中国株投資家のみなさん、こんにちは。
21日(木)の香港ハンセン指数は安寄り後、一方的に売りに押されるようなことはありませんでした。
硬直した相場が続き、終値は1.57%安の26466.88ポイントで引けました。
21日(木)の中国企業指数は1.59%安となりました。
参考として、2019年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
21日(木)の香港ハンセン指数は、大幅安で寄り付いた後、ボラティリティが少し高かったのですが、それも収まってしまうと、大引けまで膠着した相場となりました。
前日のNYダウは0.4%安となりました。
米中貿易協議の部分合意の時期について、来年にずれ込むかもしれないとホワイトハウスに近い関係者などが明らかにしたようです。
ロイターの記事が悪材料視されました。
また、アメリカ議会上院は19日、アメリカ政府に対して、中国が「一国二制度」を守っているかどうか毎年検証を求める「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決しました。
下院では既に可決されています。
今後、トランプ大統領が、それを認めれば、正式に法案が成立することになりますが、これに対して中国政府は強く反発しています。
米中関係の悪化懸念が悪材料視されました。
NYダウ指数の下落幅自体は小さいのですが、いずれの悪材料も、香港市場にとって影響は大きく、それが寄り付きから大きく売られる要因となりました。
ただ、11月中旬の急落時の安値である14日(木)場中で記録した26203.97ポイントを切ることなく、少し戻しています。
前者については延期になったわけではありません。
後者については、トランプ大統領は景気への影響を考慮して認めない可能性が強いと思われます。
下値は堅いのではないかとみています。
NYダウ指数は20日(水)には続落となりましたが、場中ベースでは19日(火)に過去最高値を更新しています。
グローバル投資家は高い資金流動性を背景にリスク許容度を高めています。
香港デモの問題が鎮静化した段階で、しっかりとした上昇トレンドが出ると予想しています。