たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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5日の上海総合指数は1.62%安、人民元安で資金流出!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

5日(月)の上海総合指数は安寄り後、上値は重く、後場に入ると売りに押される展開となりました。

終値は1.62%安の2821.50ポイント、2月22日以来の安値を付けています。

日足チャートは安値引けとなり、かろうじて200日移動平均線あたりで止まっています。

セクター別では、金(ゴールド)関連、トウモロコシ、大豆、種苗関連、人民元下落で恩恵を受ける銘柄などが上昇しています。

一方、保険、空港・空運、白酒関連、飲料、石炭、不動産などが売られています。

20190805A.png

5日(月)の創業板指数は1.63%安となりました。

日足チャートを見る限りでは、直近の安い所となる7月22日を上回っており、3指数の中では唯一、崩れていません。

20190805B.png

5日(月)の上海50指数は2.01%安となりました。

日足チャートは窓を開けた状態の陰線が立っており、7月中旬の安値を大きく下回って下げています。

20190805C.png

5日の人民元基準値は1ドル=6.9225元で前日よりも、0.0229人民元安で設定されたのですが、人民元対ドルレートは場中ではさらに人民元安が進み、5日19:00時点では、最安値では一時7.0499を付けています。

本土市場関係者は、1ドル=7元を強く意識してきました。

中国人民銀行は、為替レートがこれよりも元安方向に振れることを避けるだろうと多くの市場関係者、投資家は見ていました。

それは、米中貿易戦争が激化する中、人民元安で制裁関税の効果を小さくしているよう誘導しているのではないかといった疑い(?)をかけられたくないからです。

トランプ大統領は中国が為替操作していると批判しており、それを助長しかねません。

アメリカが中国を為替操作国に認定したとすれば、アメリカは中国に対して人民元の切り上げを迫ることになるでしょう。

それに応じなければ、制裁のための関税が課せられることになります。

世界の貿易量で、1位、2位の国家の間でこのようなことが起これば、自由貿易体制は崩壊しかねません。

世界経済全体に大きな下押し圧力がかかりかねない状態です。

ファンダメンタルズの影響をより大きく受けやすい香港ハンセン指数は2.85%安、韓国総合指数は2.56%安、日経225指数は1.74%安、台湾加権指数は1.19%安とアジアの主要株価指数は軒並み大きく売られています。

本土市場の動きに戻ると、金関連、輸出関連の繊維など、人民元安で恩恵を受ける銘柄が大きく買われています。

これを見ればわかる通り、人民元安はきっちりと材料視されています。

ただ、マクロで見れば、米中貿易戦争がさらに激化するリスクが高まること、欧米機関投資家は人民元安を嫌い、資金を流出させること(株、人民元を売ってドルを買うこと)、投機筋が同じく資金を流出させることなどから、中国の金融市場にとっては大きな影響があるでしょう。

ただ、海外の投資家たちが心配しているような中国初の金融危機が発生する可能性はほぼゼロだと考えています。

中国人民銀行は「資金流出が大きいので人民元安が進んでしまう、それを止めるために一生懸命市場努力していますよ」というようなスタンスで国際的に人民元為替レートの動きを説明していますが、中国から資金を流出させるのは簡単ではありません。

外国人が良く知らないだけで、中国人民銀行の資金管理は厳重です。

中国人民銀行が望まない資金流出が見つかれば、規制にかかることを理由に全額没収のリスクが極めて高く、案件(あるいは金額)次第では禁固刑を受けることになるからです。

法律を犯してでも資金を流出させる投機家がいるところがまた中国の凄いところですが、それは金融を破綻させるほどの量にはならないということです。

外貨準備が十分かどうかの話も同様だと考えています。

ですから、中国人民銀行は止めるつもりになれば人民元安を止められたものを、止めなかったと考えるべきでしょう。

そうであれば、米中貿易戦争はエスカレートすると予想せざるをえません。

ここしばらくの間、中国人民銀行がどういう水準の基準値を発表していくのか、アメリカの3000億ドル相当の中国からの輸入品に10%の追加関税をかけるなら、10%程度の人民元安が一つのメドとなるでしょう。

トランプ大統領が再選を目指す以上、それを阻止すべく、中国側も徹底抗戦するつもりなのかもしれません。

ボクシングで言えば、アメリカがどんどん前に出てくるところを、これまで中国は逃げていたのですが、方針を変えて、足を止めて打ち合いに出ようとしているといった感じです。

どちらかがノックアウトするまでバトルは続くのでしょうか。

今週の本土、グローバル市場は大荒れとなりそうです。

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