たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

ホームページ

メルマガ

【週刊中国株投資戦略レポート】

相場の流れや注目銘柄など、実践で活用できる価値ある情報をご提供しております。

発行:GLOBAL LINK ADVISERS(有料)

詳細ページ

メルマガ

【中国株投資レッスン】

投資に関する知識はもちろん、中国香港の旬な話題も取り上げています。

発行:まぐまぐ!(無料)

詳細ページ

レポート

【マネックス証券中国レポート】

マネックス証券中国株取引欄にて、毎月中国レポートを配信。投資戦略や注目の5銘柄などを紹介しております。

発行:マネックス証券(無料)

詳細ページ

書籍

リンク用バナー

当ブログはリンクフリーです。
バナー画像はこちらをお使いください。

トレトレブログ

トレトレおすすめブログ

米中貿易紛争激化、下値不安高まる!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

5月の経済統計は貿易を除き下振れ!!

5月の経済統計が14日、出揃った。生産、設備投資、消費の伸び率は前月あるいは前月累計の伸びを下回っており、市場予想に対しても下振れした。
貿易だけが堅調であり、輸出の伸びは横ばいながら、市場予想を上回り、輸入については、前月、市場予想ともに上回った。

順を追って詳細をみると、まず、鉱工業生産は6.8%増で、前月と比べ0.2ポイント低く、市場コンセンサスと比べ0.1ポイント下振れした。ただし、伸び率の水準自体は、2015年、2016年と比べれば、まだ、ほぼ上回っている。
底割れしているわけではない。品目別の生産量については、エチレン、原油加工量、セメントなどの伸びは鈍化しているものの、発電量、鋼材、非鉄金属、乗用車の伸びは高まっている。

20180621_tashirokoukougyou.png
一方、全国固定資産投資(累計)は6.1%増で、前月(累計)と比べ0.9ポイント低く、市場コンセンサスと比べ0.9ポイント下振れした。単月の推計値でみると3.9%増にすぎない。
手元には2005年以降のデータがあるが、累計でも単月でも、この十数年で最も低い水準となっている。

20180621_tashirokotei.png

項目別にみると、インフラ設備(累計)が9.4%増に留まっており、前月(累計)と比べ3ポイントも鈍化している。先月もレポートで触れたが、PPPプロジェクトに対する審査が厳しくなっている。
マクロ政策として重大なリスクを予防し解消するといった方針のもとで、既存案件について厳しく精査し、違法なインフラ投資があれば停止させる一方、新たな投資の審査を厳しくしている。
インフラ投資の主体となる地方政府に対しては、ロールオーバーを除き、起債を厳しく抑制している。結果的に当局の政策によってインフラ投資が鈍化、それが全国固定資産投資の伸びを歴史的な低さに押し下げている。

金融統計をみると、5月末のM2伸び率は8.3%で前月末と同じ。5月の人民元新規貸出純増額は1兆1500億元で前年同月を405億元上回ったが、社会全体の総融資純増額は7608億元で前年同月を3023億元下回っている。
両統計の差は、銀行勘定ではオフバランスとなる理財商品などが縮小していることによるものとみられる。当局は、景気に対して配慮することなく、構造問題の解消を進めており、そのために結果的に金融が引き締め気味となっている。

全国固定資産投資全体に関して明るい点を一つ上げるとすれば、製造業の投資(累計)は5.2%増で前月(累計)と比べ、0.4ポイントほど高まっている点である。
自動車(新エネルギー)、PC、通信などに代表されるハイテク製造業、ハイレベル機械設備製造業の投資がそれぞれ9.7%増、8.2%増となっており、前月(累計)と比べ順に1.8ポイント、0.3ポイント伸び率が高まっている。
製造業全体のレベルアップが進んでいる。

消費についてみると、5月の小売売上高は8.5%増で前月と比べ0.9 ポイント低く、市場コンセンサスと比べ1.1ポイント低かった。こちらも、2005年以降の統計では最低となっている。
この点について国家統計局は、昨年は5月中に3日間の端午節休暇があったが、今年は6月にずれ込んだ。その影響が出た。さらに、7月1日より、自動車や一部の日用品について税率が下がることから、消費者による買い控えが起きたなどと説明している。

20180621_tashirokouri.png

貿易を見る限り、輸出(米ドルベース、以下同様)は12.6%増で、前月(ただし、今回の修正値)と同じ、市場コンセンサスと比べ2.6ポイント上振れした。輸入は26.0%増で、前月と比べ4.5ポイント増加、市場コンセンサスと比べ7.3ポイント上振れした。
その結果、貿易収支は249億2000万ドルの黒字で、前月と比べ33億8000万ドル増加した。貿易統計からみる限りでは、外需、内需とも好調だ。

20180621_tashiroboueki.png

トランプ政権は15日、予定通り、輸入額500億ドル相当の中国製造業2025関連の技術を含む重要工業技術を有する中国からの輸入製品に対して25%の追加関税を課すと発表し、その製品名簿を発表した。
輸出自体が禁止されるわけではない。追加関税の一部は価格転嫁できるだろう。また、中国側による報復関税の効果、為替による調整などもあるとみられ、経済全体に与える一時的な影響はそれほど大きくないだろう。

とはいえ、中国はアメリカと同じ程度の報復を行うと発表しており、それに対してアメリカがどのような対応をするのかわからない。報復の応酬になるようであれば、米中ともに経済に与える影響は大きいだろう。中国側の反応に注目したい。

 -------------------------------------------------------------------------------------------------------

『メルマガ:週刊中国株投資戦略レポート』
相場の流れや注目銘柄など、 実戦で活用できる情報をお求めの方にオススメ!
発行:GLOBAL LINK ADVISERS (有料
詳細はこちら
 
 
『書籍:中国株二季報2018年春号』
中国株投資には必読の一冊。
中国・香港上場企業の最新情報がまとめられた、 最強のデータブック!
詳細はこちら
 
 -----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
トレトレ会員登録でもれなく3mBTCプレゼント!
300円相当ビットコインプレゼント
アメジスト香港特別セミナー 期間限定で動画公開中!
動画セミナー無料配信中!
アンケートに答えて500円相当のビットコインをゲット!
HSBC香港活用マニュアルセット
CCM香港 海外法人設立Wキャンペーン
トレトレ会員無料登録はこちら
トレトレLINE@公式アカウント登録
トレトレ公式facebookページ
TRADETRADE Twitter
香港ポスト
マカオ新聞
ビットコイン研究所

最近のブログ記事

月別アーカイブ

▲ TOPへ戻る

スマホサイトを表示