII、保険会社や、社会保障基金、SWFなどの国家隊である。

2015年前半の急騰急落局面で、当局は先物取引を厳しく取り締まっている。その後も先物市場は厳しく監視されたままである。共産党は先日、関連の通知を発布、金融検査業務の改善策を発表している。
それによれば、「証券先物の犯罪に対する懲罰を強化し、株式、債券発行に関する詐欺、ディスクロージャー違反、重要情報の開示漏れ、インサイダー取引、内部情報の漏洩、未公表情報を利用した取引、証券先物市場操作など、
証券先物市場の秩序を破壊する犯罪などを厳しく取り締まる」としている。先物市場への警戒感は強い。

先物による売り仕掛けは事実上できなくなっている。しかし、その分、国家隊やその意思を汲む機関投資家が先物を使って、全体の株価を上昇させるようなことが行われているのかもしれない。

5年に一度の人事を決める共産党大会が秋に開かれるが、下期の最重要方針は景気、金融市場ともに安定させることである。そうしたことを当局が"忖度"しているかもしれない・・・。

上海総合指数以外では、上海深セン300が2016年1月の暴落を乗り越え、暴落前となる2015年12月下旬の水準を取り戻している。上証50はもっと強くて、2015年の急騰急落後の戻り高値である11月の水準を超えている。
一方で、中小企業板指数は2016年1月急落の回復途上、創業板指数は2016年の暴落後の長い低迷をようやく抜けきれるかどうかといった状況である。

本土株が力強い上昇相場を形成できるかどうかは、中小型株の回復にかかっている。それには、成長株の業績の伸びが高まることが重要である。
供給側改革、混合所有制改革、PPP案件の加速など、経済の質、安定性を高める政策だけでなく、戦略的振興産業の発展戦略の推進など、成長戦略の強化が待たれるところだ。

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28日の上海総合指数は0.93%高、大幅続伸!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。28日(月)の上海総合指数は高寄り後大きく上昇、前場の段階で1.31%高まで買われました。ただし、その後は高値圏での売り買い交錯となりました。

先週は大きな変化がありました。21日(月)は0.56%上昇、22日(火)は0.10%上昇したが、23日(水)は0.08%下落、24日(木)は0.49%下落しました。

この時点では一旦、調整するのかなと思ったのですが、しかし、25日(金)は一転、1.83%急騰、終値は3331.52ポイントとなり、待望の3300ポイントを大きく上回って引けました。

抵抗線を大きく超えたことで、投資家の間で安心感が広がり、それが28日の続騰に繋がったとみています。

20170828A.png

また、28日(月)の創業板指数は1.65%高となりました。

7月中旬を底に回復基調をたどっている創業板指数ですが、8月中旬は軽い押し目を形成していました。しかし、28日の急騰で、200日移動平均線を試す動きとなっています。

20170828B.png

上海総合指数は、25日(金)、28日(月)と2日間、急騰したことで3300ポイントの上値抵抗線を一気に突き抜けています。

昨年11月末、今年4月上旬、8月上旬と3回に渡り、はじき返されてきた価格帯を飛び越えたことで、上昇に弾みがつくことでしょう。

先週も触れましたが、4月上旬と8月上旬の押し目は300ポイント弱でしたので、今回の目標は3600ポイントあたりと考えています。

2日間の急騰局面で、何か特別な材料があったかといえばそうではありません。

強いてあげれば、足元の企業業績が良いことぐらいです。

証券時報の集計によれば、20176月中間期の純利益は、827日夜までに発表された本土上場A株企業2194社合計で、25.6%増益でした。

全体の71%に当たる1560社で利益が前年同期よりも増えています。

石炭、鉄鋼、非鉄金属、化学工業、エンジニアリングといった景気循環によって業績が左右されるシクリカル銘柄の利益が大きく増えています。

供給側改革の結果、一部のエネルギー、川下製品の供給量が減り、価格が上昇したことが要因なのですが、この部分だけを見れば、景気回復の初期段階のようでもあります。

7月に入って、企業業績は少し鈍化しています。

国家統計局が827日に発表した7月の全国一定規模以上工業企業利益は16.5%増で、6月と比べ増益率は2.6ポイント下落しています。

ただし、7月の減速は、北方以外の地域で猛暑となったことで、企業が休暇を増やしたこと、生産を停止したことなどが影響していて、景気が腰折れしたわけではなさそうです。

企業業績がしっかりとしている中で、政治面では共産党の人事を決める5年に1度の共産党大会が秋に開かれます。経済の安定が求められる中で、株価が下落すれば、社会保障、保険会社、SWFなどの買いが入るといった安心感があります。

この秋は久しぶりの上昇相場がみられそうです。

 

 

 

 

 

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