たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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6日の上海総合指数は0.01%安、後場に入り売りに押される!!

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中国株投資家のみなさん、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

6日(月)の上海総合指数は僅かに安寄り後、すぐに戻し、前場は強い動きとなりました。

しかし、後場に入ると売りに押され始め、大引けにかけて少し戻したのですが、結局、先週末比マイナスで引けました。

終値は0.01%安の3083.41ポイントで、値幅自体は小さいのですが、2日続落となりました。

セクター別では、石油開発関連、金関連、国防軍事、メディア、自動車部品、新材料、化学、ガス・水道などが買われました。

一方、空港・空運、港湾、道路・鉄道輸送、旅行、銀行、不動産などが売られました。

20200106A.png

6日(月)の創業板指数は1.30%高となりました。

出来高を伴って上げています。

引き続き昨年来高値の更新が続いています。

20200106B.png

6日(月)の上海50指数は0.70%安となりました。

こちらは上の2指数と比べ、上値が重くなっています。

20200106C.png

6日(月)の相場付きを整理すると、小型材料株には相変わらず強い買いが入っている一方で、大型株が売られています。

セクターでは、石油開発、金(ゴールド)、軍事関連が買われ、空運が売られています。

これらの点に注目すれば、この日の上海総合指数は外部要因で売られたことが明らかです。

アメリカ国防総省は2日、イラン革命防衛隊の精鋭組織であるコッズ部隊のカセム・ソレイマニ司令官を空爆によって殺害したと発表しました。

これに対してイランの最高指導者であるハメネイ師は3日、ツイッターでアメリカへの報復攻撃を警告しました。

トランプ大統領は4日(土)、イランがアメリカ人やその設備を攻撃すれば、イラン関連の52カ所を標的として攻撃するとツイートしています。

これに対してイラン側は5日(日)、軍事施設を攻撃すると発言しています。

中東情勢の緊迫化がグローバル市場でも大きなリスクとして意識されています。

この日の東京株式市場では日経平均株価は1.91%下落、451円76銭安の23204円86銭で引けています。

東京市場と比べれば、上海市場の下げはごく小幅なものに留まっています。

中国の王毅外相は4日(土)、イランの外相と電話会談しており、武力行使を行ったアメリカを批判しています。

中東湾岸地域の平和と安全を守るために建設的な役割を果たすと述べています。

中国、イランの関係は親密であり、軍事的な紛争が起こる可能性はないでしょう。

そうした見方は本土投資家たちの投資行動に反映されており、彼らが売り買いの主体となる創業板指数は6日(月)、出来高を伴って上げています。

この日の上海総合指数の下げは、グローバル機関投資家の地政学・政治的リスクの高まりによる売りに押されたことが原因だとみられ、上海総合指数は今後、この影響で押し目形成となることはあっても、サプライズの沈静化とともに、海外資本の流出の影響は限定的となり、本土投資家の旺盛な買いが支えとなって、上昇トレンドが維持されると予想します。

もっとも、11月の大統領選挙が近づくにつれ、その情勢次第で、トランプ大統領は何をやり出すか予想が付きません。

残念なことに、トランプ大統領が相場を引っ掻き回すといった状況は今年も続きそうです。

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